猫との引っ越しと多頭飼いの成功への道:関西から九州への大移動と3匹の猫たちの幸せな同居

♂猫(推定4才、去勢済)の飼い主です。元野良猫で我が家に迎えてもうすぐ2年になります。現在は私一人暮らしで♂猫と生活しています。色んな事情で来年3月に関西から九州に引っ越す予定です。距離と時間から飛行機での移動になります。一人暮らしな事もあり、人馴れしておらず私一人にしかなついていません。飛行機での移動も心配ですが、もうひとつ心配なのが引越した後の事です。引越し先には先住の2匹が居ます。一匹は推定14才の♀猫(避妊済)。ど田舎での暮らしで一日2回ほど外に短時間出るくらいで、ほとんど家の中で過ごしています。もう一匹は外暮らしで♂猫(未去勢)年齢は全く判らないのですが、私の飼い猫と同じくらいかな?という感じです。ある日突然ボロボロな姿で現れ、もうすぐ死ぬと思い、最後にご飯をたらふく食べさせてやろうと思い餌をやると居着いてしまい、その後傷や皮膚病も回復したものの、♂猫で力もあるため捕獲が恐くて去勢手術ができていないらしいです。この♂猫は私が引越して馴れたら去勢させる予定です。私は多頭飼いは初めてで、ましてや引越し先の内猫が高齢、外猫が未去勢という環境で現在の飼い猫も上手く付き合えるか心配ですし、高齢の先住猫のストレスや外猫が未去勢というのも心配です。もちろん引越してすぐに広い家の中に放り出すつもりも、外に出す事も考えていませんが、現在の飼い猫が一度脱走した事もあり、万が一にも脱走した時の事などを考えると飛行機での移動のストレスも含め、来年の引越しに今から心配で仕方なく、今から心構えをしたいと思っています。皆様の中で似たような環境での体験談や注意点などありましたら教えて頂きたいです。

引っ越しと多頭飼いの成功のための準備:段階的なステップ

関西から九州への引っ越し、そして3匹の猫たちとの新しい生活、確かに不安は尽きないでしょう。しかし、適切な準備と心構えで、スムーズな移行と幸せな多頭飼育を実現できます。以下、段階的なステップで解説します。

ステップ1:引っ越し前の準備:猫のための安全な環境づくり

1. キャリーバッグへの慣らし: 飛行機移動に備え、猫がキャリーバッグに快適に過ごせるよう、事前に慣れさせておきましょう。バッグの中に猫のお気に入りのタオルやおもちゃを入れ、数日から数週間かけて、徐々に滞在時間を長くしていくのが効果的です。おやつを与えたり、優しく撫でて安心感を与えましょう。

2. 新しい住まいの準備: 引越し先で、猫たちが安全に過ごせる空間を確保しましょう。猫専用の部屋を用意し、トイレ、餌場、寝床、爪とぎなどを設置します。それぞれの猫が落ち着ける隠れ家を作るのも重要です。特に高齢猫には、静かで安全な場所が必要です。

3. 獣医師への相談: 引越し前の健康チェックと、飛行機移動に関するアドバイスを獣医師に相談しましょう。必要であれば、鎮静剤の処方なども検討できます。また、新しい環境でのストレス軽減策についても相談しましょう。フェロモン製品の使用なども検討できます。

ステップ2:引っ越し当日:安全な移動と新しい環境への導入

1. 飛行機移動: キャリーバッグは十分な通気性と安全性を確保し、猫が落ち着いて過ごせるよう工夫しましょう。直射日光を避け、温度変化にも注意が必要です。機内では、猫の様子をこまめに確認し、必要に応じて水分補給をしましょう。

2. 新しい住まいへの導入: まず、猫を新しい住まいの猫専用部屋に落ち着かせましょう。他の猫とは完全に隔離し、数日間は静かに過ごさせ、新しい環境に慣れる時間を与えます。

3. 徐々に面会: 数日後、猫同士の面会を始めます。最初は、匂いを嗅ぎ合わせる程度から始め、徐々に距離を縮めていきます。猫同士の反応をよく観察し、喧嘩になりそうな場合はすぐに隔離しましょう。

ステップ3:多頭飼いの成功:猫同士の良好な関係構築

1. 個別ケア: それぞれの猫の性格や好みを理解し、個別に対応することが重要です。餌やトイレ、寝床などを複数用意し、競争を避ける工夫が必要です。高齢猫には、特別な配慮が必要です。

2. 環境エンリッチメント: 猫が退屈しないよう、様々な遊び道具や登れる場所などを用意し、環境を豊かにしましょう。猫が自由に探索できる空間を作ることで、ストレスを軽減できます。

3. 継続的な観察: 猫同士の行動を注意深く観察し、問題行動があればすぐに対応しましょう。喧嘩やストレスサイン(過剰なグルーミング、食欲不振など)に気づいたら、獣医師に相談することも重要です。

4. 未去勢猫への対応: 外猫の去勢手術は、猫同士のトラブルを防ぐためにも、できるだけ早く行いましょう。獣医師と相談の上、安全に手術を進めてください。

専門家の視点:動物行動学者のアドバイス

動物行動学者によると、多頭飼いの成功には、猫たちの個性を尊重し、それぞれのニーズに応えることが不可欠です。新しい環境への適応には時間がかかるため、焦らず、猫たちのペースに合わせて進めることが重要です。また、猫同士のコミュニケーションを理解し、適切な介入を行うことで、良好な関係を築くことができます。

具体的な事例:多頭飼いの成功例

私の知人の経験では、新しい猫を導入する際に、フェロモン製品を使用し、ゆっくりと時間をかけて猫同士を慣れさせたことで、スムーズな多頭飼育を実現しました。また、猫専用の部屋を用意し、それぞれの猫が落ち着ける空間を確保することで、ストレスを軽減できたそうです。

脱走対策:万全の備え

過去に脱走経験があるとのことですので、脱走防止対策は特に重要です。

* 窓やドアの確認: 網戸の破損や隙間がないかを確認し、必要であれば補修しましょう。脱走防止用のネットなどを設置するのも有効です。
* キャットドアの設置: 猫が自由に室内を移動できるよう、キャットドアを設置するのも良いでしょう。ただし、他の猫が侵入できないように、サイズや位置に注意が必要です。
* マイクロチップの装着: 万が一脱走した場合に備え、マイクロチップを装着しておきましょう。迷子になった際に、飼い主のもとへ戻ってくる可能性が高まります。

まとめ:愛情と忍耐で幸せな多頭飼育を

引っ越しと多頭飼育は、確かに大変なチャレンジですが、愛情と忍耐をもって取り組めば、必ず幸せな多頭飼育を実現できます。計画的に準備を進め、猫たちの様子を注意深く観察し、問題があればすぐに対応することで、3匹の猫たちが共に幸せに暮らせる環境を築いていきましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)