犬のトイレトレーニング:8ヶ月オス犬の多頭飼育と多発する粗相への対処法

もうすぐ8ヶ月になるトイプードル×ヨークシャテリアのミックス犬(オス)を飼っています。トイレのしつけが上手くできません。トイレトレーでするときもあれば、サークル内のあちらこちらで足を上げてしまいます。なのでサークルの外におしっこが飛び出ています。また、部屋に放すと家のあらゆるところ(場所はたいていは決まっているけれど把握しているだけで10箇所以上はあります)で足を上げてしてしまいます。うんちはちゃんとトイレでしますが、なぜかたまにリビングでします。目を離したすきにされてしまう時もあるので、後で気がつくこともあるのですが、目の前で平然とシャーシャーします。怒ってはいけない、粗相をしてしまった場合は知らん顔して後始末をすると購入したペットショップで教えられたのでそのようにしてきたのですが、日に日に酷くなり、今の状況にあります。なので、今は目の前でした時は大きな声で「○○ちゃん!!」としてはいけないことと認識させる為に怒ります。でも、びっくりも逃げもせずにし続けます。そこで、彼が1番嫌であるサークルに閉じ込めることにしました。(してはいけないことをしたらこうなるんだよ!と覚えさせる為)しばらくはしょんぼりしていますが、5分も経たないうちに吠えはじめ無視しているとこれ以上声が出ないというくらい大きな甲高い声で鳴き続けます。で、効果はあるかというとまったくありません。リビングで飼っている為、あまりのうるささ、おしっこのできなさにノイローゼになりそうだ…と家族から責められています。(私が飼いたいといって飼ったため)8ヶ月もたった子を改めてしつけることは可能なのでしょうか?仕事をしている為、1日中一緒にいれる日は月に3回くらいです。こんな状況でもしつけが出来ると思い飼ってしまったので考えが甘かったと思いますが、これから何年も一緒に暮らすので出来ることは何でもして頑張りたいと思っています。アドバイス宜しくお願いいたします。補足うちに連れてきた当時はトイレスプレーなどを使ってトイレの場所を把握させていました。なので、たまにはみ出てしまうことがあってもトレイ内に座るような格好でほとんどできていました。それが散歩ができるようになり、だんだん足を上げてオシッコをするようになったあたりから、あちらこちらにするようになってきました。オシッコ防止のグッズなどで対応しましたが効果はありませんでした。むしろそれにオシッコをかけていました。また、家族によって行動を変えるようです。私といる場合は1〜2回の粗相程度ですが、私がおらずに母だけの場合、5回以上のオシッコにウンチまでされています。(食事後などの時間関係なく。)母に嫌がらせをしてるんじゃないかと思うくらいです。

8ヶ月の子犬のトイレトレーニング再チャレンジ:現状分析と解決策

8ヶ月の子犬のトイレトレーニングは、決して遅くありません。むしろ、今までの方法を見直し、犬の行動と心理を理解した上で、適切なトレーニングを行うことで、改善が見込めます。現在の状況を分析し、具体的な解決策を提案します。

問題点の整理

* トイレトレーでの排泄は時々のみで、サークル内外のいたるところで足を上げて排泄する。
* うんちはトイレでするが、リビングですることもある。
* 目の前で平然と排泄する。
* 叱っても効果がない。サークルに閉じ込めるのも効果がない。
* 家族によって行動が異なる(飼い主さんに対しては比較的少ないが、お母さんに対しては多い)。
* 散歩開始後、足を上げて排泄するようになった。
* オシッコ防止グッズは逆効果。

原因の推測と解決策

これらの問題点は、単に「トイレトレーニングができていない」というだけでなく、以下の要因が複雑に絡み合っている可能性があります。

1. マーキング行動

足を上げて排泄するのは、縄張り主張のマーキング行動です。散歩で外の世界を知り、自分のテリトリーを確立しようとする本能的な行動が強まっていると考えられます。

* 解決策:
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  • 徹底的な清掃:既にマーキングされた場所を、犬が感知できないように徹底的に清掃します。市販のペット用消臭剤を使用し、さらに重曹や酵素系洗剤などを使用すると効果的です。臭いが残っていると、犬はそこにまた排泄しようとします。

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  • オス犬用トイレトレー:足を上げやすい形状のトイレトレーに変更するのも効果的です。メッシュタイプのトレーを使用し、排泄物をすぐに処理することで臭いを抑えることも重要です。

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  • 避妊・去勢手術:マーキング行動を抑制する効果があります。獣医師と相談の上、検討してみましょう。

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  • 代替行動の強化:おやつを与えながら、特定の場所で排泄する行動を褒めて強化します。成功したらすぐに褒めて、おやつを与えましょう。

2. 叱責の非効果

叱責は、犬にとって恐怖や不安を与え、学習効果が低いだけでなく、関係性の悪化につながります。既に叱っても効果がない状態なので、別の方法を試す必要があります。

* 解決策:
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  • 無視と褒めるを徹底:粗相を発見したら、感情的に叱らずに、落ち着いて片付けます。トイレで成功した時は、すぐに褒めておやつを与えましょう。良い行動を強化することで、犬はトイレでする方が良いと学習します。

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  • ポジティブな強化:おやつや褒め言葉で、良い行動を強化しましょう。犬は褒められると嬉しいので、積極的に良い行動を繰り返すようになります。

3. 家族間の行動の違い

家族によって行動が異なるのは、犬が各家族の行動パターンを学習しているためです。お母さんの場合、犬が粗相をしても、無意識に注意を払っている可能性があります。

* 解決策:
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  • 家族全員で同じルールを徹底:トイレトレーニングのルールを家族全員で共有し、同じように対応することが重要です。例えば、粗相した時の対応、褒め方、おやつを与えるタイミングなどを統一しましょう。家族全員が協力して、一貫したトレーニングを行うことが大切です。

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  • お母さんへの指導:お母さんにも、犬の行動とトレーニング方法について理解を深めてもらう必要があります。犬の行動学に関する書籍やウェブサイトなどを参考に、一緒に学習するのも良いでしょう。

4. 散歩とトイレトレーニングの関係

散歩開始後、マーキング行動が増えたということは、散歩がトリガーになっている可能性があります。

* 解決策:
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  • 散歩前のトイレ:散歩前に必ずトイレに行かせる習慣をつけます。成功したら必ず褒めましょう。

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  • 散歩後のトイレ:散歩後も、すぐにトイレに行かせます。これも成功したら必ず褒めましょう。

5. ストレス

過度なストレスも、トイレの粗相につながります。サークルへの閉じ込めは、犬にとってストレスになっている可能性があります。

* 解決策:
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  • サークルを快適な空間に:サークルを犬にとって安全で快適な場所にする必要があります。お気に入りのベッドや玩具を入れてあげましょう。サークルは罰ではなく、安全な場所であると犬に認識させましょう。

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  • ストレス軽減:犬がストレスを感じているようであれば、原因を特定し、ストレスを軽減する必要があります。例えば、十分な運動や休息、適切な社会化などです。

専門家の意見:動物行動学者の視点

動物行動学者によると、犬のトイレトレーニングは、犬の年齢や性格、環境、飼い主の対応など、様々な要因が複雑に絡み合っており、一概にこれが正解とは言えません。しかし、重要なのは、犬の行動を理解し、犬にとって安全で快適な環境を提供すること、そして、ポジティブな強化によって良い行動を促すことです。叱責は、犬との信頼関係を壊す可能性があるため、避けるべきです。

具体的な行動計画

1. 徹底的な清掃:全てのマーキング箇所を、専門の消臭剤で徹底的に清掃します。
2. トイレトレーの見直し:オス犬用の足を上げやすいトイレトレーに変更します。
3. 家族全員でルール共有:トイレトレーニングのルールを家族全員で共有し、一貫した対応を徹底します。
4. ポジティブな強化:トイレで成功した時は、必ず褒めておやつを与えます。
5. 散歩前後のトイレ:散歩の前後に必ずトイレに行かせます。
6. サークルの見直し:サークルを安全で快適な場所にします。
7. ストレス軽減策:十分な運動、休息、社会化を心がけます。
8. 獣医への相談:必要に応じて、獣医師に相談します。

まとめ

8ヶ月の子犬のトイレトレーニングは、決して遅くありません。これまでとは異なるアプローチで、犬の行動と心理を理解した上で、根気強くトレーニングを続けることが重要です。家族全員で協力し、犬にとって安全で快適な環境を整え、ポジティブな強化を続けることで、必ず改善が見られます。焦らず、犬との信頼関係を築きながら、ゆっくりとトレーニングを進めていきましょう。

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