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猫の毛糸誤飲:緊急時の対応
ご心配ですね。7ヶ月の雄猫が30cmの毛糸を誤飲し、嘔吐を繰り返しているとのこと、大変な状況だと察します。まず、絶対に毛糸を無理に引っ張らないようにしてください。腸閉塞を起こす危険性があり、かえって猫の体に悪影響を与えてしまう可能性があります。
ご自宅でできることは、獣医師の指示通り、排便の様子を注意深く観察することです。毛糸が自然に排出されることを祈るしかありません。嘔吐が続くようであれば、脱水症状を防ぐために、少量ずつ水を飲ませるのも良いでしょう。無理強いはせず、猫が飲みたい時に飲ませるようにしましょう。
食べないからといって無理に食事を与えないでください。消化器系の負担になります。獣医師の指示を仰ぎましょう。
獣医への連絡と診察
かかりつけの獣医師に連絡済みとのことですが、状況を詳しく説明し、毛糸の長さ、嘔吐回数、食欲、元気の有無などを伝えましょう。昼休み中でも、緊急性の高いケースとして対応してくれる可能性があります。もし、かかりつけの病院が対応できない場合は、夜間診療に対応している動物病院を探しましょう。
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獣医師は、毛糸の位置や状態をレントゲンや超音波検査で確認し、必要に応じて手術などの治療を検討するでしょう。
猫が誤飲しやすい危険物
今回の毛糸以外にも、猫が誤飲しやすい危険物はたくさんあります。
危険な食べ物
* チョコレート:テオブロミンという成分が猫にとって毒となります。
* ネギ類(玉ねぎ、ニラ、ネギなど):赤血球を破壊する成分が含まれています。
* アルコール:中毒症状を引き起こします。
* 生肉・生魚:寄生虫や細菌の感染リスクがあります。
* 骨:消化不良や窒息の危険性があります。
* ぶどう・レーズン:腎不全を引き起こす可能性があります。
* アボカド:ペルシンという成分が猫にとって有害です。
危険な生活用品
* ゴムバンド:腸閉塞を起こす可能性があります。
* ビニール袋:窒息や腸閉塞の危険性があります。
* ボタンや小さなアクセサリー:誤飲すると消化器系に詰まる可能性があります。
* 糸やひも:今回のケースのように、腸閉塞を起こす可能性があります。
* 針や画鋲:消化器系を傷つける可能性があります。
* 薬:人間用の薬は猫にとって危険な場合があります。
猫の誤飲予防策
猫が誤飲しないようにするためには、日頃から注意が必要です。
- 危険なものを手の届かない場所に置く:毛糸、ゴムバンド、ボタンなど、猫が誤飲しやすいものは、高い場所にしまったり、閉まった容器に保管しましょう。
- 床に物を放置しない:食べこぼしや小さな物などを放置しないように心がけましょう。掃除機をかける頻度を増やすのも有効です。
- 猫が触れないように工夫する:コード類は束ねて収納し、猫が触れないように工夫しましょう。家具の脚などに猫が登らないように対策をしましょう。
- 定期的な健康チェック:定期的に獣医に健康診断を受けさせ、早期発見・早期治療につなげましょう。
- 猫の行動を観察する:普段から猫の行動をよく観察し、異変に気づいたらすぐに獣医に相談しましょう。
専門家からのアドバイス
動物病院の獣医師は、猫の誤飲に関する専門家です。今回のケースのように、猫が異物を誤飲した場合、すぐに獣医に相談することが最も重要です。自己判断で対処せず、専門家の指示に従うことで、猫の健康を守ることができます。
まとめ
猫が毛糸を誤飲した際の対応と予防策について解説しました。今回のケースでは、毛糸を無理に引っ張らず、獣医師の指示に従って様子を見る事が大切です。日頃から危険物を手の届かない場所に保管するなど、予防策を講じることで、猫の誤飲を防ぎましょう。