注文住宅のクローゼット、使い勝手が悪い!設計士の説明不足と対応策

設計士の説明不足でクローゼットが使いづらくなりました。今月末引渡しの注文住宅を地元では有名なHMで建設中です。設計時、設計士が子ども部屋3部屋のクローゼットについて「窓の脇にクローゼットがあるのでカーテンレールとクローゼットの扉が干渉しあう可能性があるから干渉しないよう小さい扉にした方が良い」と言われ素人の私たち夫婦は言われるままに扉の高さを低くしました。(天井高:240、クローゼット扉:200、変更前のクローゼット扉:230、窓の上端:220)クローゼット完成し確認するとクローゼットの棚の高さが180cmなので棚上60cmあるのにクローゼット扉が200なので棚に乗せる隙間が28cmしかなくストーブ等の季節家電や衣装ケースをしまう予定だった物が全くしまえなくなってしまいました。これから何十年と使うクローゼットなのでどうにかならないかと検討しています。さらに以下の点で腑に落ちず納得いきません。①当時はカーテンレールのこともよく知らなかったのですがいろいろ調べたらレースを窓枠に入れてシングルレールだけを外に出したり、天井付けにしたり工夫すれば全く問題ないと分かりました。あその時玄人の設計士が全く助言してくれなかった事がとても腹立たしいのです。②このHMの標準使用がこのクローゼット扉の高さなら諦めもつくのですが、同じ時期同じHMで建築中の知人に聞いたら全くクローゼット扉の事は言われず230cmの扉が付いているとの事。③契約時の金額にはクローゼット扉230cmで付く予定の金額だったのですが小さくなっても減額や、いくら浮いたのでこっちのオプションに・・・というような話もなく経費削減されたような気持ちで納得いかないのです。(その他のオプションの差額で相殺されたのかもしれませんが何も言ってきません)④このHMのインテリア部門が出してきたカーテンプランのカーテンレールが奥行き9cm、扉と壁の隙間が11cmで全く問題なくカーテンレールを付けられた。このような状況ではHMには非はないのでしょうか?もし隙間が28cmと最初に言ってもらっていれば絶対小さい扉にしていませんでした。何か助言がいただけたらと思います。

クローゼットの使い勝手の悪さの原因と解決策

ご自宅のクローゼットの使い勝手の悪さ、本当に悔しい思いをされていることと思います。 天井高240cmに対して、クローゼット扉の高さが200cmに低くなったことで、棚上空間が28cmしかなく、収納力が大幅に低下している点が大きな問題です。 設計士の説明不足、そして情報提供の不足による結果と言えるでしょう。 この問題を解決するために、具体的な対策を検討していきましょう。

問題点の整理

まず、問題点を整理してみましょう。

  • 設計士の説明不足: カーテンレールとの干渉を理由にクローゼット扉の高さを低くする必要性を説明されましたが、他の解決策(レースカーテンの使用、天井付けレールなど)の提案がなかった。
  • 情報非対称: 同じHMで建築中の知人には230cmの扉が取り付けられているという事実。これは、設計士の判断が標準的なものではなかった可能性を示唆しています。
  • 価格の不透明性: クローゼット扉の高さ変更による価格変更がない点。これは、費用削減のために変更された可能性があり、顧客への十分な説明が欠けていました。
  • HMインテリア部門との矛盾: HMのインテリア部門が提案したカーテンレールは、問題なく設置可能だった点。設計士の説明に矛盾が生じています。
  • 収納力の不足: 28cmの棚上空間では、季節家電や衣装ケースなどを収納することが困難。

解決策:現状のクローゼットを改善する

現状のクローゼット扉の高さを変更することは、大掛かりな工事となり、費用も時間もかかります。まずは、以下の方法で現状のクローゼットを改善することを検討しましょう。

  • 追加棚の設置: 現状の棚の高さを調整し、棚板を追加することで収納力を増やすことができます。 ホームセンターなどで好みの棚板を購入し、DIYで設置することも可能です。専門業者に依頼する場合、費用は棚板の数や材質によって異なりますが、数万円程度で済む可能性があります。
  • 収納用品の活用: 収納ボックス、衣装ケースなどを活用し、垂直方向の空間を有効活用しましょう。 積み重ね可能な収納ボックスや、引き出し式の収納ケースは、限られた空間を最大限に活用するのに役立ちます。 100均ショップでも様々な収納用品が手に入ります。
  • 上部空間の活用: 棚の上の空間には、滅多に使わないものや季節家電などを収納しましょう。 踏み台を使用すれば、出し入れも容易になります。 また、収納ケースを工夫して、取り出しやすいように整理整頓することも重要です。
  • 扉の変更(最終手段): 上記の改善策で満足できない場合は、クローゼット扉の高さを変更する工事が必要になります。 費用は高額になる可能性が高いですが、長年使うクローゼットなので、生活の質を大きく向上させる投資だと考えられます。

HMへの対応

HMの説明不足や情報非対称、価格の不透明性については、HMに改善を求めることが重要です。

  • 冷静に事実を伝える: 感情的にならず、客観的に事実を伝えましょう。 写真や資料などを用意して、説明不足や不都合な点を明確に示すことが重要です。
  • 改善を求める: クローゼット扉の高さ変更や、収納力の改善のための費用負担を要求しましょう。 交渉の際には、冷静かつ毅然とした態度で対応することが大切です。 弁護士や専門家への相談も検討しましょう。
  • 書面でのやり取り: メールや手紙でやり取りを行い、記録を残しておきましょう。 口頭での約束は、証拠として残りにくいので注意が必要です。

専門家の視点:インテリアコーディネーターの意見

インテリアコーディネーターの視点から見ると、今回のケースは、設計段階でのコミュニケーション不足と、顧客のニーズを十分に汲み取れていない点が問題です。 設計士は、専門家として、顧客に様々な選択肢を提示し、最適なプランを提案する責任があります。 カーテンレールとの干渉を理由にクローゼット扉の高さを低くするだけでなく、他の解決策も提示すべきでした。 また、顧客の収納ニーズを十分にヒアリングし、適切な収納プランを提案することも重要です。

まとめ:後悔しないための対策

今回のケースは、注文住宅を建てる際に起こりうる問題の一例です。 後悔しないために、以下の点を心がけましょう。

  • 設計士との綿密なコミュニケーション: 設計図面だけでなく、3Dモデルなどを活用し、完成イメージを共有しましょう。 疑問点や不安な点は、遠慮なく質問しましょう。
  • 収納計画の重要性: 収納計画は、生活の質を大きく左右します。 十分な時間をかけて、収納スペースのサイズや配置、収納方法などを検討しましょう。 必要であれば、収納のプロに相談することも有効です。
  • 契約内容の確認: 契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点は質問しましょう。 特に、変更事項については、書面で確認することが重要です。

今回の経験を活かし、より快適な住空間を実現してください。

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