海風と塩害から家を守る!広島の海辺住宅のインテリアと対策

広島県在住の友人から聞かれましたが、海から20メートル位の所に自宅があります。最近塩分が気になると友人から質問されましたが考えた事も無く困ってます。部屋の中の金属部分が錆びるかも?錆びますか。潮風で車等錆びやすいですか?部屋の中は大丈夫でしょうか?

海辺の住まいの魅力と塩害リスク

広島の美しい海岸線沿いに建つお住まい、素晴らしいロケーションですね!しかし、海から20メートルという近さは、塩害リスクも考慮しなければなりません。塩分を含んだ潮風は、建物の外装だけでなく、室内にも影響を及ぼす可能性があります。ご友人のご心配はもっともです。この記事では、海辺の住宅で起こりうる塩害とその対策、そしてインテリア選びのポイントを解説します。

塩害による具体的な被害

潮風による塩害は、想像以上に深刻な問題です。具体的には、以下の様な被害が考えられます。

外壁・建具の腐食

塩分を含んだ潮風が建物の外壁や窓枠、ドアなどの建具に付着すると、金属部分の腐食(錆び)を促進します。特に鉄製のものは錆びやすく、長期間放置すると、建物の構造にまで影響が及ぶ可能性があります。塗装の剥がれや劣化も進み、建物の美観を損なうだけでなく、建物の寿命を縮める原因にもなります。

室内の金属部分の腐食

ご友人のご心配されているように、室内の金属部分も塩害の影響を受けます。例えば、ドアノブ、ヒンジ、照明器具、家具の金具など、金属製のものは錆びる可能性があります。また、湿気がこもりやすい場所では、より錆びやすい傾向にあります。

家具や家電への影響

塩分を含んだ空気は、家具や家電にも悪影響を及ぼします。特に、木製の家具は、塩分によって腐食したり、変色したりすることがあります。また、精密機器は、塩分による腐食や故障のリスクがあります。

車の錆び

潮風の影響を受けやすいのは、建物だけではありません。屋外に駐車している車は、塩害によってボディが錆びやすくなります。特に、塗装が剥がれている部分や、傷がある部分は、より錆びやすいので注意が必要です。

塩害対策:具体的な方法

では、具体的な塩害対策を見ていきましょう。

定期的な清掃とメンテナンス

塩分が付着したまま放置すると、腐食が進行します。そのため、定期的な清掃とメンテナンスが不可欠です。

  • 外壁:高圧洗浄機で塩分を洗い流す、または専門業者に依頼する。
  • 窓枠・ドア:柔らかい布で丁寧に拭き取る。必要に応じて防錆剤を塗布する。
  • 室内:定期的に掃除機をかけ、湿気を溜めないように換気を心がける。
  • 車:こまめな洗車とワックスがけを行う。

防錆塗装

建物の外壁や金属部分に防錆塗装を施すことで、塩害から守ることができます。塗装の種類は、環境や建物の材質に合わせて選ぶことが重要です。専門業者に相談し、適切な塗装を選定しましょう。

換気システムの導入

室内の湿気を排出するために、換気システムの導入を検討しましょう。24時間換気システムなど、効果的な換気システムを選ぶことで、室内の湿度を調整し、塩害のリスクを軽減できます。

防錆剤の使用

金属製の家具や建具には、防錆剤を塗布することで、錆びを防ぐことができます。市販の防錆剤を使用する際は、使用方法をよく確認し、適切に塗布しましょう。

インテリア選びのポイント

塩害対策と合わせて、インテリア選びも重要です。

素材選び

塩害に強い素材を選ぶことが大切です。

  • 家具:ステンレスやアルミなどの金属製、または塩害に強い塗装が施された木製家具を選ぶ。
  • カーテン:撥水加工が施された素材を選ぶ。
  • 床材:塩害に強いタイルや石材を選ぶ。

色の選択

明るい色のインテリアは、部屋を広く明るく見せる効果があります。また、塩害による汚れが目立ちにくいため、おすすめです。グレーは、塩害による汚れが目立ちにくく、落ち着いた雰囲気を演出できる色です。

定期的なメンテナンス

インテリアも定期的なメンテナンスが必要です。こまめな掃除や、必要に応じて修理や交換を行うことで、長持ちさせることができます。

専門家の意見

建築士や塗装業者などの専門家に相談することで、より適切な対策を立てることができます。特に、建物の構造や材質、地域特性などを考慮した上で、最適な対策を提案してもらえます。

まとめ

海辺の住宅は、美しい景色と豊かな自然に恵まれていますが、塩害リスクも考慮する必要があります。適切な対策とメンテナンスを行うことで、快適な住環境を保つことができます。ご友人には、上記の対策を説明し、安心して暮らせるようサポートしてあげましょう。

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