特別養護老人ホームの料金改定と負担軽減策

特別養護老人ホームの料金について教えてください。祖母が要介護4で特別養護老人ホームに入所しているのですが、今日その施設から電話があり、 「8月から値段が上がりましたので振り込んでください」と電話がありました。驚いて電話すると、以前祖母の年金で支給されていない箇所を年金局に指摘後、今年から月々7000円ほど支給額があがり、それに伴い、グレードが2から3になりましたので、部屋代は倍になりますとのことでした。今までの施設の料金は85000円ほどで祖母の年金が60000円でしたので、家族で25000円ほど負担していましたが、支給額が上がってからは18000円の負担となっていました。今回連絡が来て施設の料金が115000円ほどになるということで、負担が55000円以上となり、もともと、家族でお金が無い(自分も持ち家ではなく借家ということもあり)ということもあり、非常に困っています。その値上げの通知が市からは6月にきていたのに、施設からは今になって言うという後だしでの報告も納得ができませんが、現状は、そのお金の工面が問題となっています。こういったことは、市の福祉課に相談することで負担の軽減等はできるものでしょうか。乱文でのご質問で申し訳ないですが、わかる方がいらっしゃればお教え頂ければと思います。よろしくお願い致します。補足補足です。部屋は個室になります。こちらは家族で施設を探しました。また、もともと高いというのは、その「グレード」でもともと高かった部屋が安くなっていただけということでしょうか。重ねてご質問失礼致します。

特別養護老人ホームの料金体系と改定について

ご祖母様の状況、大変お辛いですね。特別養護老人ホームの料金改定に関するご質問にお答えします。まず、料金体系についてですが、大きく分けて「利用料」と「居住費」があります。利用料は、介護サービスを受けるための費用で、要介護度やサービス内容によって金額が変動します。居住費は、お部屋代です。個室、多床室などによって金額が異なり、施設のグレードによっても影響を受けます。

今回のケースでは、年金受給額の増加に伴い、施設側の判断で「グレード」が変更され、居住費が倍増したとのことです。これは、施設によって異なる料金体系やグレード設定が存在することを示しています。 施設のグレードとは、部屋の広さ、設備、サービス内容などが総合的に評価されたランク付けです。グレードが高いほど、部屋の広さや設備が充実し、快適な環境が提供される反面、料金も高くなります。

6月に市から料金改定の通知があったにもかかわらず、施設から連絡が遅れた点については、施設側の説明責任を果たせていないと言えるでしょう。これは、利用者への十分な情報提供がなされていなかったことを意味し、改善を求めるべき点です。

負担軽減のための具体的な対策

55,000円の負担増は確かに大きな負担です。しかし、諦める必要はありません。いくつかの対策を検討してみましょう。

1. 市町村の福祉課への相談

まず、最も重要なのは、お住まいの市町村の福祉課に相談することです。 今回の料金改定について、詳細な説明を求め、負担軽減策がないか相談しましょう。

* 介護保険制度の給付範囲の確認: 要介護度4であれば、介護サービスの給付範囲が広く、利用料の一部は公費で賄われます。介護保険の給付範囲内で、利用できるサービスを最大限に活用できるよう、福祉課の職員に相談しましょう。
* 低所得者向け支援制度の活用: 経済状況を考慮し、生活保護や介護保険の自己負担軽減制度などの利用が可能かどうかを検討しましょう。所得や資産状況に応じて、利用できる制度が異なります。
* 施設との交渉: 福祉課の職員を交えて、施設側と料金について交渉することも可能です。施設側にも事情を説明し、負担軽減のための交渉を試みましょう。

2. 他の施設への転居

現在の施設の料金が高すぎる場合は、他の施設への転居も検討しましょう。ただし、転居には手続きや時間、手間がかかります。また、祖母様の状態や希望を考慮し、適切な施設を選ぶことが重要です。

* 市町村の介護保険相談窓口: お住まいの市町村の介護保険相談窓口に相談することで、地域にある他の特別養護老人ホームの情報や、それぞれの料金体系、空き状況などを知ることができます。
* 施設見学: 複数の施設を見学し、比較検討することで、ご祖母様に最適な施設を見つけることができます。

3. 年金見直し

年金受給額の見直しも検討しましょう。年金事務所に相談し、受給額に誤りがないか、他に受給できる年金がないかを確認しましょう。

4. 家族間の支援

ご家族で協力し、負担を分担する方法を検討しましょう。経済的に余裕のある家族が、負担を多く引き受けるなど、家族間で話し合い、協力体制を築くことが重要です。

専門家の意見

社会福祉士や介護支援専門員などの専門家に相談することも有効です。彼らは介護保険制度や各種支援制度に精通しており、最適なアドバイスをしてくれるでしょう。

まとめ

特別養護老人ホームの料金改定は、利用者にとって大きな負担となる可能性があります。しかし、諦めずに、市町村の福祉課への相談、他の施設への転居の検討、年金見直し、家族間の支援、専門家への相談など、様々な対策を講じることで、負担を軽減することが可能です。ご祖母様にとって最善の選択ができるよう、一つずつ検討を進めていきましょう。

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