注文住宅の吹抜けリビング:メリット・デメリットと寒さ対策

吹抜けのメリットを教えてください。家を注文住宅で新築しようと思っています。今、間取りをいろいろと検討しているところなのですが、私と夫の意見が合わず、ずっと話し合いをしていますが、なかなか決まらず困っています。夫は、開放感があるので、リビングに吹抜けがほしいそうです。私は寒そうなので、リビングは吹き抜けにはしたくありません。どうしても吹き抜けがほしいなら、玄関ではどうかとも話しましたが、夫は玄関吹き抜けならいらないと言います。私にはリビングの吹抜けは、開放感以外にメリットがないように思います。うちのHMの場合、吹き抜けでも建築費用が発生しますし、ファンをつける費用がかかったり、窓の掃除ができなかったり、電球が取り替えられなかったり…デメリットばかり目についてしまいます。また、今のところ、南北に縦長のLDKが19畳で、吹き抜けにするなら南側のリビングの6畳か4畳半かというところです。この場合、必然的にリビング上の2階部分には部屋が取れなくなるので、2階には3部屋設けるつもりですが、1部屋は南に窓がとれなくなり、それも気になるところです。それでも、リビングを吹き抜けにされている方って多いと思うんですが、どのようなところがメリットだと感じて、リビング吹き抜けにされているんでしょうか?また、寒さ対策として、リビング吹抜けにする場合、床暖房とファンはつける予定ですが、これ以外に対策されている方がいたら教えてください。よろしくお願いします。補足四方を建物に囲まれてしまっているわけではありません。通常で天井高は2.5m、梁を出して2.7mぐらいはいけるかもとのことです。もちろんペアガラスで、片側樹脂サッシです。勾配吹き抜けも可能で、私はそれならいいかもと思うんですが、夫はあまり好みでないようです。天井を高めにするのが、一番現実的な気がしますね。まだまだご意見ありましたら、よろしくお願い致します。

吹抜けリビングのメリット:開放感だけじゃない魅力

リビングに吹抜けを採用するご家庭が多いのは、開放感だけではありません。様々なメリットがあるからこそ、多くの施主がその魅力に取り込まれるのです。 ご夫婦で話し合いの行き詰まっているとのことですが、デメリットだけでなく、メリットを改めて確認することで、建設的な議論につながるでしょう。

1.空間の広がりと視覚的な開放感

これはご主人も感じている通り、吹抜けの大きな魅力です。天井が高くなることで、空間が広く感じられ、圧迫感が軽減されます。特に、南北に縦長のLDK19畳という間取りでは、吹抜けによって視覚的な広がりは劇的に変化します。 採光も向上し、明るい空間が実現します。 開放的な空間は、家族のコミュニケーションを促進し、リラックスできる雰囲気を作り出します。

2.自然光を最大限に取り込める

吹抜けは、高い位置から自然光を取り込むことができます。そのため、日中は照明を必要とせず、電気代の節約にも繋がります。また、自然光は心身に良い影響を与え、健康的な生活を送る上で重要です。南側に窓があるとのことですので、このメリットは特に大きいです。

3.インテリアの個性を際立たせる

高い天井は、個性的な照明器具や大型のグリーンなどを配置するのに最適です。 吹き抜け空間は、インテリアデザインの自由度を高め、あなただけの特別な空間を演出するチャンスです。 例えば、大きなシャンデリアや、天井まで届くようなアート作品などを飾ることで、空間のアクセントとなり、より魅力的なリビングになります。

4.上階への視覚的な繋がり

吹抜けは、リビングと2階を繋ぐ視覚的な効果があります。 家族の気配を感じやすく、コミュニケーションが取りやすくなります。 特に小さなお子様がいる家庭では、安心感を与え、見守りやすくなるというメリットもあります。

吹抜けリビングのデメリット:懸念点への対策

一方で、吹抜けにはデメリットも存在します。 ご指摘の通り、冷暖房効率の悪化、清掃の難しさ、費用増加などは重要な懸念事項です。 しかし、適切な対策を講じることで、これらのデメリットを軽減できます。

1.冷暖房効率の悪化と寒さ対策

吹き抜けは、冷暖房効率が悪化する可能性があります。 床暖房とファンは有効ですが、それだけでは不十分な場合もあります。 以下の対策を検討しましょう。

* **高性能な断熱材の使用:** 壁や天井に高性能な断熱材を使用することで、熱の逃げを最小限に抑えることができます。 特に天井部分の断熱は重要です。
* **高性能窓の使用:** ペアガラス、樹脂サッシは良い選択ですが、さらに断熱性能の高い窓を選ぶことも検討しましょう。 トリプルガラスやLow-Eガラスなども選択肢に入ります。
* **カーテンやブラインド:** 厚手のカーテンやブラインドを使用することで、夜間の保温効果を高めることができます。
* **気密性の向上:** 家の気密性を高めることで、冷暖房効率を向上させることができます。 専門業者による気密測定も有効です。
* **輻射式暖房器具:** 床暖房に加え、輻射式暖房器具を併用することで、より効率的に暖房することができます。
* **天井ファン:** 天井ファンは、空気を循環させることで、冷暖房効率を向上させます。 夏は涼しく、冬は暖かい空気を下へ送ることで、温度ムラを軽減します。

2.清掃の難しさ

吹き抜けの高い位置にある窓や照明器具の清掃は確かに困難です。 以下の対策を検討しましょう。

* **清掃しやすい素材・デザインを選ぶ:** 窓や照明器具を選ぶ際には、清掃のしやすさを考慮しましょう。
* **定期的なプロの清掃サービスの利用:** 定期的にプロの清掃サービスを利用することで、安全に清掃を行うことができます。
* **窓掃除ロボットの活用:** 窓掃除ロボットは、高い窓の清掃に役立ちます。

3.費用増加

吹抜けは、建築費用が増加する可能性があります。 しかし、メリットを考慮すれば、費用対効果は高いと言えるでしょう。 事前にしっかりと予算を立て、費用増加を想定した計画を立てましょう。

4.勾配天井の検討

奥様は勾配天井を提案されていますが、ご主人が好みでないとのことです。 勾配天井は、吹き抜けほど冷暖房効率が悪化せず、開放感も得られる良い選択肢です。 ご主人とデザインについて改めて話し合い、妥協点を見つけることが重要です。 写真や図面などを用いて、具体的なイメージを共有することで、理解が深まるでしょう。

まとめ:ご夫婦で納得できる選択を

吹抜けリビングは、開放感だけでなく、様々なメリットとデメリットがあります。 ご夫婦でメリット・デメリットを改めて確認し、それぞれの懸念点を解消するための対策を検討することで、納得できる結論にたどり着けるはずです。 専門家(建築士やインテリアコーディネーター)に相談することで、より具体的なアドバイスを得られるでしょう。 最終的には、ご夫婦が快適に暮らせる空間を創造することが最も重要です。

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