片付けられない母の部屋と、その解決策:整理収納のプロセスと家族間のコミュニケーション

片付けられない母? 私の母は、片付けるのが苦手なのかなと思ってきました。 仕事で忙しい気持ちもわかりますが、一向に物が減りません。 いらない物を買ってきたりもします。(全く読んでいない本、見た目で買ってほとんど遊んでないゲーム…。) 昨日も収納ケース2つ買ってきました(つ△T) 母の部屋は物が多く、私の部屋に母の物を一旦置こうとなって 私はガッツリ整理して母の為に物置半分スペースを作りました。 ですがもう置いたまま、その状態が1年以上続いてるので 「使わないなら捨てよう」と言うと「大事な思い出」だとか 「趣味だから物が多いのは仕方ない」だとか「値段高いんだよそれ!?」と言い訳されます。 そう言われても母の部屋は溢れ返り、居間の半分も母の服のタンス、引き出し、植物…いくら何でも多い… 酷い時は来客の際に私の部屋に物を持っていきます。 もう置ける所が想像つかないし嫌々になってきます。 私は自分で言うのも何ですが綺麗にしてる方です。 兄も部屋は物少なくしている方で、母に呆れています。 ずっとこのままは嫌なので勝手に整理して捨てようかなとも考えていますが、 解決策ありましたら教えて下さい;

高齢者の片付け問題:背景と課題

ご家族の状況、お気持ち、よく分かります。高齢者の片付け問題は、単なる「片付けられない」という問題ではなく、心理的な要因身体的な制約、そして家族関係が複雑に絡み合った、非常にデリケートな問題です。 「捨てる」という行為は、単なるモノの処分ではなく、思い出や過去の自分との決別を意味することもあります。そのため、抵抗感が強く、なかなか進まないのは当然のことです。

解決へのステップ:段階的なアプローチ

いきなり全てを片付けるのではなく、段階的に進めていくことが重要です。焦らず、母との信頼関係を築きながら、ゆっくりと進めていきましょう。

ステップ1:まずは話し合いから始める

いきなり「片付けよう!」と迫るのではなく、母の気持ちに寄り添うことから始めましょう。

* 共感する:「お母さんの趣味の物がたくさんあって、大変そうだね」と、母の立場に立って共感の言葉を伝えましょう。
* 心配事を聞く:「何か困っていることはある?」と、具体的な困り事を聞き出します。収納スペースが足りない、物が探しにくいなど、具体的な問題点を把握することが重要です。
* 目標を共有する:「一緒に、お母さんが快適に過ごせるように部屋を整理整頓しよう」と、具体的な目標を共有します。

ステップ2:専門家の力を借りる

整理収納アドバイザーや、高齢者向けのサポートサービスの活用を検討しましょう。専門家は、客観的な視点整理収納のノウハウを提供してくれます。

* 整理収納アドバイザーの役割:彼らは、単に物を片付けるだけでなく、クライアントの生活スタイルや価値観を理解した上で、最適な収納方法を提案してくれます。
* 高齢者向けサポートサービス:自治体によっては、高齢者の生活支援サービスを提供している場合があります。片付けのサポートだけでなく、心のケアなども含めて相談できる場合があります。

ステップ3:具体的な整理方法

専門家のアドバイスを参考に、具体的な整理方法を計画しましょう。

* 「捨てる」ではなく「選別する」:「捨てる」という言葉は抵抗感を与えます。「選別する」「手放す」など、より穏やかな表現を使う方が効果的です。
* カテゴリー別に整理:本、ゲーム、衣類など、カテゴリー別に分けて整理することで、全体像を把握しやすくなります。
* 思い出の品への対応:思い出の品は、写真に撮ってデジタル化したり、特別な場所に保管したりするなど、物理的なスペースを圧迫しない方法を考えましょう。
* 少しずつ進める:一気に片付けようとせず、1日1時間など、無理のない範囲で進めていくことが重要です。
* 新しい収納方法の導入:適切な収納用品を使うことで、整理しやすくなります。例えば、引き出し式の収納ケースや、ラベル付きの収納ボックスなど。

ステップ4:継続的な管理

整理が終わった後も、継続的な管理が必要です。

* 定期的な見直し:定期的に部屋を見直し、不要な物を処分していく習慣を身につけましょう。
* 買い物のルールを作る:新しい物を買う前に、不要になった物を処分するルールを設けることが重要です。
* 家族で協力する:兄とも協力して、定期的に部屋の整理を行うようにしましょう。

専門家の視点:心理的な側面への配慮

整理収納アドバイザーの視点から、この問題へのアプローチについて解説します。高齢者の片付け問題は、単なるモノの整理ではなく、心理的な抵抗が大きな課題です。長年蓄積された思い出や、モノへの執着は、簡単に手放せるものではありません。そのため、まず母の気持ちに寄り添い、共感することが重要です。

「捨てる」という行為を強要するのではなく、「選別する」「手放す」という表現を使うことで、抵抗感を軽減することができます。また、写真に撮ってデジタル化したり、思い出の品を専用の箱に保管したりするなど、思い出を大切にしながら整理を進める方法も有効です。

まとめ:家族の協調と継続的な努力が大切

片付けられない母への対応は、時間と忍耐を要する課題です。しかし、家族間のコミュニケーションを大切にしながら、段階的に、そして継続的に取り組むことで、必ず解決の糸口が見つかるはずです。専門家の力を借りながら、母と協力して、快適な生活空間を築いていきましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)