洋服収納部屋の壁カビ対策:原因究明と効果的な解決策

室内の壁カビについて 洋服を置いている部屋のカビ被害にあっています。 新築で購入したのですが、その年の夏にクローゼットに入れておいたジャケットやコートがカビました リビングが2Fにあるため、その部屋で生活をすることはないのですが、いずれ子供部屋にしようと思っているので、このままにはしておけません。 雨戸が付いているので格子がなく、裏の家との距離も近いので、窓をあけっぱなしにしておくわけにもいかず。 その後、空気を循環させるために開けたままにして扇風機で1日中風を送っていました。 だけど去年もカビてしまい、その部屋にエアコンを取り付けて1日中除湿をつけて空気清浄機もつけっぱなしにしていました。 気温が下がってきたので除湿を止め、念のためクローゼット内に防カビシートや除湿剤をたくさんいれ、洋服も少ししか入れずにこもらないようにしていましたが、今度は壁がかびてしまいました。 クローゼット内だけでなく、入口付近もポツポツと真っ青になってしまい、カビキラーやカビ取り剤などを試しましたが、なかなか落ちません。 防カビ剤を壁に塗るか、一度壁紙を変えようかと思っているのですが、木造なので中の木がかびていたらもう対策は業者に頼むしかないのでしょうか? 今あるカビをとる方法と、今度の対策について、何かいい案があったら教えていただきたいです。

カビ発生の原因究明:なぜ壁にカビが生えるのか?

新築住宅でカビが発生するのは、意外に多い問題です。特に、換気が不十分なクローゼットや、湿気がこもりやすい部屋では、カビの発生リスクが高まります。ご質問の場合、いくつかの要因が考えられます。

  • 換気の悪さ:雨戸があり、隣家との距離が近いことから、窓を開け放つのが難しい状況です。換気が不十分なため、湿気がこもりやすく、カビの繁殖に最適な環境が生まれています。
  • 結露:外壁との温度差によって結露が発生し、それがカビの発生源になっている可能性があります。特に、冬場や梅雨時期は注意が必要です。
  • 壁内部の湿気:木造住宅の場合、壁内部に湿気が侵入し、カビが発生している可能性があります。これは、外壁の防水処理が不十分であったり、基礎部分からの湿気の上昇などが原因として考えられます。
  • クローゼット内の湿気:クローゼット内に防カビシートや除湿剤を置いているにも関わらず、カビが発生しているということは、クローゼット内の湿気が高い状態が続いていることを示唆しています。衣類の収納量、通気性なども影響している可能性があります。

既存のカビ除去方法:安全にカビを除去する手順

まず、既存のカビを除去する必要があります。カビキラーなどの市販のカビ取り剤を使用されているとのことですが、効果が薄い場合は、以下の手順で除去を試みてください。

1. カビの種類の特定

カビの種類によって、適切な除去方法が異なります。写真などを撮って、専門業者に相談してみるのも良いでしょう。

2. 安全対策

カビ取り作業を行う際は、必ずマスク、手袋、保護メガネを着用してください。カビの胞子はアレルギー症状を引き起こす可能性があります。また、換気を十分に行い、作業後は清掃を行いましょう。

3. カビの除去

  • 軽いカビ:歯ブラシやマイクロファイバークロスなどに、薄めた中性洗剤を浸し、優しくこすり洗いします。その後、十分に水拭きし、乾燥させます。
  • 頑固なカビ:市販のカビ取り剤を使用します。パッケージの指示に従って使用し、効果がない場合は、別の製品を試してみましょう。それでも効果がない場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。

4. 乾燥

カビを除去した後、壁を完全に乾燥させることが重要です。除湿機や扇風機を使用し、十分に乾燥させましょう。

今後のカビ対策:再発防止のための具体的な対策

既存のカビを除去した後は、再発防止策を講じる必要があります。

1. 換気改善:

  • 窓の工夫:隣家との距離が近いとのことですが、窓を開ける時間を工夫することで、換気を改善できる可能性があります。早朝や夜間など、気温が低い時間帯に短時間でも窓を開けることで、効果があります。また、換気扇の活用も有効です。
  • 換気扇の設置:もし可能であれば、換気扇の設置を検討しましょう。特に、クローゼット内に換気扇を設置することで、湿気を効果的に排出できます。専門業者に相談し、適切な換気システムの導入を検討しましょう。
  • 空気清浄機:空気清浄機は、室内の空気を浄化し、カビの胞子を減少させる効果があります。継続して使用することで、カビの発生を抑制できます。HEPAフィルター搭載のものを選びましょう。

2. 除湿対策:

  • 除湿機:除湿機は、室内の湿度を下げる効果があります。特に梅雨時期や冬場は、除湿機を効果的に活用することで、カビの発生を抑えることができます。コンプレッサー式除湿機は、高い除湿能力を持っています。
  • エアコンの除湿機能:エアコンの除湿機能も有効です。特に、クローゼット付近に冷気を送るように設定することで、結露の発生を抑えることができます。
  • 吸湿剤:クローゼット内には、吸湿剤を複数個設置しましょう。シリカゲルタイプの吸湿剤は、高い吸湿能力を持っています。

3. 壁の対策:

  • 防カビ剤:カビを除去した後、防カビ剤を塗布することで、カビの再発を防ぐことができます。ただし、防カビ剤は、効果が持続する期間が限られています。定期的に塗り替えが必要です。専門業者に相談して適切な防カビ剤を選びましょう。
  • 壁紙の張り替え:カビが壁内部にまで達している場合は、壁紙の張り替えが必要となる場合があります。この場合、専門業者に依頼することをお勧めします。壁紙を選ぶ際には、通気性の良い素材を選ぶことが重要です。また、防カビ機能付きの壁紙を選ぶのも有効です。
  • 断熱対策:外壁の断熱性を高めることで、結露の発生を抑えることができます。断熱材の追加や、外壁の改修などを検討しましょう。専門業者に相談し、適切な断熱対策を検討しましょう。

4. クローゼット内の対策:

  • 通気性の良い収納:通気性の良いハンガーや収納ケースを使用しましょう。また、衣類を詰め込みすぎないように注意しましょう。
  • 衣類の乾燥:衣類を収納する前に、必ず完全に乾燥させてから収納しましょう。乾燥機を使用したり、日陰で十分に乾燥させることが重要です。

専門家への相談:必要に応じてプロの力を借りる

カビの問題が深刻な場合、または自分で解決できない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、カビの種類を特定し、適切な除去方法や対策を提案してくれます。特に、壁内部のカビが心配な場合は、専門家の診断を受けることが重要です。

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