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浸水被害とチャタテムシ大量発生:原因究明
ご自宅の浸水被害と、それに伴うチャタテムシの大量発生、そしてカビの発生、大変お困りのことと思います。 1ヶ月という短いリフォーム期間で、完全に乾燥させるのは難しい場合があり、それが原因で問題が再発している可能性が高いです。 チャタテムシは湿気とカビを好むため、その大量発生は、リフォーム後の住宅内部に依然として湿気が残っていることを示唆しています。 本棚やクローゼットのカビも、この湿気の問題と深く関わっていると考えられます。 隣室と比べて、ご自身の部屋でのカビやチャタテムシの発生が顕著である点も、リフォームの際の湿気対策に偏りがあった可能性を示唆しています。
1ヶ月でのリフォーム:乾燥不足の可能性
天井や床下全体が濡れた状態から、1ヶ月でリフォームを完了させるのは、特に北海道のような寒冷地では乾燥が不十分だった可能性が高いです。 木材や壁材内部に湿気が残留し、それが時間をかけて表面に現れ、カビやチャタテムシの発生につながっていると考えられます。 一般的なリフォームでは、乾燥期間を十分に確保し、必要に応じて乾燥剤や換気システムを用いて、内部の湿気を完全に除去する必要があります。
床下湿気:可能性と確認方法
床下からの湿気が原因である可能性は十分にあります。 特に、リフォーム時に床下の湿気対策が不十分だった場合、湿気が上昇し、カビやチャタテムシの発生を招きます。 床下の湿気を確認するには、以下の方法があります。
- 床下点検口の確認: 床下点検口があれば、そこから床下の状態を確認できます。湿気や結露、カビの発生がないか注意深く観察しましょう。
- 専門業者への依頼: 湿気測定器を用いて、床下の湿度を正確に測定してもらうのが最も確実です。 専門業者であれば、原因特定と適切な対策を提案してくれます。
- 周囲の状況観察: 地面の傾斜や排水状況、周辺の植栽など、湿気が発生しやすい要因がないか確認しましょう。
大家さんへの対応:具体的な伝え方
大家さん(建築会社でもある)に状況を伝える際には、感情的にならず、具体的な事実を淡々と伝えることが重要です。 写真や動画で状況を記録しておくと、より効果的です。
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- 事実を明確に伝える: 「チャタテムシの大量発生、カビの発生、そしてそれらがリフォーム後の湿気と関連している可能性」を具体的に説明します。 発生場所、量、写真などを提示しましょう。
- 専門家の意見を提示: 専門業者に調査を依頼し、その結果を提示することで、客観的な証拠となります。
- 具体的な解決策を提案: 床下換気、断熱材の追加、防湿シートの施工など、具体的な解決策を提案することで、大家さんとの建設的な話し合いを進めることができます。
- 書面での記録: 話し合いの内容を記録し、書面で残しておきましょう。 後々のトラブル防止に役立ちます。
例えば、「先日の大雨による浸水被害後、リフォームされましたが、その後もチャタテムシが大量発生し、本棚やクローゼットにカビが発生しています。専門業者に依頼したところ、床下湿気が原因である可能性が高いとの診断を受けました。添付の写真の通り、タンスの下にチャタテムシが100匹以上確認できます。早急な対応をお願いします。」といった内容で伝えましょう。
具体的な湿気対策
湿気対策は、根本的な原因解決と、日々の管理の両面から行う必要があります。
根本的な原因解決
- 床下換気: 床下の湿気を排出するために、床下換気扇の設置や、既存の換気口の清掃・点検が必要です。 専門業者に相談し、適切な換気システムを導入しましょう。
- 断熱材の追加: 外壁や床下の断熱性を高めることで、結露の発生を抑えることができます。 特に北海道のような寒冷地では、断熱材の追加は効果的です。
- 防湿シートの施工: 床下や壁面に防湿シートを施工することで、湿気の侵入を防ぎます。 リフォーム時に施工されていない場合は、追加で施工を検討しましょう。
- 排水溝の点検: 屋上の排水溝の詰まりが原因で浸水が発生したため、定期的な清掃・点検が必要です。
日々の管理
- 換気: 窓を開けて換気をすることはもちろん重要ですが、北海道のような寒冷地では、換気扇を適度に使用し、室内の空気を循環させることも有効です。 換気扇の音の問題は、静音性の高い機種への交換を検討しても良いでしょう。
- 除湿: 除湿機を使用したり、除湿剤を適切な場所に設置することで、室内の湿度をコントロールできます。 特にクローゼットやタンスの下など、湿気がたまりやすい場所には、こまめな管理が必要です。
- 清掃: 定期的に部屋の清掃を行い、カビや汚れを除去することで、発生を抑制できます。
- 家具の配置: 家具を壁から離して配置することで、通気を良くし、カビの発生を防ぎます。
専門家の意見
建築士や害虫駆除の専門家に相談することで、より的確な原因究明と対策が可能になります。 特に、リフォーム業者が建築会社であることを考えると、専門家の意見を提示することで、大家さんとの交渉を有利に進めることができます。