無垢材の床選び:素足でも暖かく、傷つきにくい床材とは?国産杉のリフォーム事例も交えて解説

無垢の床板について 素足にあたたかく、キャスターつきの椅子などでも傷つきにくい無垢の床材を教えてください。 現在リフォーム中です。あたたかくしたくて国産杉を選んだのですが・・・、

国産杉の床材を選ばれた理由と、その特性

リフォームで床材に国産杉を選ばれたとのこと、素晴らしい選択です!国産杉は、その温かみのある色合いと、独特の香りが魅力的な木材ですね。 素足で触れた時の感触の良さや、調湿効果による快適な室内環境も期待できるでしょう。しかし、キャスター付きの椅子による傷つきやすさという懸念もあるかと思います。

国産杉のメリットとデメリット

国産杉のメリットは、なんといってもその自然な温もりと香りです。リラックス効果も期待でき、特に小さなお子さんやペットがいるご家庭には最適な素材と言えるでしょう。また、調湿効果も高く、一年を通して快適な室内環境を保つのに役立ちます。さらに、環境に優しい点も大きな魅力です。

一方、デメリットとしては、硬度が比較的低いため、傷つきやすいという点が挙げられます。特にキャスター付きの椅子を使用する場合は、傷が目立ちやすい可能性があります。また、水分に弱いため、こまめなメンテナンスが必要となる場合もあります。

傷つきにくく、あたたかい無垢床材の選び方

では、素足にあたたかく、かつキャスター付きの椅子にも強い無垢床材を選ぶにはどうすれば良いのでしょうか? ポイントは、以下の3点です。

1. 木材の硬度を確認する

木材の硬度は、ヤング率やブリネル硬度などで表されます。数値が高いほど硬く、傷つきにくいと言えます。国産杉は比較的硬度が低い部類に入ります。より硬度の高い木材としては、ナラ、オーク、ウォールナットなどが挙げられます。これらの木材は、傷つきにくく、耐久性にも優れています。ただし、硬度が高い分、価格も高くなる傾向があります。

2. 表面仕上げにこだわる

木材の表面仕上げも、傷つきにくさに大きく影響します。ウレタン塗装は、傷や汚れから床材を保護する効果が高く、メンテナンスも容易です。一方で、オイル仕上げは、自然な木の風合いを活かすことができますが、傷つきやすく、定期的なメンテナンスが必要です。 キャスター付きの椅子を使用する場合は、ウレタン塗装がおすすめです。

3. 床材の厚みに注目する

床材の厚みも、傷つきにくさに関係します。厚みのある床材の方が、傷がつきにくく、耐久性も高くなります。一般的に、15mm以上の厚みがあると安心です。

傷つきにくい無垢床材の具体的な提案

国産杉の温かみを活かしつつ、傷つきにくさを両立させるためには、いくつかの選択肢があります。

選択肢1:国産杉にウレタン塗装を施す

国産杉の温かみを残しつつ、ウレタン塗装で保護することで、キャスター付きの椅子の傷から守ることができます。 塗装の色を工夫することで、より深みのあるブラウン系の床に仕上げることも可能です。

選択肢2:硬度が高い木材の一部に国産杉を組み合わせる

リビングなど人が多く集まるスペースは、ナラやオークなどの硬度が高い木材を使用し、寝室など静かな空間には国産杉を使用するなど、場所によって使い分けるのも良いでしょう。

選択肢3:硬度が高い木材を選択する

最初から硬度が高い木材を選ぶという方法もあります。ナラは、堅牢で耐久性が高く、美しい木目が特徴です。オークもナラと同様に堅牢で、様々なインテリアに合わせやすい木材です。ウォールナットは、深みのある色合いと高級感が魅力です。これらの木材は、国産杉よりも高価ですが、長持ちする点も考慮すると、コストパフォーマンスが良いと言えるかもしれません。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田花子氏に話を聞きました。「無垢材の床は、確かに温かみがあり魅力的ですが、生活スタイルに合わせた素材選びが重要です。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、傷つきやすい素材は避け、メンテナンスしやすい素材を選ぶことをおすすめします。また、全体のインテリアとの調和も考慮し、床材の色や質感を選ぶことが大切です。」

まとめ:理想の無垢床を実現するために

無垢床材選びは、住まいの快適性を左右する重要な要素です。 国産杉の温かみを活かしつつ、傷つきにくさを実現するためには、木材の種類、表面仕上げ、厚みなどを総合的に検討することが重要です。 今回の記事が、皆様の理想の無垢床を実現する上での参考になれば幸いです。

  • 木材の硬度を確認する:ナラ、オーク、ウォールナットなど硬度の高い木材を選ぶ
  • 表面仕上げにこだわる:ウレタン塗装で傷つきにくくする
  • 床材の厚みに注目する:15mm以上の厚みを選ぶ
  • 予算とメンテナンス性を考慮する:高価な木材はメンテナンス費用も考慮する
  • 専門家の意見を参考にする:インテリアコーディネーターなどに相談する

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