マンションやアパート暮らしで、洗濯機置場が室外(廊下など)にある場合、冬場の凍結や雨ざらしによる故障、防犯面での不安など、多くの悩みを抱える方がいらっしゃいます。大家さんが対処してくれない場合、自身で解決策を見つける必要が出てきます。この記事では、室外に設置された洗濯機を室内へ移設する方法、そしてその際の注意点について、具体的な解決策と合わせて解説します。
Contents
室外洗濯機のデメリット
まず、室外に洗濯機を設置することのデメリットを改めて確認してみましょう。
- 冬場の凍結:特に寒冷地では、冬場に給水ホースや排水ホースが凍結し、洗濯機が故障する可能性があります。修理費用は高額になる可能性も。
- 雨ざらしによる故障:雨や雪、直射日光にさらされることで、洗濯機の寿命が短くなる可能性があります。電気系統の故障や、サビによる劣化も懸念されます。
- 防犯上の不安:室外に置かれた洗濯機は、盗難やいたずらなどの被害に遭うリスクがあります。高価な洗濯機ほどリスクは高まります。
- 騒音問題:洗濯機の運転音が近隣住民に迷惑となる可能性があります。特に夜間の洗濯は注意が必要です。
- 生活動線の悪さ:洗濯物を干す場所との距離が離れていたり、洗濯機へのアクセスが悪かったりするなど、生活動線が不便になる可能性があります。
室内への移設:可能性と方法
大家さんが対処してくれない場合、自身で室内への移設を検討する必要があります。しかし、安易な移設は、排水の問題や床への負担など、新たな問題を引き起こす可能性があります。まずは、以下の点を考慮しましょう。
1. 設置場所の確認
洗濯機を設置できるスペースがあるか確認します。必要なスペースは、洗濯機のサイズに加え、給水ホース、排水ホース、コンセントへの接続スペースを含め、余裕を持った広さを確保しましょう。床の強度も確認し、洗濯機の重量に耐えられるか専門家に相談することも重要です。特にマンションの場合は、床への負担を考慮し、管理規約を確認する必要があります。
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2. 排水方法の検討
排水は、最も重要なポイントです。既存の排水管に接続するか、新しい排水管を設置する必要があります。排水管の勾配が適切でないと、排水不良や逆流が発生する可能性があるため、専門業者に相談することを強くおすすめします。排水管の工事が必要な場合は、大家さんとの相談が必要になる場合もあります。
3. 給水方法の検討
給水は、既存の水道管に接続するか、新しい給水管を設置する必要があります。こちらも排水同様、専門業者に相談し、適切な方法を選択することが重要です。給水管の工事には、専門的な知識と技術が必要となるため、DIYは避けるべきです。漏水などのリスクを考えると、プロに依頼するのが安心です。
4. 電源の確認
洗濯機を設置する場所に、必要な容量のコンセントがあるか確認します。コンセントがない場合は、電気工事が必要になります。電気工事は、資格を持った電気工事士に依頼することが法律で義務付けられています。安易なDIYは、感電や火災などの危険性があるため、絶対に避けましょう。
専門家への相談
排水、給水、電気工事など、専門的な知識と技術が必要な作業は、必ず専門業者に依頼しましょう。信頼できる業者を選ぶためには、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。見積もりには、工事内容、費用、工期などが明確に記載されていることを確認しましょう。また、業者の評判や口コミなども参考にすると良いでしょう。
DIYによるリスクと注意点
排水や給水工事、電気工事などは、専門知識がないと危険な作業です。DIYによる漏水や感電、火災などのリスクを考えると、専門業者に依頼することが最も安全で確実な方法です。万が一、DIYで問題が発生した場合、自己責任となりますので注意が必要です。
まとめ:安全で快適な洗濯生活のために
洗濯機を室内に移設することは、快適な生活を送る上で大きなメリットとなります。しかし、安易なDIYは危険を伴うため、専門業者に依頼することを強くおすすめします。費用はかかりますが、安全で快適な洗濯生活を送るためには、必要な投資と言えるでしょう。本記事を参考に、快適な洗濯環境を実現してください。