片付けられない!床に「物のタワー」ができる原因と解決策

片付けが苦手で困っています。物を捨てられないということではありません。いらない物はきっぱり捨て、必要な物しか置かないようにしています。棚やタンスの中はすっからかんです。散らかる原因は情けないですが、「使ったら元の場所に戻す」という基本的なことができないことです。床に物を積み上げてしまいます。気づいたときには棚やタンスはすっからかん、床には物のタワーという状態です。テーブルの上は基本的に何もなく、いつも綺麗です。食べ物を食べる所は綺麗にしておきたいのです。ベッドの上も同じです。寝る物(枕、布団等)以外置きたくありません。パジャマ以外で乗りたくもありません。ホコリが嫌いなので、よく拭き掃除もします。物のタワーをどかして、拭いて、「拭きたいのにこのタワーが邪魔だなあ。」「もう積み上げないぞ。」と思っても、そのときだけ。気づいたらまた積み上げています。洋服はというと、洗濯したらハンガーにかけて干し、そのままクローゼットに掛け、週末まとめて畳んでタンスへ、、という、週末が台無しになる方法で片付けています。片付けの本をいくつか読みましたが、どれもまずは捨てる捨てるという気がします。片付けようととりかかれば、いつも案外すぐ片付きます。棚の中が空だからです。しかし、いつも床に何もない状態を保てるようになりたいです。面倒くさがりなのかなあと思います。悩んだり、自分で自分に言い聞かせたりしますが、いつも改善できません。もういい加減変わりたいです。アドバイスや、片付けに対するモチベーションを上げる言葉をいただければと思います。よろしくお願いします。ころりん (ニックネームの設定がよくわからなかったので、ここに書きます。)

片付けられない原因:それは「行動」の問題

ころりんさん、ご相談ありがとうございます。「捨てる」ことに問題がないのに、片付けられない、というお悩み、多くの方が抱えている普遍的な問題です。 あなたの状況を拝見すると、問題は「物を捨てること」ではなく、「使った物を元の場所に戻す」という行動にあります。 そして、その行動ができない根本原因は、「面倒くさい」という感情と、「すぐに片付けられる」という現状への甘えにあると考えられます。

棚やタンスが空っぽということは、収納スペースに余裕がある状態です。これは一見良いことのようですが、逆に「床に置いても大丈夫」という心理的な余裕を生み出している可能性があります。 「後で片付ければいいや」という気持ちが、物のタワーへと繋がっているのです。

解決策:小さな習慣の積み重ねと、モチベーション維持

では、どのように改善していくか。 ポイントは、「小さな習慣の積み重ね」「モチベーションの維持」です。 一気に完璧を目指さず、小さな成功体験を積み重ねていくことで、自信と継続力を養いましょう。

1. 「1分間片付け」を取り入れる

まず、毎日の習慣に「1分間片付け」を取り入れてみましょう。 タイマーを1分にセットし、その時間内にできる範囲で片付けを行います。 例えば、床に落ちている1つの物を元の場所に戻す、テーブルの上の埃を拭くなど、小さなことから始めましょう。 1分間なら、誰でも簡単に取り組めます。 重要なのは、毎日続けることです。

2. 「置く場所を決める」収納ルールを作る

「使ったら元の場所に戻す」ためには、全ての物に「定位置」を決めましょう。 これは、収納スペースが空っぽだからこそのメリットを生かす方法です。 例えば、「リモコンはここに」「眼鏡はここに」「書類はここに」といった具合に、具体的な場所を決めて、その場所に必ず戻すことを徹底します。 定位置が決まっていれば、片付けに迷うことが減り、行動がスムーズになります。 そして、定位置を目立つように表示するのも効果的です。 例えば、ラベルを貼ったり、カラフルなボックスを使うのも良いでしょう。

3. 「週末まとめて片付け」をやめる

週末にまとめて片付ける方法は、一度に多くの作業を抱え込み、負担が大きくなってしまうため、挫折しやすいです。 「使った後すぐに片付ける」という習慣を身に付けるまでは、週末のまとめて片付けは避けるべきです。 小さな積み重ねを重視しましょう。

4. 視覚的な工夫でモチベーションアップ

片付けが楽しくなるような工夫も重要です。 例えば、好きな香りのアロマを焚いたり、お気に入りの音楽を聴きながら片付けをするのも良いでしょう。 また、収納ボックスや収納グッズを、見た目にも美しいものに変えることで、片付けのモチベーションを高めることができます。 ベージュの落ち着いた色合いの収納ボックスは、どんなインテリアにも馴染みやすくおすすめです。

5. ご褒美を設定する

目標を達成したら、自分にご褒美をあげましょう。 例えば、好きなカフェでコーヒーを飲む、新しい本を買うなど、小さなご褒美でも効果があります。 ご褒美は、継続するモチベーションを維持する上で非常に重要です。

6. 専門家の力を借りる

どうしても改善できない場合は、整理収納アドバイザーなどの専門家の力を借りるのも一つの方法です。 専門家は、あなたの生活スタイルに合わせた最適な片付け方法を提案してくれます。

専門家の視点:整理収納アドバイザーからのアドバイス

整理収納アドバイザーの視点から見ると、ころりんさんの課題は「行動」にあります。 頭では「片付けよう」と思っていても、実際に行動に移せない。 これは、「行動の習慣化」ができていないためです。 習慣化には、時間と継続的な努力が必要です。 焦らず、小さなことから始め、少しずつ習慣を身につけていきましょう。

モチベーションを上げる言葉

「完璧を求めないで、一歩ずつ進もう。」
「今日のあなたは、昨日のあなたより、少しだけ片付け上手になっている。」
「綺麗になった空間で、心地よく過ごせる自分へのご褒美。」

まとめ

片付けられない問題は、決してあなただけではありません。 重要なのは、「完璧を目指さない」「小さなことから始める」「継続する」ことです。 上記のアドバイスを参考に、少しずつでも良いので、片付けの習慣を身につけていきましょう。 そして、綺麗になった空間で、快適な生活を送ってください。

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