熱帯魚水槽の照明:昼夜逆転飼育と水槽の覆い方について

熱帯魚水槽の照明について・・・ 電気 代などの関係から夜に照明をつけて、昼間は照明を切りたいのですが、昼間は水槽を何かで覆っておく方がいいのでしょうか? 環境は45cm水槽で水草も入っています。 飼っているのはカージナルテトラです。昼間は日光が差し込むので 部屋が暗くなりません。(小窓なのでカーテンありません) なので何かで囲むor覆うのがいいですかね? それとも特に何もしなくてもいいんですかね?

昼夜逆転飼育と水槽の覆い方:メリット・デメリットを徹底解説

電気代の節約のため、夜間に水槽の照明を点灯し、昼間は消灯する「昼夜逆転飼育」を検討されているとのこと。45cm水槽でカージナルテトラを飼育されており、昼間は日光が差し込むため、部屋が暗くならないという状況ですね。水槽を覆うかどうか迷われている点について、詳しく解説いたします。

昼夜逆転飼育のメリットとデメリット

まず、昼夜逆転飼育のメリットとデメリットを整理しましょう。

メリット

* **電気代の節約:** これは最大のメリットです。特に、LED照明を使用している場合でも、長時間点灯するよりも、短時間点灯の方が電気代を抑えられます。
* **自分のライフスタイルに合わせた飼育が可能:** 仕事などで昼間は家にいない場合、夜間に照明を点灯することで、熱帯魚の様子を観察しやすくなります。

デメリット

* **熱帯魚のストレス:** 熱帯魚は、自然のリズムに沿って生活しています。昼夜逆転は、そのリズムを崩す可能性があり、ストレスの原因となる場合があります。特に、カージナルテトラは比較的デリケートな魚種です。
* **水草の光合成への影響:** 水草は光合成によって成長します。昼間消灯することで、光合成の時間が減り、水草の生育に悪影響を及ぼす可能性があります。
* **藻類の繁殖:** 光が不足すると、水槽内にコケ(藻類)が繁殖しやすくなる可能性があります。

昼間、水槽を覆うべきか?

日光が差し込む環境では、水槽を覆うかどうかは、熱帯魚のストレス軽減と水草の生育、そしてコケの発生リスクのバランスを考慮する必要があります。

覆う場合のメリット

* **直射日光の遮断:** 直射日光は、水温の上昇や水質悪化を引き起こす可能性があります。水槽を覆うことで、これらを防ぐことができます。
* **光の量を調整:** 水槽を覆う素材によって、光の量を調整できます。完全に遮光するのではなく、光を透過する素材を選ぶことで、水草の光合成をある程度確保できます。

覆う場合のデメリット

* **通気性の確保が重要:** 覆うことで、水槽内の通気性が悪くなる可能性があります。酸欠を防ぐために、適切な換気を確保する必要があります。
* **水槽内の観察が困難になる場合も:** 完全に覆ってしまうと、水槽内の様子を観察しにくくなります。

覆う素材の選び方

水槽を覆う場合は、以下のような素材が考えられます。

* **遮光ネット:** 光をある程度透過させながら、直射日光を遮断できます。通気性も確保しやすいです。
* **不織布:** 遮光性と通気性を両立できる素材です。
* **タオルなど:** 一時的に直射日光を遮りたい場合に有効です。ただし、長時間使用すると、通気性が悪くなる可能性があります。

覆わない場合

日光が差し込む環境で、水槽を覆わない場合、水温の上昇や水質の変化に注意が必要です。水温計でこまめに水温をチェックし、必要に応じて換水を行うなど、適切な管理が必要です。

専門家のアドバイス

熱帯魚飼育に詳しい専門家(ペットショップ店員など)に相談してみるのも良いでしょう。水槽の環境や飼育している魚の種類、そしてあなたの飼育スタイルを伝えれば、最適なアドバイスをもらえます。

具体的な対策と実践例

では、あなたの状況に合わせた具体的な対策を提案します。

1. **遮光ネットの使用:** 45cm水槽であれば、市販の遮光ネットを水槽の上に置くことで、直射日光を遮断しつつ、ある程度の光を透過させることができます。通気性も確保しやすいのでおすすめです。
2. **水温管理:** 昼間の水温上昇に注意し、水温計でこまめにチェックしましょう。必要に応じて、換水や冷却ファンなどを活用して水温を調整します。
3. **水質管理:** 直射日光によって水質が悪化することもあります。定期的な水換えを行い、水質を安定させましょう。
4. **観察と調整:** 水槽内の様子を注意深く観察し、水草の生育状況やコケの発生状況などをチェックします。必要に応じて、照明時間や覆う方法などを調整しましょう。

実践例:遮光ネットとタイマー併用

例えば、遮光ネットを使用し、照明はタイマーを使って夜間に点灯させる方法があります。遮光ネットは、直射日光を遮りつつ、室内の光をある程度取り込むことができます。タイマーは、照明のON/OFFを自動で行うため、手間を省き、安定した照明環境を維持できます。

まとめ

昼夜逆転飼育は、電気代の節約というメリットがありますが、熱帯魚へのストレスや水草の生育、コケの繁殖など、デメリットも考慮する必要があります。日光が差し込む環境では、遮光ネットなどの使用を検討し、水温や水質管理を徹底することで、熱帯魚にとって快適な環境を維持できます。専門家のアドバイスも参考にしながら、最適な飼育方法を見つけてください。

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