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水槽立ち上げが遅い原因:アンモニアサイクルの遅延
3週間経過してもアンモニア濃度が1.5mg/Lと高いまま、亜硝酸塩が検出されない状態は、硝化バクテリアの繁殖が遅れていることを示唆しています。水槽立ち上げにおいて、アンモニア→亜硝酸塩→硝酸塩へと変化させる硝化バクテリアの定着は不可欠です。このサイクルが確立されないと、アンモニアが蓄積し、水草や魚に悪影響を及ぼします。
バクテリア繁殖の遅れの原因
いくつかの要因が考えられます。
- 酸処理済み大磯砂の使用:酸処理によって、バクテリアの定着に必要な有機物が除去されている可能性があります。バクテリアは、有機物を栄養源として増殖するため、酸処理によってその栄養源が不足している可能性があります。
- 種水・パイロットフィッシュなし:種水やパイロットフィッシュを使用しないことで、バクテリアの初期定着に必要なバクテリアの量が少ない状態からスタートしているため、定着に時間がかかっている可能性があります。
- 底面フィルターと肥料の組み合わせ:底面フィルターに肥料を直接投入したことで、底砂中に酸素が不足し、嫌気性バクテリアが優勢になっている可能性があります。嫌気性バクテリアはアンモニアを分解できません。
- 水流不足:エアリフト底面フィルターでは、水流が弱く、バクテリアが水槽全体に均一に広がりにくい可能性があります。バクテリアは水流によって移動し、酸素を取り込みます。
- 日光の影響:直射日光ではないとはいえ、日光が水槽に当たることで、水温上昇や藻類の過剰繁殖を招き、バクテリアの繁殖を阻害している可能性があります。
茶苔対策と水槽環境改善
茶苔の大量発生は、アンモニアサイクルの遅れと関係しています。アンモニア濃度が高い状態は、茶苔の繁殖に適した環境を作っていると言えるでしょう。
茶苔対策
オトシンクルス導入は有効ですが、現在のアンモニア濃度では危険です。まずはアンモニア濃度を下げる必要があります。
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- 頻繁な水換え:1/4の水換えを週に一度から、2日に一度など、より頻繁に行い、アンモニア濃度を下げることを優先します。水換えの際は、新しい水にカルキ抜きをしっかり行いましょう。
- 底床掃除:底床に溜まった汚れを取り除くことで、アンモニア発生源を減らすことができます。底面フィルターを使用しているため、底床掃除は慎重に行いましょう。
- フィルター掃除:フィルターの目詰まりもアンモニア蓄積の原因となります。フィルターを掃除し、水流を改善しましょう。
- 照明時間短縮:藻類の繁殖を抑えるために、照明時間を短縮してみましょう。7時間半から5時間程度に減らすことを検討してみましょう。
アンモニアサイクルの促進
- バクテリア剤の添加:市販のバクテリア剤を添加することで、硝化バクテリアの定着を促進できます。ただし、効果にはばらつきがあるため、期待しすぎないことが重要です。
- 少量の餌を与えてみる:少量の魚を投入し、アンモニア発生量を増やすことで、バクテリアの繁殖を促進する方法もあります。ただし、アンモニア濃度を常に監視する必要があります。これは、リスクを伴うため、慎重に判断する必要があります。
- エアレーションの強化:エアレーションを強化することで、底砂への酸素供給を増やし、硝化バクテリアの繁殖を助けることができます。底面フィルターだけでは酸素供給が不足している可能性があります。
専門家のアドバイス
経験豊富なアクアリストや専門ショップの店員に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。水槽の写真や水質検査の結果を提示することで、的確なアドバイスが得られるでしょう。
まとめ
水槽立ち上げは、時間と忍耐が必要です。焦らず、一つずつ問題点を解決していくことが重要です。頻繁な水換えと、底床やフィルターの掃除、そしてバクテリア剤の添加などを試しながら、アンモニアサイクルの確立を目指しましょう。オトシンクルス導入は、アンモニア濃度が下がった後に行いましょう。