犬との関係に悩む飼い主さんへのアドバイス：マーキング問題と夫婦関係の改善

ごめんなさい…犬を愛せません。どうしたらいいでしょうか… チワワ♂九ヶ月を飼っています。元々、私は犬が大の苦手だったのですが、過酷な仕事で鬱気味の夫に、どうしても犬が欲しい、忙しくても世話は俺がやるから、と一年近くせがまれて私が根負けして飼い始めました。しかし、実際には夫は全く面倒を見ず、部屋でゲームをしていて、全て私が世話しています。私は犬を飼うのは初めてでしたので、問題犬にしないように、主従関係をしっかりさせようと、色々調べて、 ●普段あまり犬に注目しない●ご飯は人が先●散歩はリードウォーク●毎日仰向けにし、歯を触る●遊びはオスワリ、フセの命令を出してから、という事を頑張って続けてきました。最近マーキングが始まり、部屋でもやったので、散歩中からさせないようにしようと躾中でした。しかし、今日は遂に、散歩中に私の足にマーキングをし出しました。(散歩の時はマナーベルトをしていた為、私の足を濡れずにすみました。) しかし、明らかに私の足を狙っていました。あまりにもショックで、思い切りこっぴどく叱りつけてしまいました。犬はブルブル震えています…。普段犬に注目してないので無視は効き目がありません。家の中でマーキングもショックでしたが、飼い主の足は泣きそうな位ショックです。一体どうしたらいいでしょうか… 普段はコマンドにも従いますし、散歩から帰った時は、犬を玄関に待たせて私が先に家に入り、犬の足を拭きに戻るまで、犬は玄関で待っています。元々犬が苦手なので、問題を起こすたびに悩み嫌いになりそうで、犬も私も辛いです。犬もきっと私が嫌いです。夫は躾を全くせず、私が強要すると、大喧嘩になり、「俺の金で食ってんだろ、出ていけ」と言われます。どなたかアドバイスをください。このままではいつか犬を殺してしまいそうです。愛犬家の皆様、どうか助けて下さい…。補足本当に申し訳ありません…。殺されるべきは勝手な私と夫です…。犬は犬として行動してるだけなのに、頭では解っていてもどうしても寛大になれません……。里親探しは前から考えており、夫に相談しても、犬を里親に出す位ならお前が出ていけと言われます。鬱気味で精神的に不安定なんでしょうが、ほぼ毎日犬を巡って大喧嘩です。

Contents

1 問題点の整理：マーキングと夫婦関係の悪化
2 マーキング問題への具体的な対処法
3 夫婦関係の改善
4 里親探しの検討
5 まとめ

問題点の整理：マーキングと夫婦関係の悪化

まず、抱えている問題を整理しましょう。大きく分けて、以下の2つの問題があります。

1. **チワワによるマーキング問題:** 散歩中や室内でのマーキング行為は、犬の不安やストレス、あるいは縄張り主張の表れです。飼い主さんの足を狙った行為は、特に強いストレスや不安を示唆しています。

2. **飼い主さん夫婦間の深刻な不和:** 夫の無責任な態度、犬の飼育における役割分担の不公平、そしてそれによる日々の激しい喧嘩は、飼い主さん自身の精神状態を著しく悪化させています。

これらの問題は互いに影響し合い、悪循環を生み出している可能性が高いです。犬のマーキングは、飼い主さんのストレスや不安を反映している可能性があり、そのストレスが夫婦喧嘩を招き、さらに犬への接し方に悪影響を与えていると考えられます。

マーキング問題への具体的な対処法

チワワの行動は、決して「飼い主への反抗」ではなく、彼なりのコミュニケーションです。叱責は逆効果で、犬をさらに不安にさせ、マーキング行動を繰り返す可能性を高めます。

1. 獣医への相談

まずは、動物病院を受診して、マーキングの原因を獣医に診てもらいましょう。病気や健康上の問題が原因の場合もあります。尿路感染症やホルモンバランスの異常などが考えられます。獣医は、適切な検査を行い、必要に応じて治療や薬物療法を提案してくれるでしょう。

2. 環境の見直しとストレス軽減

* **清潔な環境:** 犬が排泄しやすい場所を特定し、徹底的に清掃しましょう。犬用消臭剤を使用し、匂いを完全に除去することが重要です。
* **安全な空間の確保:** 犬が安心して過ごせる、自分のテリトリーとなる場所を確保しましょう。落ち着けるクレートやベッドを用意するのも有効です。
* **ストレス要因の特定と除去:** 騒音、他のペットの存在、家族の喧嘩など、犬にストレスを与えている可能性のある要因を特定し、できる限り除去しましょう。
* **散歩の工夫:** 散歩の頻度を増やす、新しい場所へ散歩に行く、他の犬との交流（ただし、無理強いは禁物）など、散歩をより楽しく、刺激的なものにする工夫をしてみましょう。
* **運動不足の解消:** チワワは小型犬ですが、適度な運動が必要です。毎日、短い時間でも良いので、ボール遊びや散歩などで運動させましょう。

3. しつけ方法の見直し

現在のしつけ方法は、犬にとって過度に厳しく、ストレスを与えている可能性があります。「主従関係」を強調するよりも、犬との信頼関係を築くことを優先しましょう。ポジティブな強化（ご褒美を使う方法）を取り入れることで、犬は喜んで飼い主さんの指示に従うようになります。

* **褒めることを増やす:** 良い行動をしたら、すぐに褒めて、ご褒美を与えましょう。言葉だけでなく、優しく撫でたり、笑顔を見せることも効果的です。
* **無視の有効活用:** マーキング行為をしたら、感情的に叱るのではなく、静かに無視しましょう。その後、犬が落ち着いてから、改めて褒めてご褒美を与えましょう。
* **マナーベルトの継続:** 散歩中はマナーベルトを継続的に使用し、マーキングを物理的に防ぎましょう。

4. 専門家のサポート

どうしても改善が見られない場合は、犬の行動療法士やドッグトレーナーに相談しましょう。専門家は、犬の行動を分析し、適切なトレーニング方法を提案してくれます。

夫婦関係の改善

犬の問題は、夫婦関係の深刻な問題を浮き彫りにしています。犬の問題解決は、夫婦で協力して取り組む必要があります。

1. 夫との話し合い

夫に、あなたの負担の大きさと、犬へのストレスを理解してもらう必要があります。感情的になるのではなく、冷静に現状を説明し、協力体制を築くことを提案しましょう。もし、夫が全く協力的でない場合は、夫婦カウンセリングを検討するのも一つの方法です。

2. 役割分担の明確化

犬の世話は、あなた一人で抱え込まず、夫と役割分担を明確にしましょう。散歩、食事、トイレ掃除など、具体的なタスクをリストアップし、誰がいつ担当するかを決めましょう。役割分担を決めたら、それをきちんと守るようにしましょう。

3. あなた自身のケア

あなたは、過酷な仕事と犬の世話で心身ともに疲弊しているはずです。まずは、自分の時間を取り、休息を十分に取るようにしましょう。趣味や好きなことをして、ストレスを解消することが大切です。必要であれば、精神科医やカウンセラーに相談することも検討しましょう。

里親探しの検討

現状が改善しない場合、里親探しという選択肢も検討しましょう。これは決して失敗ではありません。犬にとって幸せな環境を提供することが最優先です。里親探しの際には、信頼できる団体に相談し、適切な手続きを行いましょう。

まとめ

チワワのマーキング問題は、犬自身のストレスや不安、そして飼い主さんのストレスが複雑に絡み合った結果です。獣医への相談、環境の見直し、しつけ方法の改善、そして何より、夫婦間の協力体制の構築が重要です。犬を愛せないという気持ちは、決してあなただけではありません。専門家の力を借りながら、犬とあなた、そしてあなたの家族が幸せになれる方法を見つけていきましょう。焦らず、一歩ずつ、解決に向けて進んでいきましょう。