片付けられない母との折り合い:理想の住空間を実現するための具体的なステップ

片付けに関して、同居している母親と方針が合わず喧嘩になってしまいます。昨日は特に大きな口論に発展したのですが、その時に、そもそもお互いに片付けだと思っていることが違うことが分かりました。折り合いをつけて家を片付けていく方法を教えて下さい。よろしくお願いします。2年と数ヶ月前から一人で片付けを始めて頑張っているつもりです。子供の頃からゴミ屋敷で育ち、片付いた家で暮らすのが夢でした。現在は、普段使う物の置き場所はほとんど決まっていて探さずに取り出せます。配置も使う場所に用途別に分類して収納しラベルを貼って見易くしています。この方法で、台所、リビング、寝室は、本来の機能を取り戻しつつあるのですが、一部屋しわ寄せを一気に受けて物置状態になっています。母親が仕事でたまに使う保管しなければいけない書類の山(私だけで手を出せない)、私のDIYの木材、とりあえず置き続けているが捨てたい家具が複数、椅子数脚などが埃をかぶって放置されています。昨日は、嫌がる母に強引に言ってそこの片付けに取りかかり、その際に大喧嘩になりました。喧嘩と言うよりも私が一方的に切れたのですが。母親に言わせると、このままでもいい、人を入れる場所じゃないし一部屋くらいこうなっていても仕方がない、いずれやるけど今急いでやる必要はないとのことでした。いずれと言ってやった試しが一度もなく(実家の片付け、引っ越す前の家)、ただそこから退散して寛ぎたいだけなのが見え見えだったのでそこで私の怒りが爆発しました。そして、母の実家(祖父母は施設で、家は母の管理下)が散らかっていて汚い、片付けていないことを挙げて咎めたら、母親はあれで片付いていると思っていると反論して来てかみ合いませんでした。母の実家は、部屋の隅に物を寄せているだけなのです。椅子の上に物、テーブルの上にも物があり食事などの時に寄せてそのままにした感じです。テーブルの近くに大きな窓があり下がベンチのような作りになっているのですが、そこも物が沢山乗っています。ランダムに取ってあるカタログ、本や雑誌、他のガラクタ(灰皿、花瓶?、文具、布物など)と一緒に無造作に積み重ねて置いてあります。台所もそうです、調理スペースの隅に寄せただけの物が沢山あります。作り付けの棚は、デッドスペースが多いのに壊れたトースターが物で埋まるようになっていて、整理整頓も一切されていないようにしか見えません。あれで片付いているなんて…。自分の能力が低いのに加えて、母親とここまで感覚が違うともうお手上げです。どうしたらいいか分かりません。どなたかよろしくお願いします。

片付けられない母とのコミュニケーション:まず理解から始めよう

長年、散らかった環境で生活してきた方と、片付けられた環境を理想とする方との間には、大きな価値観のずれが生じることがあります。まずは、お母様の「片付け」に対する考え方を理解しようと努めることが大切です。

お母様にとって「片付け」とは、単に「物を隅に寄せること」なのかもしれません。それは、ご自身の育ってきた環境や、長年の生活習慣が影響している可能性があります。一方、あなたは「片付け」を、物の整理・整頓、収納、そして清潔さを含めた、より広範な概念として捉えているのではないでしょうか。

この認識の違いを理解した上で、次のステップに進みましょう。

段階的なアプローチ:小さな成功体験を積み重ねる

一気に全てを変えるのではなく、小さな目標を立て、一つずつクリアしていくことで、お母様との協調性を高め、成功体験を積み重ねていきましょう。

ステップ1:共通の目標を設定する

「家が綺麗になったら、一緒に〇〇をしよう」など、具体的な目標を共有することで、お母様のモチベーションを高めることができます。例えば、孫を呼ぶ、友人を招いてホームパーティーを開く、など、お母様にとって魅力的な目標を設定しましょう。

ステップ2:片付ける範囲を限定する

最初は、一部屋全体ではなく、テーブルの上や、特定の棚など、小さな範囲から片付けを始めましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、お母様の抵抗感を減らし、自信をつけることができます。

ステップ3:お母様の協力を得る

片付け作業は、お母様にも参加してもらいましょう。無理強いせず、お母様のペースに合わせて進めることが重要です。一緒に作業することで、あなたの努力を理解してもらい、協力体制を築くことができます。

ステップ4:感謝の気持ちを伝える

お母様の協力を得られたら、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。「手伝ってくれてありがとう」というシンプルな言葉でも、お母様のモチベーションを維持するのに役立ちます。

具体的な片付け方法:整理収納アドバイザーの視点

整理収納アドバイザーの視点から、具体的な片付け方法を提案します。

1. 物の選別:3つの箱を用意する

「残す」「捨てる」「後で考える」の3つの箱を用意し、それぞれの箱に分類していきます。迷うものは「後で考える」箱に入れ、数日後に改めて判断しましょう。

2. 収納方法:用途別に分類し、ラベルを貼る

収納する際には、用途別に分類し、分かりやすいようにラベルを貼ることで、お母様も探しやすくなります。透明な収納ケースを使用すれば、中身が見えて探しやすくなります。

3. 定期的な見直し:維持可能なシステムを作る

片付けは一度で終わるものではありません。定期的に見直し、不要なものを処分し、収納方法を見直すことで、常に清潔で使いやすい状態を維持しましょう。

お母様の実家への対応:間接的なアプローチ

お母様の実家の片付けは、直接的なアプローチではなく、間接的な方法を検討しましょう。例えば、整理収納に関する本や雑誌を見せる、整理収納アドバイザーのセミナーに参加するなどを提案することで、お母様の意識改革を促すことができます。

専門家の活用:整理収納アドバイザーのサポート

どうしても自分たちだけで解決できない場合は、整理収納アドバイザーに相談することをお勧めします。整理収納アドバイザーは、個々の状況に合わせた最適な片付け方法を提案し、サポートしてくれます。

コミュニケーションの重要性:共感と尊重を忘れずに

片付けは、単なる作業ではなく、家族間のコミュニケーションを深める機会でもあります。お母様の気持ちに寄り添い、共感と尊重の気持ちを忘れずに、ゆっくりと時間をかけて取り組むことが大切です。

まとめ:継続的な努力と柔軟な対応

片付けは、一朝一夕で解決できる問題ではありません。継続的な努力と、状況に応じた柔軟な対応が求められます。お母様との信頼関係を築き、協力しながら、理想の住空間を実現していきましょう。

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