犬のテーブルへのいたずら対策と効果的なしつけ方法

部屋で放してるとき、机の上の食べ物を取られます。叱ろうと思って、犬の方に行くと食べ物をとられると思うのか叱られると思うのか逃げまくります。これはどうしつければいいですか?アドバイスお願いします。補足いろんな面でやり方を間違っていたのですね…。反省しています。これからは食べ物を置かないように気をつけようと思っているのですが、食べ物を置いてない時でもテーブルに手をかけたりした場合は叱っても大丈夫ですか?また、追いかけて叱る事はしない方がいいですか??

犬のテーブルへのいたずら:原因と解決策

愛犬がテーブルの上の食べ物を取ってしまう、そして叱ろうとすると逃げ出す…これは多くの飼い主さんが直面する悩みの種です。この行動の裏には、いくつかの原因が考えられます。

1. 報酬と学習効果

犬は、過去にテーブルの上の食べ物を取って「美味しかった」という報酬を得た経験から、同じ行動を繰り返している可能性があります。一度成功体験を得ると、犬はそれを学習し、同じ状況下では同じ行動をとる傾向があります。

2. 恐怖と逃避行動

叱られることを恐れて逃げている可能性も高いです。特に、追いかけながら叱る方法は逆効果で、犬は「叱られる=怖い」という感情を強化し、さらに警戒心を高めてしまいます。これは、犬にとってストレスとなり、問題行動を悪化させる可能性があります。

3. 遊び心と好奇心

犬によっては、テーブルの上にあるものが「おもちゃ」に見える場合もあります。特に、キラキラ光るものや、独特の匂いのする食べ物などは、犬の好奇心を刺激し、触ったり食べたりしようとする行動につながります。

効果的なしつけ方法:3つのステップ

では、どうすればこの問題を解決できるのでしょうか?以下の3つのステップで、効果的なしつけを行いましょう。

ステップ1:環境の整備と予防

まず、根本的な解決策として、犬がテーブルの上の食べ物にアクセスできないように環境を整えることが重要です。

  • 食べ物をテーブルに置かない:これは最も効果的な方法です。犬が誘惑にさらされる状況を減らすことが、しつけの第一歩です。
  • テーブルの上を片付ける:食べ物がなくても、犬が興味を持つ可能性のあるもの(リモコン、ペンなど)をテーブルの上から片付けましょう。
  • テーブルにカバーをかける:テーブルに布などをかけ、犬がテーブルの上の様子が見えないようにするのも有効です。
  • 犬用の食器を用意する:犬専用の食器を用意し、犬が自分の食事場所を認識できるようにしましょう。これにより、テーブルの上の食べ物を狙う行動を減らすことができます。
  • 犬が触れない場所に収納する:食べ物を犬が触れない場所に収納するのも有効です。例えば、高い場所に収納したり、扉付きの棚にしまうなどです。

ステップ2:ポジティブな強化

叱るのではなく、犬がテーブルに近づかない行動を褒めて強化しましょう。

  • 「ダメ」を教える:テーブルに近づこうとした時に「ダメ」と優しく言い、犬がテーブルから離れたらすぐに褒めてご褒美を与えましょう。ご褒美は、おやつや言葉の褒め言葉でも構いません。
  • 代替行動を教える:犬に「待て」や「おすわり」などのコマンドを教え、テーブルに近づこうとした時にコマンドを実行させ、成功したら褒めてご褒美を与えましょう。これにより、犬はテーブルに近づかずに別の行動をすることを学習します。
  • 無視する:テーブルに手をかけただけで、すぐに叱る必要はありません。特に、食べ物が無い場合は、無視するのが効果的です。犬がテーブルに興味を示さなくなれば、自然と行動は減っていきます。

ステップ3:専門家への相談

もし、上記のステップを試しても改善が見られない場合は、動物行動学の専門家や獣医師に相談することをお勧めします。専門家は、犬の行動の背景にある原因を特定し、適切な解決策を提案してくれます。

追いかけて叱ることは避けるべき理由

追いかけて叱る行為は、犬にとって非常にストレスフルです。犬は、追いかけられることで恐怖を感じ、逃げ出すことを学習します。これは、信頼関係を壊し、問題行動を悪化させる可能性があります。

代わりに、犬がテーブルに近づこうとした瞬間に、落ち着いて「ダメ」と言い、テーブルから離れたら褒めるようにしましょう。この方法であれば、犬は「テーブルに近づくと叱られる」のではなく、「テーブルから離れると褒められる」ことを学習します。

テーブルに手をかけた場合の対応

食べ物がなくても、テーブルに手をかけた場合は、軽く「ダメ」と注意しましょう。しかし、大声で叱ったり、追いかけたりする必要はありません。落ち着いて、犬にテーブルから離れるように促すことが重要です。

インテリアとの調和:犬と安全に暮らす空間づくり

犬と安全に暮らすためには、インテリアにも工夫が必要です。

  • 犬が登れない家具を選ぶ:犬がテーブルやカウンターに登れないように、高さのある家具を選ぶことも有効です。脚が低い家具や、犬が登りにくい素材の家具を選ぶと良いでしょう。
  • 犬専用のスペースを作る:犬が安心して過ごせる専用のスペースを作ることで、犬のストレスを軽減することができます。犬ベッドや、犬が自由に遊べるスペースなどを用意しましょう。
  • 安全な素材の家具を選ぶ:犬が噛んでも安全な素材の家具を選ぶことも重要です。例えば、無垢材の家具や、塗装されていない家具を選ぶと良いでしょう。

これらの対策と適切なしつけによって、愛犬との快適な生活を実現しましょう。

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