狭小地・納戸が多い家の注意点と快適な暮らし方

最近家を探し始めたところの者です。 実家がマンション住まいの為、一戸建てについて知識が乏しく、色々教えていただきたく質問させていただきました。 今回、義家に近いところに新築物件(建築中)が出たとのことで夫婦で見に行きました。 2階建てで1階に洋室が3部屋、うち北側2部屋が『納戸』表記になっていました。 2階にはリビング、水周り(キッチン、風呂、トイレなど)が配置されています。 現地を見に行ったのですが、北側と東西からは光が全く入らないような気がします。 そのせいで『納戸』表記になっているのだと思いますが(窓はあります)、通気性や湿気など考えると納戸の割合が多い家というのは考えたほうがいいでしょうか?? 南側はバス道に面しているのですが、北東西の三方が家で囲まれており境界線との幅が50センチ前後(40~60センチ)です。 西側の家は昔の建蔽率など関係なかった時代の家なのか、境界線ギリギリに家が建っているため、隣家の壁と壁の幅が40センチくらいの幅しかありません。 また、北側の家が高い位置(坂道の上側)に立っており、更に石垣の上に家が建っているため圧迫感があるのでは?という気がします。また、北側にエアコンなどの室外機が置けるスペースがあるのかどうかも心配です。 実際、隣家との壁が近い家、『納戸』表記の多い家にお住まいの方は、生活する上で注意点などありますでしょうか? また、逆に実際住んでみるとそれほど気にならないものでしょうか? 義家の談では、同じような立地で50mほど離れている家と比べると1千万ほど安くて『お買い得』らしいのですが、よくよく見るとそちらのお宅は北側が駐車場で光をさえぎるものが少なく、西側も光が全く入らない状態ではないように感じ、環境的に値段相応なのかなぁ?という気もしてしまったのですが。。。補足北側のお家の石垣は1.5mくらいの高さで築30年前後、古いというほどでもないかな?と思います。 界線ギリギリに建っている古い家は築50年は経っている?と思われるお宅です。 私がマンションの高層階で長く住んでいたので、採光に問題があるお家に不安を感じます。 ただ、周りをよく見ると同じような条件の物件も多いので、実際にそういうお家で住まわれている方から住み心地など教えていただければ有難いなぁと思います。

狭小住宅と「納戸」表記の多い家の注意点

マンション暮らしから一戸建てへの転居を検討されているとのこと、心境の変化と期待とともに、新たな環境への不安も感じられるご質問です。特に、隣家との距離が近く、北側に「納戸」と表記された部屋が多い物件への懸念は、十分に理解できます。 採光、通風、プライバシー、そして将来的なメンテナンスの観点から、この物件のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

採光と通風の問題:北側2部屋が「納戸」表記の理由

北側2部屋が「納戸」と表記されているのは、採光が不足しやすく、居住空間として快適に過ごせるかどうか疑問があるためです。窓があっても、隣家や石垣によって日光が遮られると、常に薄暗く、湿気がこもりやすい環境になりがちです。特に、境界線との距離が50cm程度しかない場合、通風も期待できません。

解決策:

* 積極的に換気をする: 窓を開け放して、常に空気を入れ替えることが重要です。換気扇やサーキュレーターなどを活用しましょう。
* 除湿対策: 除湿機や乾燥剤などを活用し、湿気をコントロールすることが不可欠です。
* 照明計画: 十分な明るさを確保するために、間接照明や複数の光源を配置するなど、照明計画を綿密に行いましょう。
* 明るい色の内装: 壁や床に明るい色のクロスや塗装を施すことで、空間を広く明るく見せる効果があります。グレーなどの落ち着いた色も素敵ですが、採光が少ない場合は、アイボリーやベージュなどの明るい色を選ぶことをおすすめします。

隣家との距離とプライバシー

隣家との距離が非常に近いことは、プライバシーの面で懸念材料となります。特に、西側の隣家が境界線ギリギリに建っている場合、窓から隣家の様子が丸見えになる可能性があります。また、会話の内容も聞こえやすいため、防音対策も必要となるでしょう。

解決策:

* 目隠し: 窓にブラインドやカーテン、ロールスクリーンなどを設置し、プライバシーを守りましょう。
* 植栽: 高さのある樹木や生垣を植えることで、視線を遮り、プライバシーを確保できます。ただし、隣家との境界線に植える場合は、事前に隣家への配慮が必要です。
* 防音対策: 窓に防音フィルムを貼ったり、厚手のカーテンを使用したりすることで、騒音対策をしましょう。

室外機の設置スペース

北側にエアコンなどの室外機を設置できるスペースがあるかどうかは、重要な確認事項です。スペースが不足している場合、設置場所の確保に苦労する可能性があります。

解決策:

* 事前に確認: 物件の設計図を確認し、室外機の設置スペースの有無を確認しましょう。
* 設置場所の検討: スペースが不足している場合は、他の場所に設置できるか、業者に相談しましょう。

価格と立地のバランス

同じような立地で50m離れた物件と比べて1000万円安いという点は魅力的ですが、その価格差が、採光や通風、プライバシーといったデメリットを反映している可能性が高いです。安さだけで判断せず、長期的な視点でメリット・デメリットを比較検討することが重要です。

専門家の意見

建築士や不動産業者に相談することで、物件の構造や周辺環境に関する専門的な意見を得ることが可能です。特に、湿気や通風の問題、隣家との距離感など、専門家の視点から客観的な評価を得ることは、賢い選択と言えるでしょう。

「納戸」を有効活用するアイデア

「納戸」と表記されている部屋は、工夫次第で快適な空間へと変えることができます。

収納スペースとして活用

* クローゼット: 洋服やバッグなどを収納するクローゼットとして活用できます。
* パントリー: 食品や食器などを収納するパントリーとして活用できます。
* ワークスペース: デスクやパソコンなどを置いて、ワークスペースとして活用できます。

趣味の部屋として活用

* 書斎: 本棚やデスクを置いて、静かに読書や仕事ができる書斎として活用できます。
* 趣味の部屋: 手芸や絵画など、趣味を楽しむための部屋として活用できます。

その他の活用方法

* ゲストルーム: ソファやベッドを置いて、来客用のゲストルームとして活用できます。
* 収納庫: シーズンオフの衣類や使わない家具などを収納する収納庫として活用できます。

まとめ

狭小地で隣家との距離が近い物件は、採光や通風、プライバシーといった課題を抱える可能性があります。しかし、適切な対策を講じることで、快適な住空間を実現することも可能です。価格だけでなく、長期的な視点でメリット・デメリットを比較検討し、ご自身のライフスタイルに合った物件選びを心がけましょう。

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