洗面所の配電ボックス周りの黒ずみ、その原因と対策

配電ボックス?と言う物なんでしょうか?各部屋等のスイッチが並んだボックスが洗面所の壁上部に設置されているのですが、その周りの壁紙が黒くスス汚れしてきています。単なる洗面所の汚れではありませんボックス周りだけなんです。原因は配電ボックスにあるのかなぁ?と思います。が正直分かりません。原因と処置を教えてください。お願いします。ちなみに新築入居から半年です

配電ボックスとは?そして、黒ずみの原因を探る

まず、「配電ボックス」とは、電気を各部屋やコンセントに分配するための機器が入っている箱のことです。一般的に、スイッチやコンセントが集まっている場所にあります。新築から半年で壁紙が黒ずんでいるとのことですが、これは単なる汚れではなく、配電ボックスから発生する問題の可能性が高いです。

黒ずみの原因として考えられるのは、主に以下の3点です。

  • 発熱によるヤニ汚れ: 配電ボックス内の配線接続部分や機器の発熱によって、ヤニのような黒っぽい汚れが付着することがあります。これは、配線が劣化していたり、接続不良があったりする場合に起こりやすいです。特に、使用頻度の高いスイッチやコンセント周辺で顕著に現れることがあります。
  • アーク放電: 配線接続部の接触不良や、配線の劣化により、アーク放電(電気火花)が発生することがあります。アーク放電は、高温のプラズマを発生させるため、壁紙を焦がして黒く変色させる原因となります。これは、火災の危険性も伴うため、非常に注意が必要です。
  • 湿気と埃の付着: 洗面所は湿気が多い場所です。湿気と埃が混ざり合い、配電ボックスの表面に付着することで、黒ずんで見える場合があります。これは、他の原因と比べて比較的軽微な問題ですが、放置すると汚れがこびりつき、清掃が困難になります。

黒ずみの原因特定と具体的な対処法

では、具体的な対処法を見ていきましょう。まず、原因を特定することが重要です。

1. 配電ボックスの点検

まずは、配電ボックス自体を点検してみましょう。

  • 異臭の有無:焦げ臭いや、プラスチックが燃えるような異臭がないか確認します。異臭がする場合は、すぐに電気工事士に連絡しましょう。
  • 発熱の有無:配電ボックスやスイッチ、コンセントに触れてみて、異常な発熱がないか確認します。熱く感じる場合は、危険ですので、すぐに使用を中止し、電気工事士に連絡してください。
  • 緩み・損傷の有無:配電ボックスのネジが緩んでいたり、ボックス自体に破損がないか確認します。緩んでいる場合は、専門家に依頼して締め直してもらいましょう。

2. 壁紙の清掃

原因が特定できない場合、または軽微な汚れの場合、まずは壁紙の清掃を試みましょう。

  • 乾拭き:柔らかい布で、優しく乾拭きしてみましょう。汚れが軽い場合は、これで落とせる可能性があります。
  • 湿拭き:乾拭きで落ちない場合は、薄めた中性洗剤を含ませた布で、優しく拭いてみましょう。ただし、洗剤はあまり強く擦らず、拭いた後は必ず乾拭きをしてください。
  • メラミンスポンジ:軽度の汚れであれば、メラミンスポンジを使うのも効果的です。ただし、強く擦りすぎると壁紙を傷める可能性があるので、優しく丁寧に使いましょう。

しかし、これらの方法で黒ずみが取れない場合、またはアーク放電や発熱が疑われる場合は、専門家への相談が必須です。

3. 専門家への相談

電気工事士や住宅設備業者に相談しましょう。彼らは、配電ボックスの専門知識を持っており、原因を正確に特定し、適切な処置を講じてくれます。

特に、以下の場合はすぐに専門家に連絡しましょう。

  • 異臭がする
  • 配電ボックスが熱くなっている
  • アーク放電が発生している
  • 自分で修理しようと試みたが改善しない

予防策:安全で美しいインテリアを保つために

将来的な黒ずみ防止のためには、以下の予防策を心がけましょう。

  • 定期的な点検:年に一度は、配電ボックスやスイッチ、コンセントの点検を行いましょう。異常を発見したら、すぐに専門家に相談しましょう。
  • 適切な換気:洗面所は湿気がこもりやすい場所です。換気をよくして、湿気を溜めないようにしましょう。換気扇を定期的に清掃することも重要です。
  • 埃の除去:定期的に配電ボックス周辺の埃を掃除しましょう。掃除機や、柔らかいブラシを使うと効果的です。
  • 適切な清掃:汚れを発見したら、すぐに清掃しましょう。放置すると、汚れがこびりつき、清掃が困難になります。

まとめ:安全第一で、美しい空間を維持しましょう

洗面所の配電ボックス周りの黒ずみは、軽微な汚れから重大な電気トラブルまで、様々な原因が考えられます。まずは、冷静に状況を判断し、必要に応じて専門家の力を借りることが重要です。安全を確保し、美しいインテリアを長く楽しむためにも、適切な対処と予防策を心がけましょう。

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