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浴槽給水口からの「ボンボン」音:原因究明と解決策
ご質問にあるように、浴槽給水口から「ボンボン」という音が発生し、それが次第に大きくなっているとのこと。さらに、シャワー使用時、特に浴槽に水がある状態での音が顕著とのことです。これは、給湯器本体の問題だけでなく、配管内の空気や水圧、給湯器の老朽化など、複数の原因が考えられます。
考えられる原因
* 配管内の空気: 給湯器の修理後も音が改善されないことから、配管内に空気が残っている可能性があります。空気が水の流れを妨げ、音が発生する原因となります。
* 水圧の変動: 水圧が不安定な場合、給水口から音が発生することがあります。特に、シャワー使用時は水圧の変化が大きいため、音が大きくなる可能性があります。
* 給湯器の老朽化: 2005年設置の給湯器は、すでに18年経過しています。部品の劣化や摩耗により、異音が発生する可能性が高いです。
* ミキシングバルブの不具合: 修理で交換されたミキシングバルブ自体に不具合がある、もしくは適切な交換が行われていない可能性も考えられます。
* 配管の詰まり: 可能性は低いですが、配管内部にゴミやスケールが詰まっている可能性も否定できません。
具体的な解決策と対処法
まず、配管内の空気を抜くことを試みましょう。
1. エア抜き作業
- 給湯器の電源を切る: 安全のため、必ず給湯器の電源を切りましょう。
- 各蛇口を開ける: 浴室、洗面所、キッチンなど、家中の蛇口をすべて開けて、配管内の空気を逃がします。
- しばらく放置: 30分~1時間程度、蛇口を開けたまま放置します。その後、蛇口を閉めて給湯器を再起動し、状況を確認します。
この作業で音が改善しない場合は、以下の可能性を検討する必要があります。
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2. 水圧の確認
- 水圧計の設置: ホームセンターなどで手軽に購入できる水圧計を使って、水圧を測定します。標準的な水圧は0.15MPa~0.2MPaです。水圧が低い場合は、水道局に連絡しましょう。
- 水道の元栓の確認: 水道の元栓が完全に開いているかを確認します。閉まっている、もしくは部分的に閉まっていると水圧が低下します。
3. 給湯器の点検
- 専門業者への依頼: 給湯器の老朽化やミキシングバルブの不具合が原因の可能性が高いです。専門業者に点検・修理を依頼しましょう。コロナのフリーダイヤルを利用するのも良いでしょう。修理費用が高額になる場合は、買い替えも検討しましょう。
- 見積もり比較: 複数の業者から見積もりを取り、費用と内容を比較検討します。安さだけでなく、アフターサービス体制もしっかり確認しましょう。
4. 配管の清掃
配管の詰まりが原因の場合は、専門業者に配管清掃を依頼する必要があります。
給湯器の買い替え時期と選び方
給湯器の寿命は一般的に10年前後と言われています。ご自宅の給湯器はすでに18年経過しており、修理を繰り返している状況です。安全面も考慮すると、買い替えを検討する時期に来ていると言えるでしょう。
買い替えのメリット
- 安全性の向上: 新しい給湯器は最新の安全機能が搭載されており、火災リスクを軽減できます。
- 省エネルギー効果: 高効率な給湯器は、従来機種と比べてガス消費量を抑え、ランニングコストを削減できます。
- 快適性の向上: お湯はり時間短縮や、温度調節の精度向上など、快適性が向上します。
- メンテナンスの軽減: 新しい給湯器は、故障のリスクが低く、メンテナンスの手間を軽減できます。
給湯器選びのポイント
- 給湯能力: 家族構成や入浴スタイルに合わせて、適切な給湯能力を選びましょう。
- 機能: エコ機能、追い焚き機能、リモコンの種類など、必要な機能を選びましょう。
- 安全性: 漏電防止装置、過熱防止装置など、安全機能が充実しているか確認しましょう。
- 設置場所: 屋内設置型、屋外設置型など、設置場所に合わせて選びましょう。
- 価格: 予算に合わせて、適切な価格帯の給湯器を選びましょう。
まとめ
浴槽給水口からの「ボンボン」音は、配管内の空気、水圧、給湯器の老朽化など、様々な原因が考えられます。まずは、簡単なエア抜き作業を試してみましょう。それでも改善しない場合は、専門業者に点検・修理を依頼し、必要に応じて給湯器の買い替えを検討することをお勧めします。 高額な費用はかかりますが、安全面や快適性を考慮すると、新しい給湯器への交換は長期的な視点で見れば賢明な選択と言えるでしょう。