洗濯室と食品庫の併設は可能?理想の家事動線と収納を実現するための設計プラン

室内物干しと、食品庫。 只今、木造の家を新築する為、自分たちの要望をまとめている段階です。 今は、アパート(木造)の住んでいて室内物干しを利用して洗濯を干してから、ベランダに出しています。 雨の日や花粉の酷い日は、そのまま6畳の部屋に干して扇風機を当てたり、浴室に干して浴室乾燥機を利用しています。 新居に移っても、室内で洗濯物を干してから、屋外に出したいと思っています。 そこで洗面所の横に洗濯室的な場所を設置出来たらなぁと夢見ています。 私の希望では、一階の軒先に洗濯を干したいので、 お風呂・洗面所→洗濯室→キッチン→軒先の物干しと言う家事動線が出来ればと思っています。 そこで質問なんですが、その洗濯室の一部に食品庫を併設するのは無謀でしょうか? 敷地が40坪程度で土地も予算も限りがあるので一緒に出来たらなぁなんて思ったのですが、 洗濯物を屋外もしくは浴室で乾かす事を前提で、あくまで洗濯室は初めに洗濯ものを干す場所にしようと思っています。 それでも洗濯室には洗濯機・流しを設置して・・・となるとやはり 湿気を避けたい食品庫との併設はやめといた方がイイですかね? その他ホットプレートやミシン・アイロンなどの家電もしまえたらなーなんて思ってます。 やはり同じ空間に、洗濯室と収納(食品・家電)は辞めた方がいいと思われますか? また、一緒でもいいんじゃない?って場合は何畳くらいのスペース確保が使いやすでしょうか? なんだか大雑把な質問で申し訳ありません。

洗濯室と食品庫の併設は可能?湿気対策が鍵

40坪の土地に、家事動線を考慮した洗濯室と食品庫を併設したいというご要望、大変よく分かります。限られたスペースを有効活用したいというお気持ち、新築を検討する多くの方が抱える課題です。結論から言うと、洗濯室と食品庫の併設は、適切な対策を施せば不可能ではありません。 しかし、湿気対策をしっかり行うことが非常に重要です。

湿気対策の重要性

食品庫は、湿気が大敵です。カビの発生や食品の腐敗につながり、健康にも悪影響を及ぼします。洗濯室は、洗濯物を干す場所として、どうしても湿気が発生しやすい空間です。そのため、併設する場合は、徹底した換気と、湿気対策が不可欠となります。

効果的な湿気対策と洗濯室・食品庫の設計

では、具体的にどのような対策が必要でしょうか?

1. 換気システムの導入

* 換気扇の設置:強力な換気扇を複数設置し、常に空気を循環させることが重要です。窓を開けるだけでは不十分な場合が多いです。浴室乾燥機と連動できる換気システムも検討しましょう。
* 24時間換気システム:住宅全体の換気を効率的に行う24時間換気システムは、湿気対策に非常に有効です。特に、木造住宅では必須と言えるでしょう。

2. 食品庫の適切な設計

* 密閉性の高い収納:食品庫の扉は、密閉性の高いものを選びましょう。また、食品を収納する容器も、密閉性の高いものを選ぶことで、湿気の影響を最小限に抑えることができます。
* 除湿剤の活用:食品庫内に除湿剤を置くことで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぎます。定期的に交換することが重要です。
* 棚の高さを調整可能にする:食品の種類や量に合わせて棚の高さを調整できる設計にすると、収納効率が上がり、湿気対策にも役立ちます。

3. 洗濯室の設計

* 壁と床の素材:湿気に強い素材を選びましょう。例えば、壁はタイルや塗装、床は防水性の高いタイルなどがおすすめです。
* 適切な間取り:洗濯機と食品庫の間に、十分な空間を確保しましょう。洗濯機から発生する湿気が食品庫に直接影響しないように、間仕切りを設けるのも有効です。
* 室内物干しの工夫:浴室乾燥機や、壁付けの室内物干し、昇降式の物干しなど、様々な選択肢があります。スペースに合わせて最適なものを選びましょう。

4. 適切なスペース確保

洗濯室と食品庫を併設する場合、最低でも4畳程度のスペースは必要です。できれば、5~6畳あると、洗濯物を干すスペース、洗濯機、流し台、食品庫、家電収納などを余裕を持って配置できます。

専門家の視点:建築士への相談が重要

これらの対策はあくまでも基本的なものです。具体的な設計は、建築士や設計士に相談することが非常に重要です。プロの視点を取り入れることで、より効果的な湿気対策、そして使い勝手の良い洗濯室と食品庫を実現できます。土地の形状や予算、ご家族の生活スタイルなどを考慮した上で、最適なプランを提案してもらえます。

まとめ:夢を実現するための具体的なステップ

新築を機に、理想の洗濯室と食品庫を実現することは十分可能です。ただし、湿気対策をしっかり行うことが成功の鍵となります。

  • 建築士への相談:まずは、プロの意見を聞きましょう。
  • 換気システムの検討:強力な換気扇や24時間換気システムの導入を検討しましょう。
  • 食品庫の設計:密閉性の高い収納、除湿剤の活用などを検討しましょう。
  • 洗濯室の設計:湿気に強い素材を選び、適切な間取りを考えましょう。
  • スペースの確保:最低4畳、できれば5~6畳のスペースを確保しましょう。

これらの点を踏まえ、建築士と綿密に相談しながら、快適で使いやすい空間を設計してください。理想の家事動線と収納を実現し、快適な新生活を送りましょう。

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