猫が餌を吐く!原因と対処法|12~13歳猫の嘔吐

うちの外で飼っている猫が、2週間前くらいから餌を食べた後に、食べたものを吐いてしまう様になりました。食べたものすべて吐いてしまうので、体の何処か悪いのかと心配しているのですが、この猫が人慣れしていなくて捕まえられないんです。病院に連れていければいいんですが無理なので、「この症状なら、こんな病気かもしれない」というので構わないので、教えていただければありがたいです。補足猫は雌の年齢は12、3歳です。吐くようになってから餌は少なめに食べさせています。他で餌をもらうことはないと思います。吐いたものはうちの餌だけなので。もともと少し痩せている猫ですが、体型的には変わっていないと思います。餌はドライフードで、家の裏口の中にあるので凍ることはないです。最近は外が寒いのか家に入ってきて居間の家猫がいつも入ってる箱に入って寝てます。

猫の嘔吐:原因を探る

12~13歳という高齢の猫が、餌を食べた後に全て吐いてしまうという状況は、深刻な問題です。すぐに獣医の診察を受けるのが理想ですが、捕獲が困難な場合、まずは原因を推測し、できる限りの対応をする必要があります。

考えられる原因と症状

猫が餌を吐く原因は多岐に渡ります。高齢猫の場合、特に注意すべき点は以下の通りです。

  • 消化器系の病気:胃炎、腸炎、膵炎など。食欲不振、下痢、体重減少などを伴う場合が多いです。高齢猫では、慢性的な炎症が原因となることもあります。
  • 肝臓や腎臓の病気:肝臓や腎臓の機能低下は、消化器系の症状として嘔吐を引き起こす可能性があります。多飲多尿、体重減少なども見られます。
  • 歯周病:歯の痛みや口内炎が原因で、食事を満足に摂れず、食べたものを吐き出すことがあります。口臭が強くなったり、よだれが増えるなどの症状も。
  • 食道異物:毛玉や小さな異物を誤って食べてしまった場合、吐き戻しが起こります。吐物の中に異物が見られることもあります。
  • ストレス:環境の変化や他の猫とのトラブルなど、ストレスも嘔吐の原因となります。食欲不振、隠れる行動なども見られます。
  • 老化による消化機能の低下:加齢に伴い、消化機能が低下し、食べたものをうまく消化できなくなることがあります。少量ずつ、消化の良いフードを与えることが重要です。
  • 猫風邪:猫風邪ウイルスに感染すると、嘔吐や鼻水、くしゃみなどの症状が現れます。

吐物の状態から原因を推測する

吐物の状態を観察することで、原因を絞り込む手がかりになります。

  • 食べたものそのまま:消化不良の可能性が高いです。ドライフードの粒がそのまま出ている場合は、歯や消化器の異常が考えられます。
  • 消化されたもの:胃酸が混ざっていたり、半消化状態であれば、胃炎や腸炎の可能性があります。
  • 黄色い液体:胆汁が混ざっている可能性があります。肝臓や胆嚢の病気、または空腹による嘔吐が考えられます。
  • 泡状の液体:胃酸の過剰分泌が考えられます。ストレスや胃炎の可能性があります。

猫への対応と獣医への相談

猫を捕まえることが難しい状況ですが、以下の対策を講じ、獣医への相談を諦めないようにしましょう。

緊急時の対応

  • 絶食:吐き気が続く場合は、一旦絶食させて胃を休ませることも必要です。ただし、高齢猫の場合は、脱水症状に注意が必要です。少量の水を与えるようにしましょう。
  • 保温:寒い時期なので、猫が寒さで体調を崩している可能性があります。暖かい場所を用意してあげましょう。家の中に入れてあげられるように工夫してみましょう。
  • 安全な環境の確保:猫が落ち着いて過ごせる、安全な場所を確保しましょう。ストレスを軽減することが重要です。

獣医への相談

捕獲が困難な場合でも、獣医への相談は不可欠です。

  • 電話相談:まずは電話で症状を説明し、アドバイスを求めましょう。遠隔診療が可能な病院もあります。
  • 捕獲方法の相談:獣医に捕獲方法を相談し、安全に猫を捕まえる方法を学びましょう。ケージトラップなどの使用も検討できます。
  • 訪問診療:訪問診療に対応している獣医を探してみましょう。自宅まで来て診察してくれる場合があります。

高齢猫への配慮

高齢猫は、若い猫と比べて病気に対する抵抗力が弱くなっています。少しでも異変を感じたら、すぐに獣医に相談することが大切です。

具体的なアドバイス:猫が吐くのを防ぐために

  • 食事の工夫:少量を何回かに分けて与える、消化の良いフードを選ぶ、フードボウルを複数個所に置くなど、猫の状態に合わせて食事方法を調整しましょう。高齢猫向けの高齢猫用フードへの切り替えも検討しましょう。
  • ストレス軽減:安全で落ち着ける場所を確保し、猫がストレスを感じないように配慮しましょう。猫が落ち着いて過ごせる空間を作るために、猫の隠れ家となるような場所を用意するのも効果的です。
  • 定期的な健康診断:高齢猫は、定期的な健康診断で早期発見・早期治療を行いましょう。健康状態を把握しておくことで、病気の早期発見につながります。
  • 環境の改善:寒さ対策、清潔な環境の維持、適切な水分補給など、猫が快適に過ごせる環境を整えましょう。

専門家の意見:獣医からのアドバイス

獣医によると、高齢猫の嘔吐は様々な原因が考えられるため、症状や猫の年齢、病歴などを詳しく診察する必要があるとのことです。自己判断で治療せずに、必ず獣医の診察を受けることが重要です。

まとめ

猫が餌を食べた後に吐くという症状は、様々な原因が考えられます。高齢猫の場合、特に注意が必要であり、早期の獣医への受診が不可欠です。捕獲が困難な場合でも、獣医への電話相談や訪問診療などを検討し、適切な対応をしましょう。猫の健康状態を常に観察し、少しでも異変を感じたら、すぐに獣医に相談することをお勧めします。

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