狭小三階建て住宅のリフォーム:1階トイレ撤去の是非と収納確保の戦略

狭小三階建ての中古住宅を購入することになり、リフォームについて悩んでいます。現状の間取りは、一階にキッチン(八帖)・風呂・洗面・トイレ、二階に2部屋・トイレ、三階に二部屋なのですが、古い住宅なので収納が押入れ以外は皆無なので、一階のトイレをつぶしてクローゼットにするか否かで悩んでいます。寝室は二階になると思うので二階にだけトイレはあればいいかなと思ったのですが、やはり一階にトイレがないというのは不便でしょうか。一階が洗面・風呂だけならトイレは悩むほどでもなくいらないと思いますが、キッチンもあるため、家事食事をする時間を考えるとキッチンがある階にトイレがないという状況が今までなかったので不便なものかどうかいまいちわからなくて…。同じような間取りの住宅に住んでいる方のご意見お伺いしたいので宜しくお願いします。ちなみに家族構成は夫婦ふたりだけなのでトイレの数的にはひとつでも十分だとは思います。

狭小住宅における1階トイレ撤去のメリット・デメリット

狭小三階建て住宅のリフォーム、特にトイレの配置は重要な検討事項です。 ご質問のように、1階トイレを撤去して収納を増やすか、そのまま残すか迷うのは当然のことです。 夫婦二人暮らしでトイレは1つで十分と考えるのは合理的ですが、生活動線の快適性と利便性を考慮する必要があります。

1階トイレ撤去のメリット:収納スペースの確保

1階トイレを撤去する最大のメリットは、貴重な収納スペースを確保できる点です。 狭小住宅では収納不足が深刻な問題となるため、クローゼットとして活用すれば、生活空間をより快適にできます。 特に、キッチンと洗面所がある1階に収納を増やすことで、日用品や調理器具の収納に役立ち、家事動線をスムーズにする効果も期待できます。

1階トイレ撤去のデメリット:不便さ、来客対応

一方、デメリットとしては、1階にトイレがないことによる不便さが挙げられます。 高齢になった場合や、急な体調不良の際、階段の上り下りが必要になります。 これは、健康面や安全面でのリスクを高める可能性があります。また、来客があった場合にも、2階まで案内する必要があり、プライバシーやホスピタリティの面でも配慮が必要となります。

1階トイレ撤去の代替案:コンパクトトイレの導入、収納工夫

1階トイレを撤去するかどうか迷う場合は、代替案を検討することも有効です。

コンパクトトイレの導入

最近のトイレは、省スペース設計のものが多く、従来よりもコンパクトなトイレを設置することで、トイレと収納スペースを両立できる可能性があります。 トイレメーカーのショールームを訪れて、様々なモデルを確認し、設置スペースとデザインを検討してみましょう。 例えば、壁掛けタイプのトイレや、タンクレストイレは、省スペース化に貢献します。

収納スペースの工夫

トイレを撤去しなくても、収納スペースを工夫することで、収納不足を解消できます。 例えば、

  • 壁面収納:壁一面に棚や収納を設置する。
  • 天井収納:天井裏を活用した収納を作る。
  • すき間収納:家具と壁のすき間などを有効活用する。
  • マルチ収納家具:収納機能と他の機能を兼ね備えた家具(例:ソファベッド、収納付きベンチなど)を導入する。

といった方法があります。 これらの方法を組み合わせることで、限られたスペースを最大限に活用できます。

専門家の意見:建築士・インテリアコーディネーターの視点

建築士やインテリアコーディネーターに相談することも有効です。 彼らは、間取りの変更や収納計画に豊富な経験と知識を持っています。 間取り図と希望を伝え、プロの視点からアドバイスを受けることで、最適なリフォームプランを立てることができます。 特に、狭小住宅のリフォームは専門家の知見が不可欠です。

具体的な事例:成功事例と失敗事例

実際に、1階トイレ撤去のリフォームを行った方の事例を参考にしましょう。

成功事例:収納重視、生活動線改善

あるご夫婦は、1階トイレを撤去し、代わりに大容量のウォークインクローゼットを設置しました。 その結果、生活空間がすっきりし、家事動線がスムーズになったと報告しています。 彼らは、2階トイレへの移動もさほど不便に感じていないようです。 ただし、高齢化に備え、将来的なバリアフリー化も考慮した設計にしています。

失敗事例:不便さによる後悔

一方、1階トイレを撤去したことを後悔している方もいます。 特に、夜間のトイレ使用や急な体調不良の際に、階段の上り下りが負担になったと述べています。 この事例は、生活スタイルや家族構成、将来的なことを考慮せずにリフォームを進めた結果です。

まとめ:ご自身の生活スタイルと将来を見据えて

1階トイレの撤去は、メリットとデメリットを慎重に比較検討する必要があります。 ご自身の生活スタイルや家族構成、将来的なことを考慮し、最適な判断を下してください。 収納スペースの確保も重要ですが、生活の利便性や安全性を犠牲にしてはいけません。 必要であれば、専門家の意見を聞き、様々な代替案を検討することをお勧めします。 快適で安全な住空間を実現するために、時間をかけてじっくりと計画を進めていきましょう。

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