猫との距離を縮めるインテリアと心のケア:里親になった子猫がなかなか慣れてくれない

お世話になります。先日オスとメス1匹ずつのきょうだいの里親になりました。3ヶ月程度の子たちで、元野良です。ちなみにメスはたぶん三毛、オスはたぶんサバトラ白です。うちにきてから4日ほど経ち、メスの子は私を見ても逃げなくなりご飯を用意すればキャットタワーにきてくれるようになりました。(保護主さんから高いところで食べさせると安心するかも、と伺いキャットタワーの上の段で食べさせていました)昨日も私が夜中に目が覚めたときにネコの気配を感じ、寝たふりをしてみたらメスの子がベッドに登ってきてくれて、くんくんとにおいを嗅いで手に何度か猫パンチをしたあと去っていきました。キッチンに私がいてもリビングでおもちゃを使って遊んでいるのも最近見ました。問題はオスのほうで、私が同じ部屋にいるときには絶対に私から目を離しませんし、体をゆったりとリラックスさせていても私の姿を見ると香箱座りのように身構えてしまいます。ネコ社会では目を合わせ続けるのは喧嘩を売っているようなものとネットで見たので目を合わせないようには気をつけていますが、もしかしてオスの方にはもう敵として見られてしまっているのかも・・・と不安です。自宅は1LDKで、猫ふたりはほとんどリビングにいるため私はできるだけ寝室にいるようにしています。まだ新しいおうちに来て1週間も経っていませんし、新しい環境で知らない人がいて…とまだまだ警戒するのもわかりますから、急いで仲良くなろうとは思っていません。トイレも問題なくしてくれているし、ご飯を持っていっても食べてはくれませんが、仕事から帰ると空になっているのできっと食べてくれているのでしょう。(メスのほうが食べてしまっている可能性も否めなくはないですが)ゆっくり仲良くなれればよいなとは思っていますが、このままストレスで体調を崩したりなどしないか心配です。ただ私がいなければ二人で遊びまわっているようですので、少しはオス君も慣れてきているのかな・・・?と前向きにはとらえています。できるだけ同じ部屋にいたほうが良い、警戒していておもちゃに興味すら示さなくてもじゃらしを振ってみると良い、などのアドバイスや、同じように里親になられた方で子猫が慣れるまでどれだけ時間がかかったかなどお教えいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

元野良猫のオス猫が警戒している理由と解決策

3ヶ月の子猫とはいえ、元野良猫であるオス猫が人間を警戒するのは当然のことです。新しい環境、知らない人間(あなた)の存在、そして狭い1LDKという空間は、彼にとって大きなストレス要因となっています。メス猫が比較的早く慣れてきたのは、性格や過去の経験による個体差が大きいことを示しています。オス猫があなたを「敵」と認識している可能性は低いですが、強い警戒心を持っていることは間違いありません。

猫の警戒心を解くための具体的なステップ

1. 安全な空間の確保:猫にとって安全で落ち着ける場所を作るのが最優先です。

  • 隠れ家を作る:段ボール箱、猫用ハウス、キャットツリーなど、猫が自由に隠れて休める場所を用意しましょう。グレーの落ち着いた色のハウスは、猫の落ち着きを促す効果があります。
  • 静かな場所を確保:猫が落ち着いて過ごせる静かな場所を確保しましょう。寝室を猫と共有しないようにしているのは良い判断です。ただし、完全に隔離するのではなく、ドアを開けておくなど、猫が自由に移動できる状態を保つことが重要です。
  • フェロモン製品の活用:フェリウェイなどのフェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。プラグタイプのものをリビングに設置すると効果的です。

2. 距離を置く:猫があなたに近づくまで待つことが大切です。

  • 無理強いしない:猫に近づきすぎたり、触ろうとしたりせず、一定の距離を保ちましょう。猫が自ら近づいてくるまで待ち、猫が逃げ出さない程度の距離でゆっくりと過ごしましょう。
  • 視線を合わせない:猫は、人間の視線を威嚇と感じる場合があります。猫と目が合った時は、視線をそらし、ゆっくりと瞬きをしてみましょう。これは猫同士のコミュニケーションで、安心感を伝える効果があります。
  • 低い姿勢で接する:猫は上から見下ろされることを嫌います。猫と接する時は、しゃがんだり、座ったりして、猫と同じ目線になるように心がけましょう。

3. ポジティブな経験を積ませる:良い経験を通して、あなたへの警戒心を徐々に解いていきましょう。

  • おやつで誘導:猫が好むおやつを、少しずつ距離を縮めながら与えてみましょう。最初は遠くから、徐々に近づいていくことで、あなた=良いものという関連付けを促せます。
  • おもちゃで遊ぶ:じゃらしやボールなどのおもちゃを使って、猫と遊びましょう。遊びを通して、あなたとの良い思い出を作ることが重要です。おもちゃは、猫が安全だと感じる場所に置いておくのが効果的です。グレーやシルバーのおもちゃは、落ち着いた雰囲気で猫をリラックスさせるのに役立ちます。
  • ゆっくりと時間をかける:猫が人間に慣れるには、数週間から数ヶ月かかることもあります。焦らず、猫のペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて接しましょう。

4. インテリアによる環境整備:猫が落ち着ける空間を作るために、インテリアにも工夫を凝らし、安全で居心地の良い空間を演出しましょう。

  • 落ち着いた色の家具:グレーやベージュなどの落ち着いた色の家具は、猫のストレスを軽減する効果があります。派手な色や柄の家具は避けましょう。
  • キャットツリーの設置:キャットツリーは、猫が自由に登ったり降りたりできる場所を提供し、安全感を与えます。高い場所から周囲を見渡せることで、猫は安心感を高めます。グレーやシルバーのキャットツリーは、部屋の雰囲気を邪魔することなく、猫の休息場所として最適です。
  • 猫が安全に過ごせるスペース:猫が自由に移動できるスペースを確保し、猫が落ち着いて過ごせる場所を確保しましょう。例えば、猫専用のベッドやクッションなどを用意するのも良いでしょう。

専門家のアドバイス:動物行動学者の視点

動物行動学者によると、元野良猫は特に警戒心が強く、人間への信頼を築くまで時間がかかります。急かすことなく、猫自身のペースで関係を築くことが重要です。また、猫同士のコミュニケーションも観察し、兄弟猫同士の良好な関係を維持することも、オス猫の安心感に繋がります。

里親経験者の声:慣れるまでの期間

多くの里親経験者によると、猫が完全に慣れてくるまでには、数ヶ月から一年以上かかるケースも珍しくありません。焦らず、根気強く接することで、必ず信頼関係を築けるはずです。

まとめ

オス猫の警戒心は、過去の経験や現在の環境によるものです。安全な空間の確保、距離の置き方、ポジティブな経験の積み重ね、そしてインテリアによる環境整備を工夫することで、徐々に信頼関係を築いていきましょう。焦らず、猫のペースに合わせて接することで、きっと心を開いてくれるはずです。

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