片付けられない母親と、その解決策:実家訪問が苦痛にならないための具体的な方法

片付けの出来ない母親。うちの母は若い頃から片づけが出来ません。新築後、10年強で、テレビのあるリビングは、通販のカタログや新聞の折込チラシで床が見えないほどになり、獣道が出来ています。台所は、どんな液体が入っているかもわからないビンが、流し台に散乱し、まな板の上にまで変な液体の入ったビンが山積みになっています。食事するテーブルの上まで、変なビンが散乱し、ビンがない部分は、廃品回収の時に出すような古雑誌や古新聞が山済みになっています。わたしは嫁に行き、実家を出ているのですが、わたしが独身時代、怒りを感じて台所の掃除をはじめ、ビンの中の変な液体を片っ端から捨てると、「それを作るのにどれだけ手間がかかったと思ってるの」と母が怒り始めます。親戚のおばさんが、見かねてチラシや古新聞や、中に散乱しているゴミ袋を、外に捨てに行ってくれたことがありますが、そのときも母は「あのチラシの間に、大事なものが入っていたのに」と猛烈な勢いで怒っていました。床に散乱しているチラシの間に貴重品が入っているわけもありません。母にとって大事なものは、第三者から観てごみ以外の何者でもないのです。わたしが嫁いで何年も経ちますが、わたしが生活していた部屋を物置代わりにされ、他の部屋に寝る場所も確保できないため、母に自分の寝室として使われていました。嫌な事があって、帰省しても、こういう事情で自分の過ごすスペースがありません。なので、母が持っているアパートの空き部屋に泊まったりしています。うちの母みたいな人って他にも居ますか?ちなみに、わたしの嫁ぎ先はわたしの仕事が休みのたびに1時間はかけて掃除しているのでいつも綺麗です。それなのに、何故血を分けた母はこんな風なんでしょうか?補足 ビンの中の変な液体は、使用できるようなものではありません。なんだかサイダーみたいな液体で、捨てると非常に怒ります。パン作りに使える天然酵母のようなものなら、もっと清潔なビンの中で暖かい場所で培養します。本当に意味不明です。

片付けられない母親への対応:まず理解すること

ご自身の状況、本当につらいお気持ち、よく分かります。 ご実家の状況は、ご本人だけでなく、ご家族にとっても大きなストレスになっていることでしょう。 まず、大切なのは、「母親の行動は、単なる不潔さや怠慢ではなく、何らかの原因が潜んでいる可能性が高い」ということです。 これは、単なる片付けの問題ではなく、精神的な問題認知機能の低下過去のトラウマ強い執着などが関係している可能性があります。

片付けられない行動の背景を探る

* 精神的な問題: 強い不安や抑うつ状態、強迫性障害などが片付けられない行動につながることがあります。
* 認知機能の低下:加齢による認知症の初期症状として、判断力や整理整頓能力の低下が見られる場合があります。
* 過去のトラウマ:過去の辛い経験が、物を捨てることに抵抗感を抱かせる原因になっている可能性があります。
* 強い執着:物への強い執着心から、不要な物でも捨てられないという状態になることがあります。
* パーソナリティ:生まれ持った性格や気質も影響している可能性があります。

専門家の意見:整理収納アドバイザーの視点

整理収納アドバイザーの視点から見ると、ご母親の状況は、単なる「片付けられない」という問題ではなく、「所有物への強い執着と、それに伴う判断力の低下」が複雑に絡み合っている可能性が高いです。 単に物を捨てるのではなく、ご母親の心の状態を理解し、寄り添う姿勢が重要になります。

整理収納アドバイザーに相談するメリット

整理収納アドバイザーは、片付けられない方の心理的な側面にも配慮しながら、具体的な片付け方法を提案してくれます。 単に物を捨てるだけでなく、ご母親にとって大切な物を見極め、整理整頓の方法を一緒に考え、実行するお手伝いをしてくれます。 また、アドバイザーを通して、ご家族間のコミュニケーションを円滑にするためのサポートも受けられます。

具体的な解決策:段階的に進める

ご母親の状況を変えるには、一気に全てを変えるのではなく、段階的に進めていくことが重要です。 焦らず、小さな成功体験を積み重ねることが、モチベーションの維持につながります。

ステップ1:まずは小さなことから始める

* 1つの引き出しから始める: リビングや台所の全ての物を片付けるのは大変です。まずは、小さな引き出し1つから片付けてみましょう。 ご母親と一緒に作業することで、抵抗感を減らすことができます。
* 捨てるのではなく「整理する」: 「捨てる」という表現ではなく、「整理する」という表現を使うことで、ご母親の抵抗感を和らげることができます。 不要な物を処分するだけでなく、必要な物を整理整頓し、使いやすいように収納する方法を一緒に考えましょう。
* 写真撮影: どうしても捨てられない物については、写真に撮って残しておくことを提案してみましょう。 実物よりも写真の方が保管しやすいので、ご母親の抵抗感が減る可能性があります。

ステップ2:ご母親の気持ちに寄り添う

* 共感する: ご母親の気持ちに共感し、話を丁寧に聞いてあげましょう。「大変だったね」「辛かったね」など、共感の言葉を伝えることが大切です。
* ゆっくりと時間をかける: 片付けは時間のかかる作業です。焦らず、ゆっくりと時間をかけて進めていきましょう。
* 無理強いしない: ご母親に無理強いすることは逆効果です。 ご母親のペースに合わせて、少しずつ進めていきましょう。

ステップ3:専門家の力を借りる

* 整理収納アドバイザーへの相談: 専門家の力を借りることで、より効果的に片付けを進めることができます。 アドバイザーは、ご母親の心理状態を理解した上で、適切なアドバイスをしてくれます。
* 精神科医への相談: ご母親の精神的な問題が原因である場合は、精神科医への相談も検討しましょう。 適切な治療を受けることで、症状が改善する可能性があります。

実家訪問を快適にするための工夫

ご実家に帰省するのが苦痛であるとのことですが、以下のような工夫で、少しでも快適に過ごせるようにしましょう。

* 滞在場所の確保: 母のアパートの空き部屋を利用するのは良いアイデアです。 事前に予約し、清潔な状態を保つように心がけましょう。
* 持ち物に工夫: 必要なものだけを持参し、荷物を少なくすることで、滞在場所が狭くても快適に過ごせます。
* 自分の時間を確保: 帰省中は、自分のための時間も確保しましょう。 カフェで読書をしたり、散歩をしたり、自分の好きなことをしてリフレッシュしましょう。
* 期待値を下げる: 完璧な環境を求めず、現状を受け入れることも大切です。 少しでも快適な空間を作る努力をすれば、気持ちも楽になります。

まとめ:長期的な視点と継続的な努力が重要

ご母親の片付けられない問題は、一朝一夕に解決できるものではありません。 長期的な視点で、段階的に進めていくことが大切です。 ご自身のメンタルヘルスにも配慮し、必要に応じて専門家の力を借りながら、少しずつ改善していくことを目指しましょう。 大切なのは、ご母親への理解と共感、そして継続的な努力です。

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