特定優良賃貸住宅の契約期間満了と物件状態に関するQ&A

特定優良賃貸住宅について質問です。県と物件のオーナーさんが契約して補助がある住宅のこと、でいいのでしょうか。気になる物件があるのですが、その契約期間が残り6年とのこと。公社の物件なので更新料などは現在かからないとのことですが、契約期間の6年を過ぎたら一般の賃貸になり、諸々の諸経費がかかってくるのでしょうか? 案内をしてくれた係の人は、「オーナーさんにもよりますけどどうでしょうね」というような頼りない返事でした。又最近になって募集がかかったというその物件は、間取りも構造もしっかりしていて魅力的なのですが、床が傷だらけで酷い有様でした。係の人は「クリーニングはこれで終わっている。相当酷いけれど後はワックスをかけるくらいで終わり。床の張り替えはオーナーさんがどうするか決める」とのこと。他の部屋も見たかったのですが、係の人が鍵を忘れ、たまたま開いていたその部屋しか見ることができませんでした。他の部屋とその酷い部屋の家賃は同じです。仮にその部屋に当たってしまったら損ですよね。長くなって申し訳ありませんが、その物件の募集が何戸かあったので、どうしてこんなに一気に部屋が空いたのか聞いてみました。家賃補助がなくなるというリスクで皆部屋を空けたのかそれとも治安か、など。そうしたら、「一斉に空いたわけじゃないですよ、多分」又しても不安な答えが・・・この手の物件に住んでいた方はどういった理由で部屋を空けるのでしょうか? 駅からも近く再開発地域でこれらからの発展も望める地域です。が、このまま決めていいのかどうか悩んでいます。追記ですが、不動産屋さんって、物件のある地域の情報(ゴミだしや自治会など)を聞いてもわからないものなのですか?まるで他人事のように(まあ他人ですけど)「どうですかね~」と答えられてしまいました。これはURの人だったから???本当に長くてすみませんがよろしくおねがいします。

特定優良賃貸住宅とは?契約期間満了後の注意点

特定優良賃貸住宅とは、地方公共団体と賃貸住宅オーナーが連携して、一定の基準を満たす良質な賃貸住宅を供給する制度を利用した物件です。県や市町村がオーナーに補助金を交付することで、家賃を比較的抑え、居住環境の向上に貢献しています。 あなたの認識は正しいです。

しかし、契約期間満了後の状況は物件によって大きく異なります。 契約期間終了後、一般の賃貸物件となる場合、家賃や更新料、修繕費用の負担などがオーナーの判断によって変化します。案内係の「オーナーさんにもよります」という回答は、この点を指していると考えられます。契約更新時に家賃値上げが行われる可能性や、修繕費用の負担が発生する可能性も考慮する必要があります。契約書をよく確認し、契約期間満了後の条件について、オーナーまたは管理会社に明確な回答を求めることが重要です。

物件の状態と他の部屋との比較

床の状態が著しく悪いにも関わらず、他の部屋の状態が確認できないのは大きな問題です。家賃が同じなのに、居住環境に大きな差がある可能性があります。これは不公平であり、契約前に他の部屋の状況を確認することはあなたの権利です。鍵の忘れ物などを理由に断られた場合、別の担当者や管理会社に連絡し、改めて内見の機会を要求しましょう。 写真撮影を許可してもらい、証拠を残しておくのも有効です。

複数の部屋が空いている理由についても、管理会社からの回答は曖昧です。 家賃補助の終了、治安の悪化、近隣住民とのトラブルなど、様々な要因が考えられます。 入居前に近隣住民に話を聞いてみるのも一つの方法です。 地域の情報に詳しい不動産会社や住民センターなどに相談してみるのも良いでしょう。

特定優良賃貸住宅の退去理由

特定優良賃貸住宅から退去する理由は様々です。

  • 契約期間満了: これは最も一般的な理由です。契約更新条件に納得できない、または他の住居への転居を希望する場合に退去します。
  • 家賃補助の終了: 補助が終了すると家賃が上昇し、負担が大きくなるため退去するケースがあります。
  • 物件の状態悪化: 老朽化による修繕不足や、騒音問題、近隣トラブルなど、居住環境が悪化した場合。
  • 転勤や進学など: 個人の事情による転居。
  • 治安の悪化: 近隣に不安要素が生じた場合。

これらの理由に加え、個々の事情(家族構成の変化、ペット飼育の可否など)も退去理由として挙げられます。

不動産会社への質問と地域情報の入手方法

不動産会社が地域情報に疎いのは、担当者や会社の規模、業務内容によって異なります。UR都市機構のような公的な機関の場合、地域情報への精通度は必ずしも高くありません。しかし、地元の小さな不動産会社であれば、地域事情に詳しいことが多いです。 ゴミ出しや自治会活動など、生活に密着した情報は、地元住民や地域活動団体から直接得られることが多く、不動産会社に頼るよりも効率的です。

具体的なアドバイス

1. 他の部屋の内見を改めて要求する: 複数の部屋の状態を確認し、比較検討することが重要です。写真や動画を撮影して記録しておきましょう。
2. 契約書を丁寧に確認する: 契約期間満了後の条件、家賃や修繕費用の負担について、明確な記述があるか確認します。不明な点は、オーナーまたは管理会社に質問し、書面で回答を得ましょう。
3. 近隣住民への聞き込み調査: 物件周辺の治安、騒音、近隣住民との関係性などを確認します。
4. 地元の不動産会社に相談する: 地域情報に詳しい不動産会社に相談し、物件や周辺環境に関する情報を収集します。
5. 専門家(弁護士など)に相談する: 契約内容に不安がある場合、専門家に相談してアドバイスを求めましょう。

特定優良賃貸住宅は、家賃を抑えられるメリットがありますが、契約期間満了後の状況や物件の状態など、注意すべき点もたくさんあります。 十分な情報収集と確認を行い、納得の上で契約を結ぶようにしましょう。

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