無添加住宅の防露・換気システムとエコポイント:自然素材と省エネルギーの両立は可能か?

家の防露基準など構造について 無添加住宅が売りのハウスメーカ(以下HM)で建築を検討中です(漆喰や自然素材が気に入っています)。それまでの過程で他社のHMをたくさん見学しましたが、外壁との間に通風口を設けているのがほとんどです。他社と比べて次の数点が気になり質問します。 1.防結→無添加住宅は外壁に炭化コルクや漆喰を使用しており、炭化コルクが調湿するので通気層を設ける必要ないですとの事です。外壁は、(外から漆喰・下塗り漆喰・炭化コルク・バラ板・防水シート・柱・ボード・漆喰) 2.換気扇→無添加住宅であるため科学物質対策で設置となった部屋事に多い換気扇ありません。(第1種~3種換気外?) 3.復活した住宅エコポイント→取得するための工法にするとエコポイント以上の工事費となり意味がないそうです。 (省エネ法のトップランナー基準相当の住宅・省エネ基準(平成11年基準)を満たす木造住宅に該当せず?) 無添加住宅はHM業界では少数派であるかと思いますが、無添加住宅で建築された方など客観的な意見を頂ければありがたいです。

無添加住宅の構造と防露性能について

ご質問ありがとうございます。無添加住宅の建築をご検討中とのこと、自然素材へのこだわりと、一般的な住宅との構造の違いについてお悩みですね。特に、防露性能や換気システム、そしてエコポイント取得の可否について、不安を感じられているようです。以下、それぞれの点について詳しく解説していきます。

1. 外壁構造と通気層の必要性

一般的な住宅では、外壁と内部構造の間に通気層を設けることで、外壁内の湿気を逃がし、結露を防ぐのが一般的です。しかし、無添加住宅が採用する炭化コルクは、高い調湿性能を有しています。炭化コルクは、多孔質構造のため、空気中の水分を吸収・放出する働きがあり、外壁内の湿気をコントロールする効果が期待できます。そのため、通気層を設けなくても、結露リスクを低減できるという説明がなされているのでしょう。

しかし、これはあくまで「炭化コルクの特性」に基づいた説明です。実際には、施工精度や気候条件、建物の構造など、様々な要素が結露の発生に影響します。 通気層がないことで、万が一、内部に湿気がこもってしまった場合、その対策が難しくなる可能性も考慮する必要があります。

  • 専門家の意見を聞く:建築士や構造設計士に、具体的な設計図面に基づいて、防露性能について相談することをお勧めします。気候条件や建物の形状を考慮した上で、適切な対策が提案されるはずです。
  • 地域特性を考慮する:高湿度の地域では、通気層の有無に関わらず、防露対策を強化する必要があるかもしれません。地域特性を踏まえた設計が重要です。
  • 断熱材の性能:炭化コルクに加えて、どのような断熱材を使用するのかも重要です。断熱性能の高い材料を選ぶことで、結露リスクをさらに低減できます。

2. 換気システムと科学物質対策

無添加住宅では、化学物質の使用を極力抑えるため、換気システムに工夫が見られる場合があります。一般的な住宅で採用される集中換気システムではなく、各部屋に換気扇を設置するなど、局所換気を重視するケースが多いようです。これは、室内の空気を効率的に入れ替えることで、化学物質の蓄積を防ぐ狙いがあります。

しかし、部屋ごとに換気扇を設置する方法は、ランニングコストが高くなる可能性があります。また、換気効率の面でも、集中換気システムに比べて劣る可能性も否定できません。

  • 換気計画の確認:換気計画書を入手し、換気回数や換気効率について、しっかりと確認しましょう。必要に応じて、専門家に相談し、改善策を検討することも重要です。
  • メンテナンスコスト:多数の換気扇のメンテナンスコストも考慮しましょう。長期的な視点でのコスト計算が必要です。
  • 自然換気との併用:窓の配置や開口部の大きさなどを考慮し、自然換気を効果的に活用する設計にすることも検討しましょう。

3. 住宅エコポイントと省エネルギー基準

住宅エコポイントの取得には、一定の省エネルギー基準を満たす必要があります。無添加住宅が、必ずしもこれらの基準を満たしているとは限りません。「エコポイント以上の工事費となり意味がない」という説明は、省エネルギー基準を満たすための追加工事が必要となる場合を指していると考えられます。

省エネルギー基準を満たすことは、長期的なランニングコスト削減に繋がります。しかし、エコポイント取得のために、必ずしも高額な追加工事を施す必要はありません。他の省エネルギー対策(高性能窓、断熱材の選定など)を検討することで、基準を満たせる可能性もあります。

  • 省エネルギー性能の確認:省エネルギー性能表示書を入手し、断熱性能や気密性能などを確認しましょう。基準を満たしているか、あるいは、どの程度基準に近づいているのかを把握することが重要です。
  • 他の省エネルギー対策:エコポイント取得にこだわらず、他の省エネルギー対策を検討することで、ランニングコストを削減できる可能性があります。例えば、高性能な窓や断熱材を採用するなど。
  • ライフスタイルとのバランス:省エネルギー対策は、初期費用やランニングコストに影響を与えます。ご自身のライフスタイルや予算とバランスを取りながら、最適な選択をすることが重要です。

無添加住宅のメリット・デメリット

無添加住宅は、自然素材を使用し、健康に配慮した住宅づくりを目指しています。しかし、一般的な住宅と比較して、コストやメンテナンス面で課題がある可能性も考慮する必要があります。

メリット:

* 自然素材を使用することで、健康に配慮した住環境を実現できる可能性が高い。
* 天然素材特有の温かみのある空間を演出できる。

デメリット:

* 一般的な住宅と比較して、初期費用が高くなる可能性がある。
* メンテナンスに手間や費用がかかる可能性がある。
* 省エネルギー基準を満たすために、追加工事が必要となる可能性がある。

まとめ:客観的な視点と専門家の意見を

無添加住宅は、自然素材にこだわった魅力的な住宅ですが、構造や性能面では、一般的な住宅とは異なる点があります。最終的な判断は、ご自身の価値観やライフスタイル、予算などを考慮して行う必要があります。複数のハウスメーカーの見学や、専門家への相談を通じて、情報収集を行い、納得のいく選択をしてください。 特に、防露性能や換気システムについては、設計図面に基づいて、建築士や構造設計士に相談することを強くお勧めします。

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