海水魚の移しかえについて。お礼250枚 現在60センチ水槽で魚とサンゴの飼育をしています。 サンゴをもっと増やしたいので、50センチのオーバーフロー水槽を購入しました。 あと、少しでオーバーフロー水槽が我が家にくるのですが 水槽の移しかえはどのようにしたら、よいでしょうか? 部屋が狭いので現在使っている海水や、砂などをそのままオーバーフロー水槽に移してすぐお引っ越し完了を行ったらマズイですか? 正しい水槽の移しかえ方法を教えてください☆ 皆さんの体験談もお聞きしたいです。 また現在の水槽が、Phが下がりっぱなしで、3日おきに水かえしてるのですが、Phがあがりません。 どうしたらいいでしょうか?補足現在濾過はエーハイムの外部式フィルターで60センチ水槽用を使っています☆
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60cm水槽から50cmオーバーフロー水槽への移行方法
60cm水槽から50cmオーバーフロー水槽への移行は、サンゴの育成環境を改善する良い機会です。しかし、安易な移行は魚やサンゴに大きなストレスを与え、最悪の場合、死に至らしめる可能性があります。正しい手順で移行を行いましょう。
移行前の準備
- 新しい水槽の準備:オーバーフロー水槽をしっかりと設置し、配管、ろ過システムなどを確認します。新しい水槽は数日前に立ち上げ、水質を安定させておくことが重要です。
- 移行用バケツや容器の準備:魚やサンゴを一時的に保管するためのバケツや容器を複数用意します。酸素供給ができるものを選ぶと安心です。
- 水質測定キットの準備:移行前後の水質を正確に測定するために、pH、塩分濃度、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩を測定できるキットを用意します。特にpHはサンゴ飼育において非常に重要です。
- サンゴの固定具の準備:サンゴを新しい水槽に移す際に、安全に固定するための器具を用意します。
- ライブロックの洗浄:古くなった水槽のライブロックは、軽くブラシで汚れを落とすと良いでしょう。ただし、洗浄しすぎると、水槽内のバクテリアが減少してしまうため、注意が必要です。
移行手順
- 魚を移す:ポンプやネットを使って、魚を優しく新しい水槽に移します。この際、魚にストレスを与えないよう、素早く丁寧に行いましょう。魚を移す前に、新しい水槽の水温を現在の水槽の水温に合わせることが重要です。
- サンゴを移す:サンゴは繊細なため、丁寧に移動させます。サンゴの種類によっては、専用の固定具を使うことが必要です。サンゴの配置は、光量や水流を考慮して行いましょう。
- 底砂を移す:底砂は、少しずつ新しい水槽に移します。底砂を全て移す必要はありません。古い底砂の一部を残すことで、水槽内のバクテリアを維持することができます。
- 水を移す:古い水槽の水を新しい水槽に移します。全て移す必要はありません。古い水槽の水の一部を残すことで、水槽内のバクテリアを維持することができます。新しい水槽に水を足す際は、同じ塩分濃度の海水を使用しましょう。
- ろ過システムの移行:エーハイムの外部式フィルターは、そのまま新しい水槽で使用できます。ただし、フィルターメディアを洗浄する場合は、水槽内のバクテリアを維持するために、一部を残して洗浄しましょう。
- 水質の確認:移行後、定期的に水質を測定し、変化がないか確認します。異常が見られた場合は、速やかに対応しましょう。
部屋が狭い場合の工夫
部屋が狭い場合は、移行作業を複数回に分けて行うことをお勧めします。一度に全てを移そうとせず、魚、サンゴ、底砂、水を分けて移行することで、作業スペースを確保し、ストレスを軽減できます。
pHが下がりっぱなしの場合の対処法
pHが下がりっぱなしなのは、水槽内の何かしらのバランスが崩れていることを示しています。原因を特定し、適切に対処する必要があります。
考えられる原因と対策
- 二酸化炭素の過剰:水槽内の二酸化炭素濃度が高くなるとpHが低下します。換気を改善し、水槽内の二酸化炭素を排出しましょう。
- 有機物の蓄積:食べ残しや排泄物が分解されると、pHが低下します。こまめな掃除と、適切なろ過システムの維持が重要です。
- ろ過システムの不具合:ろ過システムが正常に機能していないと、有害物質が蓄積され、pHが低下します。ろ過材の洗浄や交換を検討しましょう。
- サンゴの代謝:サンゴによっては、pHを低下させる可能性があります。サンゴの種類や量を見直す必要があるかもしれません。
- 海水自体のpH:使用する海水のpHが低い可能性があります。使用する海水のpHを確認しましょう。
具体的な対策
- 定期的な水換え:3日おきの水換えは頻度が高すぎる可能性があります。週に1回程度、水槽の水の1/3程度を交換することをお勧めします。水換えの際に、pHを調整した海水を使用すると効果的です。
- pH調整剤の使用:pH調整剤を使用することで、pHを適切な範囲に調整できます。ただし、pH調整剤はあくまでも補助的な手段であり、根本的な原因に対処することが重要です。
- ライブロックの量:ライブロックは、バクテリアの定着に役立ちます。ライブロックの量を増やすことで、水質の安定化に繋がります。
- 専門家への相談:上記の方法を試しても改善が見られない場合は、専門家(海水魚飼育の専門店など)に相談することをお勧めします。
まとめ
水槽の移行とpH調整は、海水魚飼育において重要な作業です。焦らず、丁寧に作業を進めることが重要です。上記の方法を参考に、安全に水槽の移行を行い、美しい水槽を維持しましょう。