猫からツバメの巣を守る方法:ベランダや窓辺の対策

どうしたらツバメを猫から守れますか?私の部屋の真下にある駐車場の壁に、毎年ツバメが巣を作るのですが、毎年知らない間にヒナが消えてしまっていました。3M以上高さがあるし、足場が無いので猫の仕業ではないと思っていたのですが、去年、母の車の屋根を野良猫が土台にして巣を壊しているところを見てしまいました(;◇;)(その時は水をかけて追い返したのですが、その後数分おきに戻ってきて大変でした…)臭いや光り物系は全然効果がなくて、室内に犬と小鳥がいるので超音波系のグッズはダメかな…と思っています。できれば、二度と猫さんには来てもらいたくないのですが、どうしたら寄り付かなくなるでしょうか?

ツバメの巣を守るための対策:猫よけの基本

毎年ツバメの雛が消えてしまうという悲しい状況、そして野良猫による巣の破壊を目撃されたとのこと、大変でしたね。3メートル以上の高さがあっても、猫は驚くほど器用で高い場所にも登ることができ、さらに、車の屋根を足場にするなど、予想外の行動をとるため、油断は禁物です。

効果がないと仰る臭いや光り物などの猫よけグッズは、猫の個体差や環境によって効果が異なるため、必ずしも万能ではありません。超音波式猫よけは、犬や小鳥への影響が懸念されるため、避けるのが賢明です。

では、猫を寄せ付けず、ツバメの巣を守るために、どのような対策が考えられるでしょうか。以下の対策を段階的に試してみて、効果を確認しながら進めていきましょう。

物理的なバリアーを設置する

最も効果的なのは、猫が物理的に巣に近寄れないようにすることです。

  • 金網やネットの設置:ツバメの巣の周囲に、猫が登れない程度の目の細かい金網やネットを張ります。 これは、巣を直接覆うのではなく、猫が近づくのを阻止するバリアーとして機能します。設置の際には、ツバメの出入りを妨げないよう、十分なスペースを確保し、安全に配慮してください。 専門業者に相談して、適切な素材と設置方法を検討するのも良いでしょう。グレーの金網は目立ちにくく、景観を損ないにくいというメリットがあります。
  • トゲ状のカバー:猫が登りにくいように、巣の周囲にトゲ状のカバーを取り付けます。市販の猫よけグッズとして、針状のものが販売されています。ただし、ツバメが怪我をしないよう、十分な安全性を確認し、適切な位置に取り付ける必要があります。
  • 防犯カメラの設置:猫が巣に近づく様子を記録することで、猫の行動パターンを把握し、より効果的な対策を立てることができます。また、証拠として記録を残しておくことで、必要に応じて管理会社や自治体に相談することができます。防犯カメラは、グレーやシルバーなど、目立ちにくい色を選ぶと良いでしょう。

猫の行動を妨げる工夫

物理的なバリアーに加え、猫の行動を妨げる工夫も重要です。

  • 忌避剤の使用:猫が嫌がる臭いの忌避剤を使用するのも有効です。ただし、犬や小鳥への影響がないものを選び、使用方法をよく読んでから使用しましょう。柑橘系の香りが効果的だと言われています。スプレータイプや粒状タイプなど、様々な種類があるので、状況に合わせて選んでください。
  • 猫の行動範囲を制限する:もし、特定の猫が巣を襲っていることが分かっている場合は、その猫の行動範囲を制限する対策を検討しましょう。例えば、猫が好んで通る場所に、猫が嫌がるものを置く、などです。ただし、猫を傷つけたり、虐待したりするような行為は絶対に避けましょう。
  • 周辺環境の整備:猫が隠れやすい場所をなくすことで、猫の接近を抑制することができます。例えば、周辺の草木を刈り込む、ゴミを放置しないなど、清潔で猫が隠れにくい環境を作ることで、猫の侵入を防ぐことができます。

専門家への相談

上記の方法を試しても効果がない場合は、専門家への相談を検討しましょう。

  • 動物保護団体:動物保護団体は、野良猫の対策に詳しい場合が多く、適切なアドバイスやサポートをしてくれる可能性があります。
  • 害獣駆除業者:猫の駆除を専門とする業者に相談することもできます。ただし、費用がかかる場合があるので、予算を考慮する必要があります。
  • 管理会社(駐車場の場合):駐車場の管理会社に相談し、猫よけ対策の協力を求めるのも有効です。管理会社によっては、猫よけ対策を行ってくれる場合があります。

インテリアとの調和

ツバメの巣を守る対策は、インテリアにも影響を与えます。グレーの金網やネットは、建物の外観や周辺の植栽と調和しやすい色です。また、猫よけグッズも、デザイン性の高いものを選ぶことで、インテリアの雰囲気を損なわずに設置できます。

まとめ

ツバメの巣を守るためには、猫が近寄れないようにする物理的なバリアーの設置と、猫の行動を妨げる工夫が重要です。様々な方法を組み合わせて、効果的な対策を講じましょう。それでも効果がない場合は、専門家への相談も検討してください。 ツバメの命を守り、自然と共存できるよう、できる限りの努力をしましょう。

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