水草水槽のフィルターとCO2添加について徹底解説!初心者向けガイド

水草だけの水槽で魚を入れなかったらフィルターは要らないですか?CO2添加だけでキレイに育ちますでしょうか? 現在水草水槽を立ち上げたばかりですが(2日くらいです)、フィルターがないので水が循環していなくて、(腐ってしまう事はないと思いますが)ちょっと不安です。部屋が暖かいのでヒーターは使っていないです。水温は21~23度くらい。底床がソイルなので水面になんか油のようなものも浮いています。もしフィルターを使わなければいけないのだったら水作のニュースペースパワーフィットの「S」みたいな小型のフィルターでもいいですか?(60センチ水槽です)

水草水槽にフィルターは必要?CO2添加だけでは不十分な理由

結論から言うと、魚を飼育しない水草水槽であっても、フィルターは必要です。CO2添加は水草の育成に不可欠ですが、水槽内の水質維持には不十分です。

水草は光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しますが、同時に老廃物や有機物を排出します。これらが水槽内に蓄積すると、水質が悪化し、水草の生育を阻害するだけでなく、嫌な臭いや濁りの原因となります。さらに、有害なバクテリアの繁殖にもつながる可能性があります。

CO2添加は水草の成長を促進しますが、水槽内の汚れを取り除く効果はありません。そのため、フィルターによる水質管理は、水草の健康な育成に不可欠なのです。

フィルターの種類と選び方:60cm水槽に最適なモデル

水草水槽に適したフィルターは、ろ過能力水槽サイズへの適合性が重要です。60cm水槽であれば、水作のニュースペースパワーフィット「S」のような小型フィルターでも十分な場合もありますが、水槽のサイズや水草の種類、密度によっては、より強力なフィルターが必要になることもあります。

ろ過の種類と特徴

フィルターには大きく分けて以下の3種類のろ過があります。

  • 物理ろ過:目に見えるゴミや汚れをろ材で除去します。スポンジフィルターや外部フィルターなどが該当します。
  • 生物ろ過:バクテリアの働きで、アンモニアなどの有害物質を分解します。ろ材にバクテリアを定着させることが重要です。
  • 化学ろ過:活性炭などを使用して、水質を改善します。ニオイや着色物質の除去に効果的です。

理想的なフィルターは、これらのろ過をバランスよく行えるものです。

60cm水槽におすすめのフィルター

水作ニュースペースパワーフィット「S」は、コンパクトで水槽への設置も容易なため、60cm水槽の初心者にもおすすめです。しかし、水草の量が多い場合や、ソイルを使用している場合は、ろ過能力が不足する可能性があります。

もし、水作ニュースペースパワーフィット「S」を使用する場合は、定期的なろ材の清掃を心がけ、水質悪化に注意深く監視する必要があります。

フィルター選びのポイント

* 水槽サイズに合った容量:水槽のサイズに合った適切な流量のフィルターを選びましょう。
* ろ過能力:物理ろ過、生物ろ過、化学ろ過のバランスがとれているかを確認しましょう。
* メンテナンス性:ろ材の清掃や交換が容易なフィルターを選びましょう。
* 静音性:水槽の近くに設置する場合は、静音性の高いフィルターを選びましょう。

水面に浮く油状の物質:原因と対策

水面に浮く油状の物質は、ソイルから溶出する有機物水草の老廃物の可能性が高いです。これは、水槽立ち上げ初期によく見られる現象で、必ずしも異常ではありません。しかし、放置すると水質悪化につながるため、適切な対策が必要です。

対策方法

* フィルターの設置:フィルターを設置して、水質を循環させ、有機物を除去します。
* 水換え:定期的に水換えを行い、汚れを除去します。
* 表面スキマーの使用:水面に浮いた油状の物質を吸着する表面スキマーを使用します。
* 活性炭の使用:活性炭を使用することで、油状の物質やニオイを吸着できます。

水草水槽の立ち上げと維持管理:専門家のアドバイス

水草水槽の立ち上げは、適切な知識と管理が必要です。経験豊富なアクアリストや専門家のアドバイスを受けることで、よりスムーズに水槽を立ち上げ、美しい水景を維持することができます。

専門家からのアドバイス

* 水槽立ち上げ初期は、水質の変化に注意深く観察しましょう。
* 定期的な水換えは、水質維持に不可欠です。
* 水草の種類や量に合わせて、適切な照明とCO2添加量を調整しましょう。
* フィルターのメンテナンスを怠らないようにしましょう。

まとめ:水草水槽の成功への道

魚を飼育しない水草水槽であっても、フィルターは水質維持に不可欠です。60cm水槽であれば、水作ニュースペースパワーフィット「S」のような小型フィルターでも良いですが、水草の種類や量、ソイルの使用状況によっては、より強力なフィルターが必要となる場合があります。水面に浮く油状の物質は、水槽立ち上げ初期によく見られる現象ですが、放置すると水質悪化につながるため、フィルターの設置や水換えなどの対策が必要です。専門家のアドバイスを参考に、適切な管理を行い、美しい水草水槽を楽しみましょう。

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