海水水槽の水温が高い!初心者向け解決策と省エネ対策

部屋は22度、水槽は27度、なんでそんなに高いんだ・・。(海水です) 初心者が海水を立ち上げています。 エアコンを常につけています 90のオーバーフロー(アクリル) サンプはRV用のBOXを使っています パワーヘッドはナプラMJ500 循環はリオ2500 スキマーはHS850(中古) これで殺菌等と照明つけたら多分30℃以上いきますね・・・・。 初めての立ち上げなので、要領もわかっていません。 なんでこんなに水温が上がってるんでしょうか?補足今現在、お金はすっからかんです。 お金をためて後々どうかします。 お勧め教えて下さい!

海水水槽の水温上昇の原因と対策

海水水槽の水温が室温よりも高い原因は、主に以下の3点に集約されます。

1. 機器の発熱

* 照明:メタルハライドランプやLEDライトは、特に高出力のものはかなりの熱を発生させます。水槽上部に設置されている場合、その熱が直接水槽に伝わって水温を上昇させます。
* プロテインスキマー:HS850のようなスキマーは、エアレーションや水の攪拌によって熱が発生します。特に中古品の場合、劣化による効率低下で発熱量が増加している可能性があります。
* 循環ポンプ:リオ2500などの強力なポンプも、稼働時に熱を発生します。ナプラMJ500も同様です。
* 殺菌灯:紫外線殺菌灯も発熱源となります。

2. 水槽の断熱性の低さ

* アクリル水槽:ガラス水槽に比べてアクリル水槽は断熱性が低いため、室温の影響を受けやすく、外部からの熱も吸収しやすいです。特に90cmオーバーフロー水槽は表面積が広く、熱の吸収・放散が大きくなります。
* サンプの設置方法:RVボックスを使用しているサンプの設置方法によっては、サンプ内の熱が水槽に伝わりやすくなっている可能性があります。

3. 環境要因

* 直射日光:水槽に直射日光が当たると、水温が急激に上昇します。
* 室温:エアコンを使用しているとはいえ、部屋の温度が22℃とやや高めであることも影響している可能性があります。

水温上昇対策:予算を抑えた実践的な方法

予算が限られている状況を踏まえ、効果的な対策を段階的に紹介します。

1. まずは手軽な対策から

* 照明のタイマー設定:照明の点灯時間を短縮したり、タイマーを使って夜間は消灯するなど、照明による発熱を減らしましょう。サンゴの成長に必要な光量を調べ、最低限の時間で済ませる工夫をしましょう。
* 水槽への直射日光を遮断:カーテンやブラインドなどで直射日光を遮断することで、水温上昇を防ぎます。
* 冷却ファン:水槽の上部に冷却ファンを設置することで、水槽内の熱を効率的に排出できます。比較的安価で入手可能です。自作も可能ですので、インターネットで検索してみてください。
* 水槽の周囲の空間確保:水槽の周囲に十分なスペースを確保し、熱がこもらないようにします。水槽の背面と側面に隙間を作り、空気の循環を良くすることで、効果があります。

2. 中期的な対策

* 冷却装置の検討:予算が許す範囲で、ペルチェ式クーラーなどの冷却装置を導入することを検討しましょう。小型で比較的安価なモデルもあります。ただし、消費電力に注意が必要です。
* サンプの断熱:サンプに断熱材を巻くことで、サンプ内の熱が水槽に伝わるのを抑制できます。ホームセンターなどで入手できる発泡スチロールや断熱シートなどを利用できます。
* 水槽台の見直し:水槽台に断熱材を使用したり、通気性の良い水槽台に変更することで、水槽の温度上昇を抑えることができます。

3. 長期的な対策

* 高効率な機器への交換:将来的には、消費電力が少なく、発熱量の少ない高効率な照明、ポンプ、スキマーなどに交換することを検討しましょう。

専門家の視点:水槽環境の最適化

海水水槽の維持には、水温管理だけでなく、水質管理も非常に重要です。水温の上昇は、生物の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

専門家によると、適切な水温管理は、生物の健康と水槽環境の安定に不可欠です。水温の上昇は、サンゴの白化や魚類の病気の原因となる可能性があります。そのため、上記のような対策を講じるだけでなく、定期的な水質検査を行い、水質の悪化を防ぐことも重要です。

まとめ:段階的な対策で理想の水槽環境を

海水水槽の水温管理は、初心者にとって難しい課題です。しかし、上記で紹介した対策を段階的に実施することで、予算を抑えながら、安定した水温を維持することができます。焦らず、一つずつ対策を進めていきましょう。そして、水槽内の生物たちの健康状態を常に観察し、必要に応じて対策を見直すことが大切です。

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