浴室と脱衣室を効率的に暖める方法|北側玄関近くの寒さ対策

家を建て替える(関東)のですが、浴室一坪と脱衣室一坪が北側で玄関に近く寒い所になります。両方の部屋を(できたら1個の機器で)温めたいのですがお勧めなものはありますか?床暖以外でお願いします。

北側浴室・脱衣室の寒さ対策:床暖房以外の選択肢

関東地方の住宅において、北側で玄関に近い浴室と脱衣室は、特に冬場、寒さを感じやすい場所です。床暖房以外で、浴室と脱衣室を効率的に暖める方法を検討されているとのこと、様々な選択肢をご提案します。1台の機器で両方を暖めることを目指しつつ、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて最適な方法を選択しましょう。

浴室と脱衣室暖房におすすめの機器

浴室と脱衣室を効率的に暖めるための機器として、以下の3つが特に有効です。

1. 温風暖房機

  • メリット:比較的安価で導入しやすい。浴室と脱衣室を同時に暖めることができる機種も多い。設置場所を選ばない。
  • デメリット:乾燥しやすい。直接温風があたるため、肌への負担を感じる場合がある。電気代が高い場合がある。

具体的な選び方:
* **送風能力:** 浴室と脱衣室の広さ(合計2坪)を考慮し、適切な送風能力を持つ機種を選びましょう。メーカーのカタログやウェブサイトで確認できます。
* **暖房出力:** 関東の冬の寒さを考慮し、十分な暖房能力を持つ機種を選びましょう。W(ワット)の数値が高いほど暖房能力が高いです。
* **機能:** タイマー機能、温度調節機能、安全装置の有無などを確認しましょう。浴室で使用することを考慮し、防水性や防湿性に優れた機種を選びましょう。
* **設置場所:** 浴室と脱衣室のレイアウトを考慮し、設置場所を確保できるか確認しましょう。

2. パネルヒーター

  • メリット:輻射熱で部屋全体をじんわりと暖めるため、乾燥しにくい。温風式に比べて肌への負担が少ない。比較的省エネ。
  • デメリット:温まるまでに時間がかかる場合がある。設置場所を選ぶ。高価な機種もある。

具体的な選び方:
* **サイズと出力:** 浴室と脱衣室の広さに合わせたサイズと出力のものを選びましょう。壁掛け式と床置き式があり、設置場所に合わせて選択できます。
* **デザイン:** 浴室や脱衣室のインテリアに合うデザインを選びましょう。
* **安全性:** 転倒時自動オフ機能など、安全機能が充実しているものを選びましょう。

3. 遠赤外線ヒーター

  • メリット:遠赤外線効果で身体の芯から温まるため、体感温度が高い。省エネ効果が高い。乾燥しにくい。
  • デメリット:直接照射される部分とそうでない部分の温度差が大きくなる場合がある。高価な機種もある。

具体的な選び方:
* **出力と照射範囲:** 浴室と脱衣室の広さに合わせた出力と照射範囲のものを選びましょう。
* **設置場所:** 設置場所の確保が重要です。壁掛け式、据置式などがあります。
* **安全性:** 安全装置が充実しているものを選びましょう。

専門家の視点:浴室と脱衣室の断熱も重要

上記の暖房機器を選ぶ前に、浴室と脱衣室の断熱性能を高めることも重要です。

建築士の視点:
「北側で玄関に近い浴室・脱衣室は、どうしても寒さがこもりやすいです。暖房機器を選ぶ前に、窓の断熱性能を見直すことをおすすめします。高性能な断熱窓への交換や、内窓の設置などを検討することで、暖房効率が大幅に向上します。また、壁や床の断熱材の厚みを増やすことも効果的です。これらの断熱対策と併せて暖房機器を選ぶことで、より少ないエネルギーで快適な温度を保つことができます。」

具体的な事例:浴室と脱衣室の暖房導入事例

Aさん宅(築10年、関東)では、浴室と脱衣室が北側に位置し、冬場の寒さが課題でした。既存の浴室暖房乾燥機では効果が不十分だったため、パネルヒーターを導入。結果、浴室と脱衣室の温度が上がり、快適性が向上しました。さらに、窓に内窓を設置したことで、暖房効率がさらにアップしたそうです。

まとめ:最適な暖房機器を選んで快適な浴室・脱衣室を

浴室と脱衣室の暖房は、快適なバスタイムを送る上で非常に重要です。本記事で紹介した3種類の暖房機器の特徴を理解し、ご自身の状況に最適な機器を選びましょう。さらに、断熱対策を併用することで、より効果的な暖房を実現できます。 専門家への相談も有効です。快適なバスタイムを実現し、寒さから解放されることを願っています。

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