猫が懐かない!多頭飼育における猫の性格と安心できる環境づくり

猫が懐かないから放棄
飼い主が懐かないを理由に放棄して私が引き取ったのですが本当に懐きません。(笑)
でも最初から私には友好的で甘えていつもついてまわるんですけど。
他の人がリビングにいると威嚇して小屋に入りっぱなし。
私の部屋に閉じこもってしまいます。
トイレやフードはリビングに設置してあるのですが慣れさせるためには私室に持ってきた方がいいのでしょうか?
(余計に他の人に慣れないと思ってリビングに置いてるんですが)
懐かない猫が他人に慣れる方法はありますか?
家の中、家の人は安全だってどうしたら思ってもらえるでしょうか?

猫の性格と多頭飼育の難しさ

猫が人に懐くかどうかは、猫自身の性格や過去の経験、そして現在の環境に大きく左右されます。 元飼い主さんに懐かなかった理由を正確に知ることはできませんが、過去のトラウマや、適切な社会化の時期を逃した可能性などが考えられます。 しかし、あなたにはすぐに懐いたということは、猫があなたを信頼できる存在として認識している証拠です。これは大きな一歩です! 一方で、他の人には警戒心を抱くのは、猫にとって安全な空間と認識できていない、もしくは過去のネガティブな経験が影響している可能性があります。 多頭飼育(あなたと、猫にとって「他人」である他の家族)においては、猫の個体差や繊細な感情を理解し、適切な環境づくりが重要になります。

トイレとフードの位置について

トイレとフードをリビングに置いておくことで、猫は「リビング=危険な場所」と認識している可能性があります。他の人がリビングにいるとストレスを感じ、小屋に隠れてしまうのはそのためです。 トイレとフードをあなたの部屋に移動することをお勧めします。 最初は抵抗するかもしれませんが、安全な場所であるあなたの部屋で食事やトイレができることで、徐々に安心感を高めることができます。 リビングへの慣れは、その後段階的に行いましょう。

懐かない猫が他人に慣れる方法

懐かない猫が他人に慣れるには、時間と根気、そして適切な方法が必要です。 焦らず、猫のペースに合わせて進めることが大切です。

段階的な慣れさせ方

  • フェロモン製品の活用: 猫用フェロモン製品(フェリウェイなど)は、猫を落ち着かせ、安心感を高める効果があります。リビングや猫の隠れ家にスプレーすることで、環境をより快適にすることができます。
  • 距離を置く: 最初は、他の人が猫に近づきすぎないようにします。遠くから声をかけたり、猫が自ら近寄ってくるのを待ちましょう。 無理強いは逆効果です。
  • ポジティブな経験: 他の人が猫に近づける際は、猫が好むおやつを与えたり、優しく撫でたりすることで、ポジティブな経験を結びつけます。 ただし、猫が嫌がっている場合はすぐにやめましょう。
  • 安全な隠れ家の確保: 猫がいつでも逃げ込める安全な隠れ家(キャットタワー、ハウスなど)を用意しましょう。 これは、猫が安心感を高める上で非常に重要です。
  • 徐々に慣れさせる: 最初は、他の人がリビングにいる時間や距離を短くし、徐々に慣れさせていきます。 猫の反応を見ながら、少しずつ時間を長くしたり、距離を縮めたりしましょう。
  • 視覚的な遮蔽: 猫が落ち着けるように、視覚的な遮蔽物(カーテン、パーテーションなど)を設置することで、ストレスを軽減できます。

専門家の意見を取り入れる

猫の行動に不安がある場合は、獣医や動物行動学者に相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、猫にとって最適な方法を見つけることができます。 場合によっては、猫の過去の経験や性格を考慮した、より高度なトレーニングが必要となる可能性もあります。

家の中、家の人は安全だって思ってもらうには

猫が家の中と家の人を安全だと認識するには、予測可能なルーティンと安心できる環境が不可欠です。

予測可能なルーティン

  • 規則正しい生活: 食事、睡眠、遊びの時間などを決めて、猫が予測できる生活リズムを作ります。
  • 穏やかなコミュニケーション: 猫に話しかける際は、優しく穏やかな声で話しかけましょう。 大きな声や急な動きは、猫を怖がらせる可能性があります。
  • ゆっくりとした動作: 猫に近づく際は、ゆっくりとした動作で近づきましょう。 猫は急な動きに敏感です。

安心できる環境

  • 快適な温度と湿度: 猫が快適に過ごせる温度と湿度を保ちましょう。
  • 清潔な環境: トイレや食器などを清潔に保ち、定期的に掃除を行いましょう。
  • 安全な場所の確保: 猫が自由に登ったり、隠れたりできる場所(キャットタワー、棚など)を用意しましょう。
  • 刺激の少ない環境: 猫がストレスを感じやすいような、騒音や強い光などを避けましょう。

事例:グレーのインテリアと猫の安心感

例えば、グレーのインテリアは、猫にとって落ち着きを与えやすい色と言われています。 グレーのソファやベッド、カーペットなどを配置することで、猫がリラックスできる空間を作ることができます。 また、グレーは他の色と合わせやすく、多様なインテリアスタイルにも対応できるため、猫と暮らす空間づくりに最適です。 落ち着いた色調の空間は、猫のストレスを軽減し、安心感を高める効果が期待できます。

まとめ

猫が人に懐くかどうかは、猫自身の性格や過去の経験、そして現在の環境に大きく左右されます。 あなたの猫があなたには懐くのに、他の人には懐かないのは、過去のトラウマや、安全な空間と認識できていない可能性があります。 重要なのは、猫のペースに合わせて、時間をかけて信頼関係を築き、安心できる環境を整えることです。 専門家のアドバイスも有効活用し、根気強く接することで、猫は徐々にあなたや家族に慣れていくでしょう。

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