無垢材の床とパテ埋め:節の処理と美しい仕上がりのための対策

無垢板の床の節のパテ埋めについて、教えて下さい。今日新築の床に使うオークの無垢板が届きました。見てみると、所々に粘土で埋めたような跡が・・・。 「なんじゃこりゃ?!」とビックリして大工さんに聞いてみると、節を埋めるパテというものだと初めて知り、がっかり・・・。今までそんな板を見たことがなかったので、これが床板に貼られるのかと思うと、残念でなりません。。。 大工さんもなるべくパテの多い部分は部屋の隅に使うようにしてみるよ、といってくれたのですが、節有りの無垢板にパテって、普通にあることなんでしょうか。それとも、安いから?? 完成時には、着色したオイルで仕上げをしてもらう予定ですが、それによって少しは目立たなくなるのでしょうか・・・。(濃いめの茶色になる予定です) この、「無垢板パテ」という状態について、なんでもいいので教えて下さい。よろしくお願いいたします。

無垢材の節とパテ埋めについて

新築の床材として選んだオークの無垢材に、節の埋め込みパテを発見し、がっかりされたとのこと、お気持ちよく分かります。 無垢材の節埋めは、必ずしも「悪いこと」ではありませんが、その処理の良し悪しで仕上がりの印象が大きく変わります。 本記事では、無垢材の節とパテ埋めについて、詳しく解説します。

節埋めはなぜ必要なのか?

木の節とは、枝が幹に繋がっていた部分です。節がある木材は、強度が弱くなったり、乾燥時に割れやすくなったりする可能性があります。特に床材のように、歩行による負荷がかかる場所では、節の処理は非常に重要です。パテ埋めは、これらの問題を解決し、床材としての強度と耐久性を確保するための処理なのです。

パテ埋めは必ずしも「質の悪さ」を示すものではない

「安いからパテ埋めが多いのでは?」というご心配は、必ずしも正しくありません。 確かに、安価な木材には節が多く、パテ埋めも多い傾向があります。しかし、高価な木材であっても、大きな節や、強度的に問題のある節はパテで埋められる場合があります。 重要なのは、パテの仕上がりと、全体的な品質です。

パテの仕上がりと、使用するオイルについて

パテの仕上がりが気になるのは当然です。 しかし、濃いめの茶色のオイル仕上げは、パテをある程度目立たなくする効果が期待できます。 オイルは木目に浸透し、色を均一に染め上げます。 パテの色もオイルの色に近づくため、目立ちにくくなるのです。

パテ埋めが目立つ場合の対処法

それでもパテ埋めが目立つと感じる場合は、いくつかの対処法があります。

  • オイル仕上げの色選び: オイルの色を、床材の色とパテの色を考慮して慎重に選びましょう。 パテの色と近い色を選ぶことで、より目立たなくすることができます。 専門業者に相談し、サンプルで確認することをお勧めします。
  • ワックス仕上げの検討: オイル仕上げに加えて、ワックス仕上げを行うことで、より自然な仕上がりになり、パテの目立ちを軽減できます。 ワックスは、木目を保護し、光沢を出す効果もあります。
  • 部分的な着色: パテ埋めが目立つ部分に、着色剤を使って色を調整することもできます。 ただし、これは専門的な知識と技術が必要となるため、業者に依頼することをお勧めします。
  • デザイン性の活用: パテ埋めが目立つ部分を、家具やラグなどでうまく隠すことも可能です。 例えば、パテ埋めが多い部分をソファの後ろに配置するなど、工夫することで目立たなくすることができます。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、無垢材の節は、自然素材の温かみや個性を感じさせる魅力的な要素でもあります。 パテ埋めが目立つことを気にされる気持ちも理解できますが、節を完全に隠すことよりも、全体的なインテリアデザインとの調和を重視することが大切です。 濃いめの茶色オイル仕上げは、無垢材の質感を引き立て、節の存在感を和らげる効果が期待できます。 完成後の全体像をイメージし、パテ埋めをインテリアデザインの一部として捉えることも可能です。

事例紹介:パテ埋めとインテリアデザインの調和

例えば、北欧スタイルのインテリアでは、無垢材の節はむしろデザインの一部として歓迎される傾向があります。 ラフな質感の無垢材と、シンプルで機能的な家具を組み合わせることで、自然で温かみのある空間を演出できます。 逆に、モダンなインテリアでは、パテ埋めが目立たないように、より精緻な仕上げを施すことが求められます。

まとめ:無垢材の節とパテ埋めへの対処法

無垢材の節とパテ埋めは、必ずしも品質の悪さを示すものではありません。 しかし、仕上がりに満足するためには、パテの処理、オイルやワックス仕上げ、そしてインテリアデザインとの調和を考慮することが重要です。 専門家への相談や、サンプルによる確認を怠らず、理想の床を実現しましょう。 今回の経験を活かし、より良い住まいづくりを進めてください。

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