片付けられない小学1年生の娘への声かけ方|整理整頓の習慣化とインテリアの工夫

小1の娘が片付けられない。勿論、学校のお道具箱も自分の部屋も汚い。自分の部屋(全く彼女の部屋では無く、自分の物が置いてあるけど家族の物も置いてある部屋)は「誰にも迷惑かけてない。なんで片付けしないといけないの?」と言ってきます。お道具箱も「みんなと同じ物はある。足りない物は無いから先生に迷惑かけてない。自分しか見ない場所でしょ?」と言ってきます。ちなみに通知表は、【身の回りの整理整頓が出来る】だけ、がんばりましょうでした。お片付けしないの?と言うと必ず「なんで?何処に何があるか分かってる」と返します。私自身もなんで片付けしないといけないか分からなくなってます。どの様に説得させたら良いでしょう?

片付けられない理由と子どもの発達段階

小学1年生のお子さんにとって、片付けは難しい課題です。まだ整理整頓の概念が十分に発達しておらず、「自分が分かっていれば良い」という考えが強く、親の言うことを理解し行動に移すことが難しい時期です。 「誰にも迷惑をかけていない」という発言は、大人の視点から見ると理解しがたいかもしれませんが、お子さんにとっては真実なのです。

まず大切なのは、お子さんの気持ちを受け止め、なぜ片付けが大切なのかを、お子さんの目線で説明することです。叱るのではなく、一緒に考え、解決策を探っていくことが重要です。

発達段階に合わせた声かけが重要

この年齢の子どもは、まだ抽象的な概念を理解するのが苦手です。論理的な説明よりも、具体的な例や体験を通して理解させる方が効果的です。例えば、「お気に入りのぬいぐるみを探したいのに、散らかっていると見つからないよね?」など、お子さんの気持ちに寄り添った言葉で語りかけることが大切です。

片付けられない問題への具体的な解決策

お子さんの気持ちを受け止めつつ、具体的な解決策を一緒に考えていきましょう。

1. 片付けの目的を明確にする

「片付けは、物を大切にするため」「片付けると、気持ちよく過ごせるから」「片付けると、欲しいものを見つけやすいから」など、お子さんが理解しやすい言葉で、片付けのメリットを伝えましょう。

2. 小さな目標を設定する

一気に全部片付けるのではなく、まずは「今日はおもちゃ箱を片付ける」「今日は机の上を片付ける」など、小さな目標を設定し、達成したら褒めてあげましょう。成功体験を積み重ねることで、自信をつけ、継続的な行動へと繋がります。

3. 片付けやすい環境を作る

お子さんが片付けやすいように、収納スペースを工夫しましょう。

* 低い位置に収納棚を設置する:お子さんが自分で出し入れしやすいように、手の届く高さに収納棚を設置しましょう。
* 透明な収納ケースを使う:中身が見える収納ケースを使うことで、どこに何があるか分かりやすく、お子さんが自分で片付けやすくなります。
* ラベルを貼る:収納ケースにラベルを貼ることで、どこに何を入れるべきか分かりやすくなります。絵やイラストを使うと、より分かりやすくなります。
* おもちゃの定位置を決める:各おもちゃの定位置を決めて、片付ける場所を明確にしましょう。
* カラフルな収納ボックスを活用:ピンクや紫など、お子さんが好きな色を使うことで、片付けへの意欲を高めることができます。

4. タイマーを使ってゲーム感覚にする

「5分間片付けゲーム」など、タイマーを使ってゲーム感覚で片付けをすると、お子さんも楽しく取り組むことができます。

5. 褒めて、励ます

片付けが終わったら、必ず褒めてあげましょう。「よく頑張ったね!」「きれいになったね!」など、具体的な言葉で褒めることで、お子さんのやる気を高めることができます。

6. 親も一緒に片付ける

親も一緒に片付けをすることで、お子さんは「片付けは楽しいこと」だと感じることができます。一緒に片付けをする時間を作ることで、親子関係も良好になります。

インテリアと片付けの連携

お子さんの部屋、もしくは共有スペースのインテリアを工夫することで、片付けやすさを向上させることができます。

子供部屋のインテリア例

* 壁面収納:壁面に棚やフックを取り付けることで、収納スペースを増やし、散らかりを防ぎます。
* カラフルな収納ボックス:収納ボックスの色を統一したり、お子さんが好きな色を選ぶことで、見た目も美しく、片付けやすくなります。
* 低めの家具:お子さんが使いやすいように、低めの家具を選びましょう。
* 遊びスペースと収納スペースを分ける:遊びスペースと収納スペースを明確に分けることで、片付けやすくなります。
* テーマを決める:例えば「お姫様風」や「宇宙」など、テーマを決めてインテリアを統一することで、お子さんのやる気を高めることができます。

共有スペースのインテリア例

* 家族で使える収納スペースを作る:家族で使える収納スペースを確保することで、それぞれの持ち物をきちんと収納できます。
* ランドセル置き場を確保:ランドセルを置く専用の場所を確保することで、玄関やリビングが散らかりにくくなります。
* フックや棚を設置する:コートやバッグをかけるフックや、小物などを置く棚を設置することで、散らかりを防ぎます。

専門家の意見

発達心理学の専門家によると、この年齢の子どもは、まだ「なぜ片付けなければならないのか」という抽象的な概念を理解するのが難しいです。具体的な行動を通して、片付けのメリットを体感させることが重要です。また、叱責するのではなく、共感と協力を促すことが、効果的なアプローチとなります。

まとめ

片付けられないお子さんへの対応は、叱ることではなく、お子さんの気持ちに寄り添い、一緒に解決策を見つけることが大切です。小さな成功体験を積み重ね、楽しく片付けられる環境を整えることで、自然と整理整頓の習慣が身についていきます。インテリアの工夫も、片付けをサポートする有効な手段です。お子さんと一緒に、楽しく片付けに取り組んでみましょう。

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