照明器具の選び方:従来型と新型LED丸型照明の違い

先日部屋の照明(丸型のもの)を買いに電気屋さんに行ったのですが、従来のものと、だいぶ細くなったタイプの二種類がありました。その時は時間が無く質問しなかったのですが、この二種類、おおまかに言うとどのような違いがあるのでしょうか?現在使っている器具は従来の太いものでしたので、太いものにしようかなぁと思ったのですが…よろしくお願い致します。補足細いものだと器具自体も替える必要があるようですね。だいぶ消費電力が変わるのでしょうか?

従来型と新型LED丸型照明器具の違い

質問にある「従来のもの」と「だいぶ細くなったタイプ」は、主に照明器具のサイズと、それに伴うLED技術の進化を表しています。 具体的には、従来型は蛍光灯や白熱電球タイプの照明器具を想定し、新型はLED照明器具の小型化・薄型化が進んだタイプを指していると考えられます。 両者の違いを以下の点で比較してみましょう。

1. サイズとデザイン

* 従来型:比較的太く、奥行きのあるデザインが多いです。蛍光灯や白熱電球を使用するため、熱を逃がすためのスペースが必要だったためです。デザインも比較的シンプルで、装飾性の高いものは少ない傾向にあります。
* 新型:LED技術の進化により、大幅な小型化・薄型化が実現しています。器具自体が薄く、すっきりとしたデザインのものが多いです。天井に埋め込むタイプのダウンライトなど、空間を広く見せる効果も期待できます。 様々なデザイン、素材も登場しており、インテリアのアクセントとしても活用できます。

2. 消費電力と明るさ

* 従来型:蛍光灯や白熱電球を使用する場合は、LED照明に比べて消費電力が大きいです。同じ明るさを得るためには、LED照明よりも多くの電力を消費します。また、寿命もLEDに比べて短く、交換頻度が高くなります。
* 新型:LED照明は、従来の照明と比べて消費電力が非常に低く、省エネ効果が高いです。同じ明るさであれば、大幅な電気代の節約につながります。さらに、LEDの寿命は非常に長く、交換頻度も低いため、ランニングコストを抑えられます。明るさも、LED技術の向上により、従来の照明と同等以上の明るさを実現している製品が多いです。

3. 器具の交換

* 従来型:器具の交換は比較的容易な場合が多いです。ただし、器具の種類によっては、専門業者に依頼する必要がある場合もあります。
* 新型:LED照明器具は、サイズが小型化されているため、既存の器具と互換性がない場合があります。そのため、器具自体を交換する必要があるケースが多く、取り付けには専門知識が必要な場合もあります。 特に、埋め込み型のダウンライトなどは、専門業者に依頼することをおすすめします。

4. 価格

* 従来型:LED照明に比べて、初期費用は比較的安価です。しかし、ランニングコスト(電気代、交換費用)を考えると、必ずしも経済的とは言えません。
* 新型:LED照明器具は、初期費用は高めですが、長寿命で消費電力も少ないため、長期的に見ると経済的です。

5. その他の特徴

* 従来型:発熱量が多いものが多く、夏場などは室温上昇に影響を与える可能性があります。また、点灯直後から明るくなるまでに時間がかかるものもあります。
* 新型:発熱量が少なく、省エネ効果に加えて、室温上昇への影響も軽減できます。瞬時に点灯し、明るさも安定しているものがほとんどです。調光機能や調色機能が付いている製品も多く、より快適な空間作りに役立ちます。

具体的なアドバイス:照明器具選びのポイント

照明器具を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 部屋の広さ:部屋の広さに合わせた適切なワット数の照明を選びましょう。小さすぎる照明だと暗く、大きすぎる照明だと眩しく感じることがあります。
  • 天井の高さ:天井の高さが低い場合は、小型で薄型の照明がおすすめです。天井の高さが高い場合は、デザイン性の高い照明を選ぶこともできます。
  • インテリアのスタイル:部屋のインテリアスタイルに合ったデザインの照明を選びましょう。例えば、モダンなインテリアにはシンプルなデザインの照明、クラシックなインテリアには装飾性の高い照明がおすすめです。
  • 予算:照明器具の価格はピンキリです。予算に合わせて、適切な製品を選びましょう。LED照明は初期費用は高めですが、ランニングコストを抑えることができます。
  • 機能性:調光機能や調色機能、人感センサーなど、必要な機能が付いているか確認しましょう。
  • 安全性:PSEマークなどの安全基準を満たしている製品を選びましょう。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、照明器具の選び方は、空間全体の印象を大きく左右する重要な要素です。 単に明るさを確保するだけでなく、デザインや機能性を考慮し、空間の雰囲気づくりに役立てることが大切です。 例えば、ダイニングテーブルの上には、暖色系の光で温かみのある雰囲気を演出するペンダントライト、リビングルームには、間接照明を効果的に使用してリラックスできる空間を作るなど、それぞれの部屋の用途や雰囲気に合わせた照明選びが重要です。 また、最近ではスマートホームシステムと連携できる照明器具も増えています。 これらを活用することで、より便利で快適な空間を実現できます。

まとめ

従来型の照明器具と新型LED照明器具には、サイズ、消費電力、デザイン、価格など多くの違いがあります。 新しいLED照明器具への交換は、初期費用がかかりますが、長期的には省エネ効果による電気代の節約や、長寿命による交換頻度の低減など、多くのメリットがあります。 ご自身の部屋の状況や予算、好みに合わせて、最適な照明器具を選びましょう。 迷った場合は、専門業者やインテリアコーディネーターに相談してみるのも良い方法です。

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