犬のケージトレーニング:ストレスなく成功させるためのステップバイステップガイド

犬がケージを嫌がって入ってくれない!3歳ミックスオスを施設から貰って1ヶ月と2週間経ちます。去勢手術2日目で、施設で慣れていなかったので栄養不良でかなり弱っていました。ずっとお腹も壊していたり、寄生虫の治療をしていたので、元気な状態ではなかったのでハウストレーニングはしていませんでした。最近やっと健康になり、私達には懐いてきましたが、今まで留守中にゴミ箱を漁ったりすることはありませんでした。ところが最近ゴミ箱を漁るようになり、外出中はゴミ箱を隠して部屋のドアを閉め、おもちゃとオヤツを与えてリビングだけ自由にさせていました。しかし、先日ソファの上で食べたオヤツを吐いてしまい、ケージに入れようとしましたが、どうしてもケージを嫌がりハウスと認識してくれません。大好きなオヤツをケージに投げ入れて入るように教えたのですが、犬は食べて慌ててケージから出てきてしまい、全く入りたがりません。無理に入れたりすると、私が同じ部屋にいる時はクンクンと嫌がりますが、私が別の部屋にいると大きな声でワンワンと延々と鳴き続けます。無視してもエスカレートしてつらそうに吠えまくります。私が部屋に戻るとクンクンに変わり、暫くすると諦めて大人しくなります。この子の背景は施設も詳しくないので分かりませんが、基本的には大人しくてあまり吠えない犬で、とても家族に甘えたい甘え坊です。トイレは外でしかせず、家の中では出来ないようにトレーニング出来ています。散歩は朝と晩の2回で、毎日おもちゃで引っ張りっこもしています。ケージの中にお水もありますが、あまり飲みません。外に出ればいつもご飯の横でお水を飲みます。1.ケージに入れないわけではありません。私が同じ部屋にいるなら嫌がりますがケージでも寝れます。2.ケージの中で大人しくしたら大きな声で褒めるのも試しましたが、あまり効果がありませんでした。3.オヤツはケージ内しかあげません。4.お座り、マテはうちに来た時に既に出来ていました。5.今まではいつも私達夫婦のベッドの下に潜って寝ていました。今はベッドの下で寝させません。6.トレーニングを始めて3日目で、毎日数回トレーニングしています(1回15分~20分)。7.ケージのドアを開けたまま、「マテ」と言えば出てきません。でも私がその場を離れると出てきます。来客があると吠えるのと、留守中にいたずらしないようにケージで寝るようにトレーニングしたいです。毎日ハウストレーニングのことで凄くストレスを感じていてどうしたら良いでしょうか?是非教えてください。

愛犬がケージを嫌がり、ハウストレーニングに苦労されているとのこと、お気持ちお察しします。3歳という年齢、そして施設からの保護犬という背景を考えると、過去の経験がケージへの抵抗に繋がっている可能性があります。焦らず、段階的にトレーニングを進めていきましょう。この記事では、愛犬のストレスを最小限に抑えながら、ケージを安全で快適な場所と認識させるための具体的な方法をご紹介します。

ケージへの恐怖心を解消する:段階的なアプローチ

ステップ1:ケージを安全で快適な空間に変える

まず、ケージを「怖い場所」ではなく「安心できる場所」に変えることが重要です。そのためには、ケージの環境を整えることから始めましょう。

  • 適切なケージサイズ:愛犬が自由に寝返りを打て、立ち上がって座れるだけの十分な広さが必要です。小さすぎるとストレスになります。
  • 快適な寝床:柔らかく、清潔なベッドやブランケットを用意しましょう。愛犬が気に入る素材のものを選んであげると良いでしょう。
  • お気に入りのオモチャ:愛犬のお気に入りのオモチャやぬいぐるみを数個入れてあげましょう。これにより、ケージの中が楽しく、安全な場所だと認識しやすくなります。
  • 新鮮な水:常に新鮮な水を用意しましょう。水飲み器を使うのも良いでしょう。
  • ケージの位置:ケージは、家族の活動が見渡せる、静かで安全な場所に設置しましょう。騒音や人の流れが多い場所は避けましょう。

ステップ2:ケージに良いイメージを植え付ける

ケージを良い場所と認識させるために、ポジティブな強化を積極的に行いましょう。

  • オヤツと褒め言葉:ケージの中に入る度に、お気に入りのオヤツを与え、「良い子!」「賢いね!」と優しく褒めましょう。最初はケージのドアを開けたまま、オヤツをケージの中に置いて、自ら入っていくのを促してみましょう。無理強いは禁物です。
  • ゲーム:ケージの中で愛犬が楽しめるおもちゃやパズル玩具を用意しましょう。これにより、ケージの中での時間を楽しく過ごせるようにします。
  • リラックスできる時間:ケージの中に愛犬が自由に過ごせる時間を設けましょう。最初は数分間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。この時、無理強いはせず、愛犬が自らケージに入るのを待ちましょう。

ステップ3:ケージへの滞在時間を徐々に増やす

愛犬がケージの中で快適に過ごせるようになったら、徐々に滞在時間を増やしていきます。最初は数分から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。最初は、あなたがそばにいる状態で行い、徐々に離れる時間を長くしていきましょう。

  • 最初は短時間:最初はほんの数分間だけケージに入ってもらい、すぐに外に出してあげましょう。徐々に時間を延ばしていきましょう。
  • 段階的な延長:最初は15分、次に30分、1時間と、徐々に時間を長くしていきましょう。愛犬の様子を見ながら、無理なく進めていくことが大切です。
  • ご褒美:ケージの中で大人しく過ごせたら、必ずご褒美を与えましょう。オヤツや褒め言葉で、ケージにいることが良いことだと認識させましょう。

ケージトレーニングにおける注意点

  • 決して罰を与えない:ケージの中で吠えたり、暴れたりしても、決して罰を与えてはいけません。罰を与えることで、ケージに対する恐怖心が強まり、トレーニングが難しくなります。
  • 無理強いしない:愛犬がケージに入るのを無理強いしないようにしましょう。恐怖心を与えてしまうと、逆効果になってしまいます。
  • 根気強く続ける:ケージトレーニングは、すぐに効果が出るものではありません。根気強く続けることが大切です。焦らず、愛犬のペースに合わせてトレーニングを進めていきましょう。
  • 専門家の相談:どうしてもトレーニングがうまくいかない場合は、動物行動学の専門家や動物病院に相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的なトレーニング方法を見つけることができるでしょう。

その他の対策:いたずら防止

ケージトレーニングと並行して、いたずら防止対策も必要です。ゴミ箱をしっかりとした蓋つきのものに変える、危険なものを手の届かない場所に片付けるなど、環境を整えることで、愛犬のストレスを軽減し、いたずら行動を防ぐことができます。

まとめ

ケージトレーニングは、愛犬の安全と安心を守るための重要なトレーニングです。焦らず、段階的に進めていくことが大切です。愛犬との信頼関係を築きながら、根気強くトレーニングに取り組んでいきましょう。そして、うまくいかない時は専門家の力を借りることも検討しましょう。愛犬との幸せな生活のために、一緒に頑張りましょう!

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