犬アレルギーとインテリア:突然の発症と対策、そして快適な空間づくり

私の家では私が子供の頃からイヌを飼っており、20年以上イヌと共に生活してきました。 犬種は柴系の雑種で家の中で飼っていました。 そのイヌ達は亡くなってしまい、しばらくイヌがいない生活を送って、私は仕事の都合もあり、実家を出ました。 その後、私の父と妹だけが残る形となり、新しく家を購入し、そこで新しくイヌを飼い始めました。(ミニチュアダックス) 新しい家は部屋数が少ないため、私の部屋はありません。 年末年始やお盆に実家に遊びに行くと、寝る場所はリビングのソファーにふとんを敷いて寝ています。 そこにはケージが置いてあり、寝るときはイヌもそこにいます。 飼い始めた頃は全然平気だったのですが、1年前くらいからそこで寝ると鼻と口の間がかゆくなってきて、呼吸するのが苦しくなってきます。 目もかゆくなり、そこの部屋にいるのがとてもつらいのです。 今年はお正月とお盆に実家に行きましたが、やはり苦しくて寝られませんでした。 今まで古い家の時は平気で、今のイヌになってからも最初の2年くらいは平気だったのに、1年前くらいから急にこうなってしまいました。 イヌアレルギーみたいなものはこのように突然発症することはあるのでしょうか? それともただ家が埃っぽいだけなのでしょうか? アレルギー検査はこれから受けようとは思っていますが、治療法はありますか? もしイヌアレルギーだった場合、そこで寝るときだけでも薬で抑えたりすることはできるのでしょうか。 ちなみに父と妹はそこの部屋にいても平気みたいです。

犬アレルギーの突然の発症はありえるのか?

長年犬と暮らしてきたにも関わらず、ある日突然アレルギー症状が出現することは、残念ながらあります。これは、遅発型アレルギーと呼ばれるもので、体内の免疫システムの変化によって発症する可能性があります。 幼少期から犬と生活することで、免疫寛容が形成され、アレルギー症状が出にくい状態になっていたものの、加齢や生活環境の変化、ストレス、他のアレルギー疾患の併発などによって、この免疫寛容が破綻し、アレルギー反応が起きやすくなるケースがあります。 また、新しい犬種との接触や、新しい家の環境(ハウスダストの種類や量の変化など)も、アレルギー発症の引き金となる可能性があります。 ご質問の場合、新しい家での生活、新しい犬種との接触、そして寝場所がリビングと変化している点が、アレルギー発症に影響を与えている可能性があります。

埃とアレルギーの違いを見極めるには?

埃っぽい環境もアレルギー症状を引き起こす可能性がありますが、犬アレルギーと埃による症状には違いがあります。埃による症状は、主に目のかゆみ、鼻水、くしゃみといった症状が中心となることが多いです。一方、犬アレルギーの場合は、鼻や口の周りの痒み、呼吸困難といった症状が強く現れる傾向があります。 ご質問の症状から、埃だけの可能性は低く、犬アレルギーの可能性が高いと考えられます。しかし、正確な原因を特定するためには、アレルギー検査を受けることが重要です。

アレルギー検査と治療法

アレルギー検査では、血液検査や皮膚テストによって、犬のどの成分に反応しているのかを調べることができます。これにより、原因物質を特定し、適切な治療法を選択することが可能です。

治療法としては、以下のものが挙げられます。

  • 抗ヒスタミン薬:かゆみ、くしゃみ、鼻水などの症状を緩和する薬です。症状が軽い場合に有効です。
  • ステロイド薬:炎症を抑える効果が高く、症状が強い場合に用いられます。長期的な使用は避け、医師の指示に従うことが重要です。
  • アレルギー免疫療法(減感作療法):少量のアレルゲンを少しずつ体内に投与することで、アレルギー反応を軽減させる治療法です。効果が現れるまでには時間がかかりますが、根本的な治療を目指せる方法です。
  • 抗体医薬品:近年開発が進んでいる治療薬で、アレルギー反応に関与する物質をブロックすることで症状を抑制します。

ご質問のように、年末年始やお盆など、一時的に症状を抑えたい場合は、抗ヒスタミン薬を服用することで症状を軽減できる可能性があります。しかし、薬の服用は医師の指示に従うことが重要です。

インテリアと犬アレルギー対策

犬アレルギーと診断された場合、犬と完全に離れるのが一番良い方法ですが、それが難しい場合は、インテリアの工夫で症状を軽減することが可能です。

空気清浄機と空気の質改善

高性能な空気清浄機を設置し、ハウスダストやペットのフケ、ダニなどを除去することで、アレルギー症状を軽減できます。HEPAフィルター搭載の空気清浄機を選ぶことが重要です。

犬の毛の対策

犬の毛はアレルギーの原因物質となるため、こまめなブラッシングで毛の量を減らし、掃除機でしっかり掃除をすることが大切です。犬の寝具も定期的に洗濯しましょう。

寝具選び

ダニを通さないカバーや、洗える素材の布団を使用することで、ダニによるアレルギー症状を軽減することができます。

素材選び

カーペットやカーテンなどの布製品は、犬の毛やフケがつきやすく、掃除が困難なため、アレルギー症状を悪化させる可能性があります。木製の床掃除しやすい素材の家具を選ぶことをおすすめします。

定期的な清掃

掃除機や拭き掃除をこまめに行い、常に清潔な状態を保ちましょう。特に、犬が過ごす場所や寝床は徹底的に清掃することが重要です。

専門家の意見

アレルギー専門医によると、「犬アレルギーは、突然発症することもあります。環境の変化やストレス、加齢などが影響している可能性があります。まずはアレルギー検査を受け、原因を特定することが重要です。その後、適切な治療法を選択し、生活環境を整えることで症状をコントロールすることが可能です。」とのことです。

まとめ

犬アレルギーは突然発症することもありますが、適切な検査と治療、そしてインテリアの工夫によって症状をコントロールすることができます。 ご自身の症状を正確に把握するためには、アレルギー検査を受けることが第一歩です。 そして、医師の指示に従いながら、適切な治療を行い、快適な生活空間を築くことで、犬との生活を楽しみながら、健康を維持することが可能になります。 インテリア選びも、アレルギー対策の一環として重要です。 清潔で、アレルギー物質の少ない環境を作ることで、より快適な生活を送ることができるでしょう。

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