犬の行動と安心できるお家環境づくり:多頭飼育と新しい環境への適応

3週間ほど出産間際の姉から犬を2匹預かることになりました。チワワ(♂7歳)とダックス(♀5歳)なんですが、姉の家ではチワワはケージの中。ダックスは部屋で放し飼いにしてたせいか、チワワは人間が名前を呼んでも近寄ろうともせず、ケージに手を入れるだけでも凄まじい声で唸っていました。私の部屋で預かってからまだ3日目ですが、最初の頃はずっとバリの中に篭っていましたが、私が少し離れた床に寝転がり、名前を呼んだりオヤツをあげたりすると出てくるようになり、2日目で抱っこをしても唸らなくなりました。そして1番驚いているのが、テレビなどを見ていると膝に乗って少し尻尾を振ってきたり、体の一部を私にくっつけて寝るようになったんです。先ほどは床に寝転がってダックスと遊んでいたら、バリから凄まじい勢いで出てきて私の顔面に衝突してきました。これは多少なりとも懐いてきたということなのでしょうか…それとも場所が変わって不安なのでしょうか…それと、ダックスなのですが、布団に寝転がってはずっと前足を甘噛みしています。先ほどは後ろ足を噛んでいたのですが2分ほど前から後ろ足を噛んだままうたた寝を始めました。足を噛む行為は辞めさせたほうがいいのでしょうか…質問がたくさんありますが、どうか、よろしくお願いします。

新しい環境への適応と懐くサイン

まず、チワワの行動についてですが、3日間でここまで変化があったということは、あなたを信頼し始め、新しい環境に少しずつ慣れてきている良い兆候です。ケージの中で過ごすことが多かったチワワにとって、あなたの部屋は全く新しい環境です。警戒心が強く、唸っていたのは、恐怖や不安の表れでした。しかし、あなたの優しく穏やかな対応によって、安全な場所だと認識し始めたのでしょう。

  • 膝に乗って尻尾を振る:これは明確な愛情表現です。信頼しているからこそ、あなたとの距離を縮めようとしています。
  • 体の一部をくっつけて寝る:安心できる場所、そしてあなたを信頼している証拠です。犬は安心できる場所ではリラックスして眠ります。
  • バリから勢いよく飛び出してくる:これは、興奮と喜びの表れです。あなたと遊びたい、あなたと一緒にいたいという気持ちの現れでしょう。少し乱暴なようですが、愛情表現の一種と捉えて良いでしょう。

場所が変わって不安な面もあるかもしれませんが、あなたの愛情ある接し方によって、徐々に安心感を覚えていると考えられます。焦らず、チワワのペースに合わせて接し続けることが大切です。

多頭飼育における注意点と行動の解釈

チワワとダックスの多頭飼育においては、それぞれの性格やこれまでの生活環境の違いを理解することが重要です。チワワはケージ飼育、ダックスは放し飼いだったため、性格や行動パターンに違いがあるのは当然です。

チワワがあなたに懐き始めた一方で、ダックスの甘噛みは、遊びや注意喚起、あるいは不安の表れの可能性があります。特に、寝ている間に足を噛むのは、安心しているからこそできる行動です。しかし、甘噛みは、将来問題となる可能性も秘めているため、注意が必要です。

  • 遊びの甘噛み:遊びの最中に甘噛みをする場合は、遊び方を工夫することで改善できます。おもちゃを使って気を紛らわせたり、噛むと嫌な音の出るおもちゃを使うのも有効です。
  • 注意喚起の甘噛み:何かを伝えたいときに甘噛みをする場合があります。例えば、お腹が空いた、散歩に行きたいなど。そのサインを見逃さず、適切に対応することが重要です。
  • 不安の甘噛み:新しい環境やストレスによって不安を感じている場合、甘噛みをすることがあります。この場合は、安心できる環境を整え、優しく接することが大切です。

具体的なアドバイス

チワワへの対応

* 継続的な愛情表現:優しく名前を呼びかけ、撫でたり、オヤツを与えたりすることで、信頼関係を築きましょう。
* 無理強いはしない:ケージから出たくない場合は無理強いせず、ゆっくりと時間をかけて慣れさせてあげましょう。
* 安全な空間の確保:チワワが安心して休める場所(ベッドやクッションなど)を用意しましょう。
* ダックスとの距離感:最初はチワワとダックスを完全に分離し、徐々に距離を縮めていくことをお勧めします。

ダックスへの対応

* 甘噛みの対処法:甘噛みされた時は、「痛い!」と明確に伝え、一時的に遊びを中断しましょう。決して怒鳴ったり、叩いたりしてはいけません。
* 代替行動の提案:甘噛みの代わりに、おもちゃを与えたり、一緒に遊んだりすることで、注意をそらすようにしましょう。
* 十分な運動:ダックスは活発な犬種なので、十分な運動の機会を与えましょう。散歩や室内遊びでエネルギーを発散させることで、甘噛みが減る可能性があります。
* 寝る場所の確保:ダックスが安心して眠れる場所を用意しましょう。

共通の対応

* 規則正しい生活:散歩、食事、睡眠などの時間を決めて、規則正しい生活を送らせることで、犬のストレスを軽減できます。
* 獣医への相談:気になる症状や行動変化がある場合は、獣医に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応ができます。
* 室内環境の整備:犬が安全に過ごせるように、危険なものを片付け、犬用のスペースを確保しましょう。滑り止めマットなどを敷くのも効果的です。
* インテリアの工夫:犬が落ち着けるようなインテリアを心がけましょう。例えば、ベージュ系の落ち着いた色合いの家具や、犬が落ち着ける隠れ家のような場所を作るのも良いでしょう。

専門家の視点

動物行動学の専門家によると、犬の行動は、過去の経験や現在の環境、そして飼い主との関係性によって大きく影響を受けます。今回のケースでは、チワワの過去のケージ飼育経験と、新しい環境への不安が、初期の警戒心につながっていたと考えられます。しかし、あなたの優しい対応によって、徐々に安心感を覚え、懐き始めているのは素晴らしいことです。ダックスの甘噛みについても、遊びや不安の表れである可能性が高く、適切な対応と環境整備によって改善できるでしょう。

まとめ

犬の行動は複雑で、一概に判断することはできません。しかし、あなたの愛情と適切な対応によって、チワワもダックスも、あなたとの信頼関係を築き、安心して暮らせるようになるでしょう。焦らず、犬のペースに合わせて接し、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることが大切です。

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