猫が落ち着く空間づくり:色と香りで安心できる場所を

「愛猫家」、「飼い猫経験者」様へのお願い!! なつかない&ケージや座布団にも座らない猫に困惑 猫に「好まれる色」や「匂い」ってあるの? 友人が約2週間程前に、「動物保護センター」という所で、「保護された、所有者不明の猫(推定2歳・メス)」を引取りました。 が、いっこうに「なつかない」と。 ①だいたい毎日、冷たい「コンクリ」の玄関にある隙間に潜む。 (今の時期は凄く冷たい&寒いらしいです) 或いは、押入れや2Fのウォークインクローゼット。 ※家族がいない間に、移動しているみたいです。 夫婦は共働き。昼の世話は「近所の実家の祖父母」に依頼。ご両親は「猫飼い経験者」。 ②餌は「ドライフード」or「猫缶」を交互。 しかし、潜んでいる場所に用意して、かつ人気が全くならないと、食べ出てこない。 ③トイレは潜んでいる場所に近くに用意しているが、気がつけば、「全く違うところ」でやってる。(室内) ④家族4人(夫婦・子供10歳・5歳)喫煙者無し。 猫用の座布団や、布製のふわふわなケージ?等、用意しているのに、見向きもしない。 またたびも、効果なし。 おもちゃにも「興味なし」。 かつ、下手に近づくと「シャーッ」とか威嚇したり、家中、超高速で逃げ回るらしいです。 メスですが、去勢手術済みです。引取り後、すぐしたそうです。 猫のために、家具や寝具等に使用する、所謂、消臭スプレーや化学薬品等は、引取る前から、一切使っていないそうです。 引取る際は、「凄く大人しかった、用意したケージにも自ら入ってくれた」と聞いています。 彼の家は新築木造で、今まで動物を飼った経験はありません。 彼自身は実家で、猫を飼っていましたが、既に他界。 家族は「猫が逃げない様に」、勝手口から出入りしています。 「何がアカンのやろ?」と家族も困惑。 経験者の彼自身も困惑、心配からの精神的過労状態。 ①猫が「好む色」とか「好む匂い」とか、あるんでしょうか? ②猫自身が近づいてくる様にするには、どうしたらいいでしょうか? ※寒い日が続くので(これからはもっと)、何とか「暖かな部屋に入れてあげたい」と思っているようです。 今後の事も考えると、何とか、「早く対応してあげたい」との事。 以上、2点、良い方法は、ありませんか?補足保護センターでは「人懐っこい性格」と言う説明で、センターでも新飼い主にも擦り寄ってきてた、と言う事です。 しかし、家に入れてから「シャーッ状態」と言う事らしいです。 出来るだけ「構わない」様してるそうです。 が、餌を用意した際、突然祖母の手に襲い掛かり、引っかかれてしまい、私に相談してきました次第です。 ちなみに、引取って3週間だそうです。訂正します。

猫の行動と環境:新居へのストレスと安心感

保護された猫が新しい環境に適応できないのは、ストレスが原因である可能性が高いです。保護センターでの穏やかな様子と、自宅での警戒心の強さのギャップは、環境の変化によるストレス反応を示唆しています。新築の木造住宅は猫にとって刺激的な匂いが多く、落ち着ける場所がないのかもしれません。冷たい玄関や押入れに隠れるのは、安全な隠れ家を探している証拠です。 また、トイレを違う場所で済ませるのも、ストレスや不安の表れです。

猫が好む色と香り:安心感を与える空間づくり

  • 色:猫は色覚が人間とは異なり、青や緑を比較的よく認識します。一方、赤やオレンジは認識しにくい傾向があります。 グレーやベージュなどの落ち着いた色は、猫にとってリラックス効果があると言われています。 特にグレーは、落ち着きと安心感を与え、猫が隠れやすい場所にも適しています。 猫の隠れ家やベッド、周辺の壁の色をグレーにすることで、安全な空間を演出できます。
  • 香り:猫は嗅覚が非常に発達しているので、香りにも敏感に反応します。キャットニップなどの猫に好まれる植物の香りは、リラックス効果や遊び心を刺激する可能性があります。ただし、すべての猫がキャットニップに反応するわけではありません。 一方、柑橘系の香りや強い香りは嫌がる猫が多いので避けるべきです。 猫が落ち着けるように、無香料の製品を選ぶことが重要です。

具体的な対策:猫との信頼関係を築くステップ

1. 安全な隠れ家を作る

猫が安心して過ごせる隠れ家を用意することが、まず第一歩です。

* **場所:** 玄関や押入れではなく、静かで暗い場所を選びましょう。ウォークインクローゼットの一角に、猫用のベッドやハウスを設置するのも良いでしょう。
* **素材:** グレーの布製ハウスがおすすめです。 柔らかく、保温性があり、猫が落ち着いて過ごせる空間となります。 ハウスの入り口は、猫が出入りしやすいように広く、かつ隠れられるように工夫しましょう。
* **温度:** 特に冬場は、ハウスの中に湯たんぽ(必ずカバーを付ける)やペット用のヒーターを入れて、暖かく保ちましょう。

2. 徐々に距離を縮める

猫に急に近づいたり、無理やり触ろうとせず、猫自身のペースに合わせて距離を縮めることが大切です。

* **餌やり:** 猫が隠れ家から出てきやすい時間帯に、隠れ家の近くに餌を置きましょう。 最初は遠くに置いて、徐々に近づけていきます。 猫が餌を食べている間は、そっと見守るようにしましょう。
* **声かけ:** 優しく、穏やかな声で話しかけてみましょう。 猫の名前を呼んで、存在を認識させてあげることが重要です。 猫が反応したら、褒めてあげましょう。
* **触れ合い:** 猫が自ら近づいてきたり、触らせてくれるまで待ちましょう。 無理やり触ると、猫は警戒心を強めてしまいます。 猫がリラックスしている時に、優しく撫でてあげましょう。

3. 環境を整える

猫が落ち着いて過ごせるように、環境を整えることも重要です。

* **トイレ:** 隠れ家の近くにトイレを設置しましょう。 猫砂の種類も、猫の好みに合わせて調整する必要があります。
* **家具:** 猫が登ったり、隠れたりする場所として、猫専用の棚やタワーを設置するのも良いでしょう。
* **おもちゃ:** 猫が興味を示すおもちゃを見つけることが重要です。 様々な種類のおもちゃを用意し、猫が遊びやすいように工夫しましょう。 羽根つきの棒やボール、レーザーポインターなど、猫の狩猟本能を刺激するおもちゃがおすすめです。

4. 専門家への相談

状況が改善しない場合は、動物病院や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、猫の行動の原因を特定し、適切な対処法を見つけることができます。

まとめ:時間と愛情で信頼関係を築く

猫が新しい環境に適応するには、時間と愛情が必要です。焦らず、猫のペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。 グレーを基調とした落ち着いた空間、そして、猫が安心して過ごせる隠れ家を用意することで、猫は徐々に心を開いてくれるはずです。 そして、継続的な観察と、必要に応じて専門家のサポートを受けることで、猫との幸せな生活を実現できるでしょう。

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