浴室暖房乾燥機が効かない!1坪タイル浴室の暖房対策

高須産業の浴室換気乾燥暖房機の壁面取付型BF-861RXを取り付けていただきましたが、1坪くらいの総タイルの壁面ですが、残念なことに少しも暖まりません。業者に問い合わせても浴室が広いからだろうとのことですが、どなたか対策をご存知のかた教えていただければありがたいです。

浴室暖房乾燥機が効かない原因を探る

浴室暖房乾燥機は、浴室を暖めるだけでなく、換気や乾燥も担う便利な設備です。しかし、質問者様のように、思ったように暖まらないケースも存在します。 BF-861RXが1坪のタイル浴室で効果を発揮しない原因は、いくつか考えられます。業者の「浴室が広いから」という回答は、部分的な原因に過ぎません。真の原因を特定し、適切な対策を講じる必要があります。

考えられる原因1:機種の能力不足

まず考えられるのは、浴室の広さに対して暖房乾燥機の能力が不足している可能性です。BF-861RXの暖房能力は、機種の仕様書を確認する必要があります。仕様書に記載されている暖房能力と、浴室の広さ(容積)を比較し、能力不足の可能性を検討しましょう。1坪の浴室でも、天井高や窓の有無、断熱性などによって必要な暖房能力は異なります。

考えられる原因2:設置場所の問題

暖房乾燥機の設置場所も重要です。BF-861RXは壁面取付型ですが、設置場所によっては暖気が浴室全体に効率的に行き渡らない可能性があります。例えば、浴室の隅に設置されている場合、暖気が対角線上の部分まで届きにくく、温度ムラが生じる可能性があります。

考えられる原因3:タイルによる反射

浴室全体がタイル張りであることも、暖房効率に影響を与えます。タイルは熱を反射しやすい素材です。暖房乾燥機から放出された熱がタイルに反射し、浴室全体に均一に暖まらない可能性があります。

考えられる原因4:換気扇の稼働

暖房運転中に換気扇が同時に稼働していると、せっかく発生した暖気が外に逃げてしまい、暖まりにくくなります。暖房運転中は換気扇を停止するか、換気能力の低い設定にすることを検討しましょう。

考えられる原因5:断熱性の問題

浴室の断熱性能も重要です。窓やドアからの冷気流入、壁や天井からの熱損失が大きければ、暖房効率は低下します。浴室の断熱性を高める対策が必要かもしれません。

具体的な対策と改善策

では、具体的な対策を検討してみましょう。

1. 暖房能力の確認と機種の見直し

まず、BF-861RXの仕様書を確認し、暖房能力が浴室の広さに適合しているかを確認します。もし能力不足であれば、より高出力の機種への交換を検討する必要があります。専門業者に相談し、浴室の広さや構造に最適な機種を選定してもらいましょう。

2. 設置場所の変更

暖房乾燥機の設置場所を見直すことも効果的です。浴室の中央部に設置することで、暖気がより均一に広がりやすくなります。ただし、配管の位置や電気工事の必要性などを考慮する必要があります。

3. 断熱性の向上

浴室の断熱性を高めることで、暖房効率を向上させることができます。具体的には、以下の対策が考えられます。

  • 窓の断熱対策:断熱性の高いカーテンやフィルムを貼る。
  • ドアの断熱対策:隙間テープなどで隙間を塞ぐ。
  • 壁・天井の断熱対策:浴室の構造によっては、断熱材を追加するなどの大規模なリフォームが必要になる場合があります。

これらの対策は、専門業者に相談して実施するのが安全です。

4. 浴室暖房の併用

暖房乾燥機だけでは不十分な場合は、浴室暖房と併用することで、より効果的に浴室を暖めることができます。床暖房やパネルヒーターなどを併設することで、より快適な浴室環境を実現できます。

5. サーモスタットの設定の見直し

暖房乾燥機のサーモスタット設定が高すぎる場合、設定温度に達すると暖房が停止してしまうため、十分に暖まりません。設定温度を高くしすぎず、適温に設定しましょう。

6. 定期的なメンテナンス

暖房乾燥機のフィルターやファンなどの清掃、メンテナンスを定期的に行うことで、効率的な暖房運転を維持することができます。

専門家の意見

建築士や設備業者に相談することで、浴室の構造や暖房機の能力、設置場所などを総合的に判断し、最適な解決策を見つけることができます。特に、断熱性の改善や機種の交換など、大規模な工事が必要な場合は、専門家のアドバイスが不可欠です。

まとめ

浴室暖房乾燥機が効かない原因は多岐に渡ります。今回ご紹介した原因と対策を参考に、問題解決に取り組んでみてください。それでも改善が見られない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。快適な浴室環境を実現するために、適切な対策を講じましょう。

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