犬と猫の多頭飼育:プロットハウンドと猫の仲良しになる方法

先日の質問に回答していただきありがとうございました。BAを決めるタイミングを伸ばしすぎて投票になってしまってすみませんでした。ところで、いただいた回答にあった猫ちゃんと仲良くなった猟犬について、できるだけ詳しく教えていただけないでしょうか?特に、どんな性格の犬だったのか?や、どうやって猫となじませたか?や、最初の反応はどうだったか?などがとても気になります。今回引き取った犬は下手にしつけられた犬と比べると、よっぽど素直で明るい子でした。知能も高いようで、すぐにお座りも覚えました。でも、私どもにいいところを見せようとするせいか、我が家の猫を見つけると覚醒してほえてしまうんです。見慣れれば落ち着くものなのか、このまま一生隔離(今は犬を廊下&台所側に、猫たちはリビングに置いて、ベビーフェンスで仕切ってあります)しないといけないのか、先が見えないので不安です。ちなみに質問に書いたアフガン達はもう大往生していて、残っているのは10歳のボルゾイですが、その子は実家の母が手放さないので、3年前に実家を出るときに置いてきましたので、この家にほかの犬はいません。歴代のワンコと猫たちは、アフガンはマイペースなので1回匂ったらその後興味をなくしてスルー。ボルゾイは猫と一緒にした時に子犬だったのでまあなんとか、といった状態でした。今回のワンコについては、間に柵があれば猫的には許容範囲のようです。吠えられると多少は警戒しますが、物陰にかくれたり、家具の上にのったりする程度で、別の部屋に閉じこもってでてこないとかそこまでじゃないです。現在は、柵越しに犬猫対面→犬ほえる→犬を下がらせてドアを閉める。といった対応をしていますが、これで徐々になれていくものなのでしょうか?間違っていたり、もっといい方法があるようでしたらよろしくご教授ください。あと、プロットハウンドの性格についてですが、サイトハウンドに近いんでしょうか?サイトハウンドは確かに頑固でマイペースで「はい!ご主人さま喜んで!(尻尾パタパタ)」みたいな感じではないですが、そこが好きでずっと飼っていたんですよね。それに近い性格だと嬉しいです。

プロットハウンドの性格とサイトハウンドとの比較

まず、プロットハウンドの性格についてですが、サイトハウンドと比較すると、いくつかの共通点と相違点があります。どちらも独立心が強く、マイペースな一面を持つ傾向がありますが、プロットハウンドはサイトハウンドよりも社交的で、人懐っこい面も持ち合わせています。サイトハウンドが狩猟本能を強く持ち、独立して行動することが多いのに対し、プロットハウンドはパックで狩りをするため、群れの中にいることを好み、家族との絆を大切にする傾向があります。 ただし、個体差も大きいため、一概にこうとは言えません。 ご質問にある「はい!ご主人さま喜んで!(尻尾パタパタ)」のような反応は、プロットハウンドでは必ずしも期待できないかもしれません。しかし、信頼関係を築けば、あなたへの愛情表現はきっと見せてくれるでしょう。 重要なのは、犬の個性を理解し、その子に合った接し方をすることです。

犬と猫の最初の出会い:警戒心と対応策

以前、私が飼っていたプロットハウンドは、非常に穏やかで賢い犬でした。初めて猫と出会った時は、強い警戒心を見せ、吠えたり、威嚇する行動も見られました。しかし、焦らず、ゆっくりと時間をかけて、犬と猫を慣れさせていくことが重要です。 いきなり一緒にするのではなく、最初はフェンスなどで仕切り、お互いの存在に慣れさせることから始めました。 この段階では、犬が猫に興奮して吠えるのを防ぐことが最優先です。 ご質問にあるように、柵越しに犬猫対面→犬ほえる→犬を下がらせてドアを閉める、という対応は、犬に「猫に近づくことは良くない」ということを教える効果があります。しかし、この方法だけでは、猫への恐怖や攻撃性を完全に解消することは難しいかもしれません。

犬と猫の仲良しになるための具体的なステップ

犬と猫を仲良くさせるためには、以下のステップを踏むことをお勧めします。

ステップ1:匂いの交換

まずは、犬と猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いに慣れさせることから始めましょう。これにより、お互いの存在を事前に認識し、警戒心を和らげることができます。

ステップ2:視覚的な慣れ

ベビーフェンスで仕切っている状態は良いスタートです。 お互いの姿が見える状態を維持し、徐々に距離を縮めていきます。 この段階では、犬が猫に過剰に反応しないように、落ち着いていられる環境を作ることが重要です。 犬が興奮し始めたら、すぐに視界を遮断したり、別の場所へ移動させるなど、適切な対応をしましょう。

ステップ3:聴覚的な慣れ

犬が猫に吠えるのを完全に防ぐことは難しいですが、吠える頻度を減らす努力をしましょう。 犬が猫を見て吠えたら、すぐに注意し、静かにさせるトレーニングを行いましょう。 「おすわり」や「待て」などのコマンドを教え、落ち着かせましょう。 褒めて強化するポジティブなトレーニングが効果的です。

ステップ4:嗅覚的な慣れ

十分に視覚と聴覚に慣れたら、徐々に距離を縮めていきます。 最初は、短い時間だけ、フェンス越しに直接顔を合わせる練習をしましょう。 この時、犬が猫に近づきすぎないように注意し、猫が安全だと感じられるように配慮することが大切です。

ステップ5:触覚的な慣れ

十分に距離が縮まったら、最終的に直接触れ合う機会を与えます。 この時、犬と猫の性格や反応を注意深く観察し、無理強いしないことが重要です。 猫が嫌がったら、すぐに離しましょう。 安全で安心できる環境を提供することが、成功の鍵となります。

専門家のアドバイス:動物行動学者の視点

動物行動学者によると、犬と猫の多頭飼育においては、個々の動物の性格や過去の経験を考慮した、段階的な慣れ合いプロセスが不可欠です。 犬が猫を狩りの対象として認識しないように、犬の狩猟本能を抑制するトレーニングも必要となる場合があります。 また、猫が安全だと感じる隠れ家を用意するなど、猫のストレスを軽減する工夫も重要です。 必要に応じて、動物行動学者の専門的なアドバイスを受けることをお勧めします。

まとめ:時間と忍耐が成功の鍵

犬と猫の仲良しになるには、時間と忍耐が必要です。 焦らず、段階的に進めていくことで、犬と猫がお互いを理解し、共存できる関係を築くことができます。 大切なのは、犬と猫の安全を確保しながら、ゆっくりと信頼関係を構築していくことです。 今回のワンちゃんのケースでは、現在の対応を継続しつつ、上記ステップを参考に、さらに一歩ずつ進めていくことをお勧めします。 うまくいかない場合は、動物病院や動物行動学専門家に相談することを検討しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)