爬虫類と両生類の飼育:トカゲ、イモリ、ヤモリの違いと多頭飼育の注意点

トカゲ、イモリ、ヤモリ等をペットにしている方!飼いたいと思っているのですが、三種類の違いがイマイチよく分かりません。勿論本格的に飼う事になればもっと勉強しますが、簡単に違いや飼いやすさ等教えて下さい。また三種類とも餌として昆虫などをあげなければならないのでしょうか?コオロギとかミミズとか触るのはもちろん近寄るのさえ出来ないので…それから、後々ですが猫も飼いたいと考えているのですが同じ部屋で飼うのは危険ですか?飼ってる方是非教えて下さい。回答お待ちしています。

トカゲ、イモリ、ヤモリの違いと飼育の難易度

まず、トカゲ、イモリ、ヤモリはそれぞれ異なる分類に属する生き物です。簡単に違いと飼育の難易度について説明します。

トカゲ

トカゲは爬虫類に分類され、鱗で覆われた乾燥した皮膚が特徴です。種類によって大きく生態が異なり、飼育難易度も様々です。初心者向けとしては、比較的丈夫で飼育しやすいレオパルドゲッコー(レオパードゲッコウ)などが挙げられます。一方、大型種や特殊な環境を必要とする種は、飼育に高度な知識と経験が必要です。

  • 特徴:鱗のある乾燥した皮膚、多くの種は卵生
  • 飼育難易度:種類による。初心者向けの種類も存在するが、高度な知識が必要な種も多い。
  • 餌:昆虫類(コオロギ、ミルワームなど)、一部は果物や野菜も食べる。

イモリ

イモリは両生類に分類され、滑らかな皮膚を持ち、水辺の環境を好みます。多くの種は幼生期を水中で過ごし、成体になっても水辺の近くで生活します。飼育は、適切な湿度と水質の管理が重要です。

  • 特徴:滑らかな皮膚、水辺を好む、多くの種は幼生期にエラを持つ
  • 飼育難易度:水質管理など、ある程度の知識が必要。
  • 餌:主に昆虫類(ミミズ、コオロギなど)、人工飼料も利用可能。

ヤモリ

ヤモリも爬虫類で、トカゲと近縁ですが、指先に吸盤状の構造を持ち、壁や天井を歩くことができます。種類によって大きく生態が異なり、飼育難易度も様々です。レオパルドゲッコーのように初心者向けの種もいます。

  • 特徴:吸盤状の指先、主に夜行性
  • 飼育難易度:種類による。初心者向けの種類も存在するが、高度な知識が必要な種も多い。
  • 餌:昆虫類(コオロギ、ミルワームなど)。

昆虫食への対処法

トカゲ、イモリ、ヤモリの多くは昆虫を主食とします。コオロギやミミズを直接触るのが苦手な場合は、ピンセットを使って与える方法や、昆虫を冷凍して与える方法があります。また、ペットショップでは、すでに冷凍された昆虫も販売されています。

昆虫食への抵抗感を克服するためのステップ

* 段階的に慣れる:最初は冷凍の昆虫から始め、徐々に生きた昆虫に慣れていく。
* ピンセットを使う:直接触らずにピンセットで昆虫を掴んで与える。
* グローブを使用:ゴム手袋などを着用して、直接触る不安を軽減する。
* ペットショップのスタッフに相談:飼育方法や餌の与え方について、専門家のアドバイスを受ける。

猫との多頭飼育について

猫と爬虫類・両生類を同じ部屋で飼うことは、危険を伴います。猫は狩りの本能が強く、小さな爬虫類や両生類を獲物と認識し、攻撃する可能性があります。特に、ケージから逃げ出した場合、猫に捕食される危険性が高いです。

安全な多頭飼育のための対策

* 完全なケージ飼育:爬虫類・両生類は常に安全なケージの中で飼育する。ケージは猫が侵入できないように頑丈なものを選ぶ。
* 部屋を分ける:猫と爬虫類・両生類を完全に別の部屋で飼育する。
* 監視体制:常に猫と爬虫類・両生類の様子を監視する。
* 緊急時の対策:猫が爬虫類・両生類を攻撃した場合の対処法を事前に考えておく。

インテリアとの調和

爬虫類・両生類の飼育ケージは、インテリアの一部として考えることも重要です。ケージの素材やデザイン、設置場所などを工夫することで、お部屋の雰囲気を損なうことなく、ペットと快適に暮らすことができます。例えば、木製ケージやガラスケージなど、お部屋のインテリアに合わせたケージを選ぶことができます。また、ケージの周囲に観葉植物を置くことで、より自然な雰囲気を演出することも可能です。

専門家のアドバイス

爬虫類・両生類の飼育は、専門知識が必要となります。飼育を始める前に、爬虫類・両生類専門の獣医師やペットショップのスタッフに相談し、適切な飼育方法を学ぶことが大切です。

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