犬と猫の多頭飼い：甘えん坊のマルチーズと猫の仲良し生活を実現するには？

犬と猫を飼っている飼い主さんに質問します。うちは甘ったれのマルチーズ（メス３歳）を飼っています。猫が飼いたくてしょうがないのですが、飼い主大好きな犬がやきもちを焼きそう、と思います。３キロちょっとのマルチーズなので、猫パンチでやられてしまうかも、という心配もあります。仲良くできるか心配な性格の先住犬がいる場合、猫はあきらめたほうがいいのでしょうか？できたら２，３年後、猫さんをお迎えできたらなあ、と思っているのですが。元気めな猫種と、おとなしめな猫種だと、どちらが犬とうまくいきそうですか？一戸建てに住んでいて部屋数は十分あり、うちの犬は階段をのぼらないので、仲良くなれなかったら猫は２階、犬は１階、と接触させないことも可能です。

Contents

1 甘えん坊のマルチーズと猫の多頭飼い：成功への道
2 インテリアと多頭飼い
3 まとめ

甘えん坊のマルチーズと猫の多頭飼い：成功への道

猫と犬の多頭飼いは、それぞれの性格や相性によって成功も失敗もあります。しかし、適切な準備と配慮があれば、多くの場合、仲良く暮らすことができます。特に、先住犬が甘えん坊でやきもち焼きの性格の場合、猫との関係構築には時間と工夫が必要です。３キロのマルチーズは猫パンチで負ける可能性も否定できませんが、適切な環境設定とトレーニングでリスクを軽減できます。

猫選び：性格と猫種

元気な猫種：ベンガル、アビシニアンなど活発な猫種は、遊び好きで好奇心旺盛なため、犬との積極的な交流を望む可能性があります。しかし、先住犬が落ち着きがないと、追いかけっこがエスカレートし、喧嘩に発展するリスクも高まります。甘えん坊のマルチーズの場合、最初は距離を置く方が安全です。
おとなしい猫種：ラグドール、スコティッシュフォールドなど穏やかな猫種は、比較的落ち着いていて、犬との衝突を避ける傾向があります。先住犬の性格を考慮すると、おとなしい猫種の方が最初はストレスが少ないでしょう。しかし、猫にも個性があるので、必ずしも穏やかなとは限りません。

結論としては、おとなしめな猫種を選ぶ方が、最初は犬との共存がしやすいでしょう。 しかし、最終的には個体差が大きく影響します。ブリーダーや保護団体と相談し、性格をよく把握した上で猫を選ぶことが大切です。子猫よりも成猫の方が性格が安定しているので、成猫を選ぶのも良い選択肢です。

段階的な導入と環境整備

猫を迎え入れる前に、以下の準備をしましょう。

猫のための安全な空間の確保：猫が落ち着いて過ごせる隠れ家（キャットタワー、ハウスなど）を用意しましょう。最初は、犬が近づけない場所に設置することが重要です。２階に猫のスペースを設けるというご計画は有効です。
匂いの馴れ合い：猫を迎える前に、猫の匂いのついたタオルなどを犬に嗅がせて、徐々に猫の存在に慣れさせましょう。これは、犬が猫に対して警戒心を抱くのを軽減する効果があります。
食事場所の分離：犬と猫の食事場所は離しましょう。食事は縄張り意識を刺激するため、争いの原因になりやすいです。
トイレの場所：猫のトイレは犬が届かない場所に設置しましょう。犬が猫のトイレを汚したり、猫が犬のトイレを使ったりするのを防ぎます。
ゆっくりとした導入：猫を初めて家に連れてきた時は、ケージなどで隔離し、数日間は犬と完全に隔離します。その後、徐々に短い時間だけ、お互いの匂いを嗅がせたり、視界に入るようにします。この段階では、犬が猫に対して攻撃的な行動をとらないように、常に注意深く見守りましょう。

犬のトレーニング

先住犬のやきもち焼きを軽減するために、トレーニングが必要です。

「待つ」「おすわり」などの基本的なコマンドを強化する：猫が来た時、犬が興奮したり、猫に近づきすぎないようにコントロールする必要があります。
「よし！」などの褒め言葉を用意する：猫と穏やかに接している時に、積極的に褒めて強化しましょう。
新しいおもちゃやゲーム：猫が来たことで犬が寂しさを感じないように、新しいおもちゃやゲームを与え、注意をそらす工夫をしましょう。
十分な運動と休息：犬のストレスを軽減するために、十分な運動と休息を確保しましょう。疲れている犬は、猫に対して攻撃的になりにくいです。

専門家の活用

どうしてもうまくいかない場合は、動物行動学者や獣医に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけることができます。

インテリアと多頭飼い

多頭飼いに適したインテリア選びも重要です。

猫のためのスペース

キャットタワー：猫が自由に登ったり、寝たりできるキャットタワーは必須です。高い位置に設置することで、犬から安全に距離を置くことができます。
猫用ベッド：犬が近づきにくい場所に、猫専用のベッドを設置しましょう。様々なデザイン、素材、カラーのベッドが販売されています。ベージュのインテリアに合わせやすい、淡い色のベッドを選ぶのも良いでしょう。
猫用ハンモック：窓際に設置して、日光浴を楽しめるハンモックもおすすめです。

犬と猫の共存空間

スクラッチポール：猫が爪とぎをするためのスクラッチポールは、ソファやカーテンを守るためにも必要です。犬が近づきにくい場所に設置しましょう。
遊び場：犬と猫が一緒に遊べるスペースを確保しましょう。おもちゃやボールなどを用意して、遊びを通して仲良くなれるように促しましょう。

インテリアカラー

ベージュは、犬と猫にとって落ち着く色と言われています。また、様々なインテリアスタイルに合わせやすく、多頭飼いでも使いやすい色です。家具や小物を選ぶ際には、ベージュを基調としたカラーコーディネートを検討してみましょう。

まとめ

甘えん坊のマルチーズと猫の多頭飼いは、決して不可能ではありません。適切な猫種選び、段階的な導入、環境整備、そして犬のトレーニングによって、犬と猫が仲良く暮らせる可能性は高まります。焦らず、時間をかけて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。必要に応じて専門家の力を借りながら、幸せな多頭飼い生活を実現してください。