注文住宅のキッチン後部天井:デザインの食い違いと解決策

注文住宅を建設中です。キッチンに後部天井のインテリアを頼みました。私が注文したのは、下がっているところがすべてウッド調になっていて、段差のないデザインです。完成したのは後部天井に段差があり、中央部分がウッド調、周り部分が白のクロスになっていました。担当者に私が注文した写真をみせ話すと、「たしかに違いますね。でも段差の部分が気に食わないのか、クロスの部分が気に食わないのか、理解できません。」と言われました。理解できないという言葉に腹が立ってしまいましたが、段差部分、クロスどちらも注文とは違うということを話すと、今度インテリアの責任者、担当インテリアの人と話し合うことになりました。後部天井の段差は直せなさそうな雰囲気でした。クロスの張り替えは容易にできるとは言っていました。しかし、クロスを張り替えたところで段差が直せないとなると結局はダサいインテリアです。こだわったデザインなだけショックが大きいです。直せないとなるとやはり泣き寝入りなんですかね…?こんなにダサいインテリアになるなら後部天井なんてやらない方がよかったです。それくらい注文とは違います。値引きとなったとしても納得はいきませんが、直せないとなると値引きなどあるのですか?どのように話を進めていくべきか、教えてください。

注文と異なるキッチン後部天井:問題点の整理

注文住宅のキッチン後部天井のデザインに、大きな食い違いが生じてしまったとのこと、大変お気持ちお察しいたします。 「ウッド調で段差のないデザイン」というご要望に対し、実際には「段差があり、中央部のみウッド調、周囲は白クロス」という仕上がりになっているとのこと。これは、当初のイメージと大きく異なるため、ご不満も当然のことでしょう。 問題点は以下の2点に絞り込めます。

  • 後部天井の段差:これは、構造上の問題や施工上のミスが考えられます。修正が困難な場合、大きな問題となります。
  • 白クロス仕上げ:こちらは、比較的容易に修正可能でしょう。ウッド調のクロスへの張り替えで対応できる可能性が高いです。

しかし、クロスのみの張り替えでは、根本的なデザインの食い違い(段差)は解消されません。そのため、単なる「修正」ではなく、ご要望に沿ったデザインに近づけるための交渉が重要になります。

建設会社との交渉:具体的なステップ

建設会社との交渉では、冷静かつ明確に意思表示することが大切です。感情的な言葉ではなく、事実とご要望を伝えましょう。

ステップ1:事実関係の確認と証拠提示

まず、担当者だけでなく、インテリアの責任者との面談で、以下の点を明確にしましょう。

  • 注文内容の確認:契約書、図面、写真など、ご要望を証明できる全ての資料を提示します。特に、当初のデザインイメージを明確に示す写真やスケッチは重要です。
  • 現状の確認:完成したキッチン後部天井の状態を写真や動画で記録し、食い違いを具体的に示します。
  • 責任の所在:施工ミスなのか、設計ミスなのか、あるいはコミュニケーション不足なのか、責任の所在を明確にさせましょう。

ステップ2:解決策の提示と交渉

段差の修正が困難な場合、以下の解決策を提案してみましょう。

  • デザイン変更:段差を活かしたデザインに修正する案を提示します。例えば、段差部分に間接照明を取り付けるなど、デザイン性を高める工夫を提案することで、建設会社側も受け入れやすくなる可能性があります。
  • 部分的な修正:クロス張り替えだけでなく、ウッド調の素材や色を周囲にも拡大することで、統一感を出す提案も有効です。専門のインテリアコーディネーターに相談し、具体的な提案を作成してもらうのも良いでしょう。
  • 補償の要求:修正が困難な場合、契約不履行に当たる可能性があります。損害賠償請求や値引き交渉を行う必要があります。具体的な金額を提示し、根拠を示すことが重要です。

ステップ3:専門家の意見を参考にする

どうしても建設会社との交渉が難航する場合は、弁護士や建築士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家の意見は、交渉を有利に進める上で大きな力となります。

インテリアデザインの失敗を防ぐために

今回のケースから、インテリアデザインの失敗を防ぐためのポイントが見えてきます。

綿密な打ち合わせと確認

  • 詳細な図面と3Dモデル:可能な限り詳細な図面を作成し、3Dモデルでイメージを確認しましょう。特に、複雑なデザインの場合は、実物大の模型を作成するのも有効です。
  • 複数回にわたる確認:設計段階、施工段階で複数回にわたって確認を行い、食い違いがないかを確認しましょう。メールや書面で確認事項を記録しておくことが重要です。
  • 写真やサンプルの活用:素材や色のサンプルを実際に見て確認し、写真でイメージを共有しましょう。言葉だけでは伝わりにくいニュアンスを補うことができます。

信頼できる業者選び

  • 実績と評判:施工実績や評判をしっかり確認し、信頼できる業者を選びましょう。口コミサイトや紹介などを参考に、複数の業者から見積もりを取り比較検討することが大切です。
  • コミュニケーション:担当者とのコミュニケーションがスムーズに取れるかを確認しましょう。疑問点や不安点を気軽に相談できる業者を選ぶことが重要です。

まとめ

注文住宅のインテリア工事において、当初の計画と異なる仕上がりになった場合、冷静に事実を伝え、具体的な解決策を提示することが大切です。建設会社との交渉が難航する場合は、専門家の力を借りることも検討しましょう。 今回の経験を活かし、今後のインテリア計画では、より綿密な打ち合わせと確認を行うことで、同様のトラブルを防ぎましょう。

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