海外で見かけるおとなしい大型インコ、その秘密に迫る!~鳥とインテリアの意外な関係~

海外に行くと、よく路上などで大型インコを肩に乗せてる人がいますよね。一度写真を撮ってもらったこともありますが、鳥たちはとってもおとなしかったです。 ところで、私は今まで中型~大型インコに接する機会が多々あり、鳥はいくら人間になついてても(それが一番好きな人でも)、基本的にはキレるところがわからない、おっかない性格だという認識があるのですが、彼らの鳥はどうしてああもおとなしいんでしょうか??もしや、睡眠薬でも飲まされているのでは…なんてことまで考えてしまいます。鳥にお詳しい方、回答よろしくお願いいたします。

海外で見かけるおとなしい大型インコ、その理由とは?

海外、特に南米やオーストラリアなどでは、大型インコを肩に乗せている人をよく見かけますよね。確かに、日本のペットとして飼われているインコとは異なる印象を受け、おとなしく見えるかもしれません。しかし、睡眠薬を飲まされているなどということはまずありません。その理由はいくつか考えられます。

1. 訓練と社会化

まず重要なのは、徹底した訓練と社会化です。これらの国々では、インコをペットとして飼う文化が深く根付いており、幼い頃から人間と触れ合う機会を多く与え、適切な訓練を行っています。 これは、日本のペット事情とは大きく異なります。日本では、ペットショップで購入したインコをいきなり家庭に迎え入れるケースが多いですが、海外では、ブリーダーや専門家による訓練を受けたインコが流通しているケースが多く、人間への慣れや社会性がしっかり培われています。

具体的な訓練としては、触られることへの慣れ、ケージからの出し入れ、特定の場所への移動など、様々な訓練が行われます。また、他のインコと群れで生活させることで、社会性を養うことも重要です。この社会化の過程で、人間を脅威ではなく、信頼できる存在として認識するようになります。

2. 品種の違い

インコの種類によっても性格や気質は大きく異なります。日本で一般的に飼われているセキセイインコやコザクラインコとは異なり、海外で見かける大型インコは、比較的穏やかな性格の品種である可能性が高いです。例えば、コンゴウインコなどは、適切な訓練と環境下では、比較的おとなしく、人間になつくことが知られています。

3. 環境の違い

日本のペット飼育環境と海外の環境の違いも影響している可能性があります。日本では、インコはケージの中で飼育されることが一般的ですが、海外では、より自由に動き回れる環境で飼育されているケースもあります。 広い空間で生活することで、ストレスが軽減され、穏やかな性格を維持できる可能性があります。また、気候も影響します。温暖な気候では、鳥の活動性も変化し、よりリラックスした状態になる可能性があります。

4. ショービジネスとしてのインコ

路上で見かけるインコの中には、ショービジネスの一環として訓練されている個体もいます。これらのインコは、高度な訓練を受けており、観客の前で芸を披露するなど、人間とのコミュニケーションに長けています。 そのため、一見おとなしく見えるのは、訓練された結果と言えるでしょう。

大型インコと安全に接するためのポイント

大型インコは、一見おとなしく見えても、野生動物の遺伝子を受け継いでいます。突然、攻撃的な行動に出る可能性もあります。安全に接するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 専門家の指導を受ける:初めて大型インコを飼う場合は、専門家のアドバイスを受けることが重要です。飼育方法や訓練方法、安全な接し方などを学ぶことで、事故を防ぐことができます。
  • 急な動きを避ける:大型インコは、急な動きや大きな音に驚いて、攻撃的な行動をとることがあります。ゆっくりとした動きで接することが大切です。
  • 威嚇行動に注意:くちばしを大きく開けたり、羽を膨らませたりするなど、威嚇行動が見られた場合は、すぐに距離を置くべきです。無理に近づいたり、触ろうとしないようにしましょう。
  • 適切な環境を用意する:大型インコは、十分な広さのケージと、遊び場が必要です。ストレスが溜まらないように、適切な環境を用意することが大切です。
  • 定期的な健康チェック:定期的に獣医による健康チェックを受け、病気の早期発見・治療につなげましょう。

インテリアと鳥との共存

大型インコを飼う際には、インテリアにも配慮が必要です。鳥かごの設置場所、鳥が触れても安全な素材の家具選びなどが重要になります。

鳥かごの設置場所

直射日光が当たらない、風通しの良い場所に設置しましょう。また、鳥が飛び降りてケガをするのを防ぐため、高い場所や不安定な場所に設置するのは避けましょう。

安全な素材の家具

鳥が口にしても安全な素材の家具を選びましょう。天然木や無垢材の家具は、安全性の高い選択肢と言えます。一方、塗装された家具や、化学物質を含んだ家具は避けるべきです。

まとめ

海外で見かけるおとなしい大型インコは、徹底した訓練と社会化、品種、環境、そしてショービジネスといった様々な要因が複雑に絡み合って生まれた結果です。決して睡眠薬などを飲まされているわけではありません。 大型インコを飼う際には、安全に配慮し、適切な訓練と環境を用意することが大切です。 インテリア選びにおいても、鳥の安全性を考慮した選択を心がけましょう。

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