洗面所の換気扇と全室換気:東芝VSA-8CUタイプの給気専用換気扇について徹底解説

東芝換気扇 24時間換気で質問です。東芝VSA-8CUタイプ(給気専用)が洗面所についているのですが、これは、室内の空気を吐き出しているのですか? トイレについている換気はフィルターが中にありませんが、洗面についている方はフィルターがあります。全部屋の換気が、洗面から出ているそうなんですが、これはちゃんと換気するものですか?

東芝VSA-8CUタイプは排気ではなく給気です

東芝VSA-8CUタイプは、給気専用換気扇です。つまり、室内の空気を外に排出するのではなく、外から新鮮な空気を室内に取り込む役割を果たします。トイレの換気扇のように、室内の空気を外に排出する排気機能はありません。フィルターが付いているのは、外気から取り込まれるホコリや花粉などを除去するためです。

全室換気システムと給気専用換気扇の関係性

洗面所に設置されているVSA-8CUが全室の換気を担っているという記述から、ご自宅は第1種換気システムを採用している可能性が高いです。第1種換気システムは、機械によって強制的に外気を導入し、汚れた空気は排気ファンで排出するシステムです。

このシステムでは、給気口(VSA-8CU)から新鮮な空気が供給され、各部屋の排気口(トイレの換気扇など)から空気が排出されます。洗面所の給気専用換気扇は、このシステムにおける給気の中心的な役割を担っています。 全室の空気が入れ替わるためには、給気と排気がバランスよく機能することが重要です。

第1種換気システムのメリットとデメリット

メリット

  • 高い換気効率:機械換気なので、自然換気よりも効率的に空気を入れ替えることができます。
  • 24時間換気:常に新鮮な空気を供給し、室内の空気を清潔に保ちます。
  • 花粉やPM2.5対策:フィルターにより、外気中の花粉やPM2.5などの有害物質の侵入を抑制できます。
  • 結露防止:適切な換気により、結露の発生を抑える効果があります。

デメリット

  • 初期費用が高い:システム導入には、換気設備の購入・設置費用がかかります。
  • ランニングコストがかかる:24時間稼働するため、電気代がかかります。
  • メンテナンスが必要:フィルターの交換や定期的な点検が必要です。
  • システムの複雑さ:故障時の修理が複雑になる可能性があります。

換気システムの確認と適切なメンテナンス

洗面所の換気扇が全室換気を担っている場合、その換気能力が不足している可能性や、他の排気設備の不具合により、十分な換気が行われていない可能性も考えられます。

換気システムの確認方法

* 換気扇の風量を確認する:換気扇の風量が弱くなっている場合は、フィルターの目詰まりや故障が考えられます。フィルターの清掃または交換、必要であれば換気扇本体の修理・交換を検討しましょう。
* 他の排気口の確認:トイレや浴室などの排気口が適切に機能しているか確認しましょう。詰まりや故障がないかを確認し、必要に応じて清掃や修理を行います。
* 換気システムの設計図を確認する:住宅の設計図を確認することで、換気システムの構成や各設備の役割を理解することができます。
* 専門業者に相談する:換気システムに不安がある場合は、専門業者に点検・診断を依頼しましょう。

適切なメンテナンス

  • フィルターの清掃・交換:フィルターは定期的に清掃または交換しましょう。説明書に記載されている推奨頻度を守りましょう。
  • 換気扇の清掃:換気扇の羽根や内部にホコリが溜まると、風量が低下します。定期的に清掃を行いましょう。
  • 定期点検:専門業者に定期的な点検を依頼し、不具合の早期発見・対処を行いましょう。

まとめ:適切な換気と快適な住環境のために

東芝VSA-8CUタイプは給気専用換気扇であり、室内の空気を排出するものではありません。全室換気を実現するためには、給気と排気のバランスが重要です。換気システムに不安がある場合は、専門業者に相談し、適切なメンテナンスを行うことで、快適で健康的な住環境を保ちましょう。 定期的なフィルター交換と換気扇の清掃は、換気システムの効率と寿命を維持するために不可欠です。 また、換気システムの設計図を確認することで、より詳細な理解が得られます。

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