補足 tetra_and_pristさん 魚はグッピーで、尾ぐされ病が頻発するためリセットを考えています。 platyxi_5さん 底面濾過はエアポンプに繋ぐタイプの物です。 吐出量は依然として立ち上げ当初と変わりなく、試しにプロホースをさして吸い上げてみましたが、汚泥という程の濁った水やヘドロはありませんでした。 水草用の固形肥料を植え込んでいるので、それが溶けかけて灰のようなものは出てきましたが…
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水槽リセット方法:徹底的な清掃とバクテリア対策
水槽のリセットは、グッピーの尾ぐされ病対策として有効な手段です。しかし、水槽環境を一から構築する必要があるため、正しい手順と知識が必要です。
水槽内のアイテムの洗浄方法
底面フィルター、ヒーター、水草などは、水道水で洗うだけでは不十分です。特に底面フィルターは、目詰まりや汚れが蓄積している可能性が高いため、丁寧に清掃する必要があります。
- 底面フィルター:エアポンプを外し、フィルター全体を古歯ブラシなどでこすり洗いし、汚れを落とします。水道水で十分にすすぎ、残留物が無いことを確認しましょう。強力な水流で洗うと、フィルターの構造を傷める可能性があるため注意が必要です。
- ヒーター:電源プラグを抜いた後、柔らかい布で丁寧に拭き取ります。ヒーターを水に浸け置き洗浄するのは故障の原因となるため、絶対に避けてください。
- 水草:古くなった葉を取り除き、根元を優しく洗い流します。水草の種類によっては、強い水流に弱いものもありますので、優しく丁寧に洗いましょう。
- 水槽:水槽本体は、熱湯消毒は避けて、中性洗剤で洗い、十分にすすぎ乾燥させます。
水槽立ち上げ時のバクテリア対策
PSB(光合成細菌)は、水槽立ち上げ時に役立ちます。水換え時に添加することで、水質の安定に貢献しますが、リセット直後は、PSBだけでは十分なバクテリア量を確保できない可能性があります。
- 市販のバクテリア剤の併用:PSBに加え、ニトロソモナスやニトロバクターなどの硝化バクテリア剤を併用することで、より早く安定した環境を構築できます。製品の説明をよく読んで、適切な量を使用しましょう。
- 成熟したろ材の利用:以前使用していたろ材を洗浄して再利用することで、バクテリアの定着を促進できます。ただし、汚れが酷い場合は、新しいろ材を使用することをおすすめします。
- 立ち上げ期間:リセット後は、最低でも1週間~2週間は、生体の導入を避け、水質の安定化に努めましょう。水質検査キットを用いて、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の値を定期的にチェックすることが重要です。
稚魚飼育とサテライト水槽の活用
グッピーの繁殖を考慮すると、稚魚を親魚から隔離する必要があります。産卵箱は便利ですが、複数匹の親魚がいる場合、サテライト水槽がおすすめです。
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サテライト水槽のメリット
- 複数匹の稚魚を同時に飼育可能:産卵箱と異なり、複数の稚魚を分けて飼育できます。個体間の競争やストレスを軽減し、生存率を向上させます。
- 親魚からの隔離:親魚による捕食を防ぎ、稚魚の生存率を高めます。
- 水槽内のスペースを有効活用:メイン水槽に設置することで、スペースを有効活用できます。
サテライト水槽の選び方とおすすめ
サテライト水槽を選ぶ際には、水槽のサイズ、取り付けやすさ、安全性などを考慮しましょう。
- サイズ:稚魚のサイズや数に合わせて、適切なサイズを選びましょう。小さすぎると、稚魚がストレスを感じてしまう可能性があります。
- 取り付けやすさ:メイン水槽への取り付けが簡単で、安定した設置ができるものを選びましょう。
- 安全性:稚魚が脱走しないよう、しっかりとした蓋や構造のものを選びましょう。
おすすめのサテライト水槽は、各メーカーから様々な種類が発売されていますので、ペットショップなどで実際に見て、水槽のサイズやデザイン、取り付け方法などを確認して選ぶのが良いでしょう。
尾ぐされ病対策:根本原因の究明と予防
尾ぐされ病は、グッピーにとって深刻な病気です。リセットによって一時的に症状が改善しても、根本原因が解決されなければ再発する可能性があります。
尾ぐされ病の原因
尾ぐされ病は、水質悪化、ストレス、細菌感染などが原因で発症します。
- 水質悪化:アンモニア、亜硝酸塩などの有害物質の蓄積は、魚の免疫力を低下させ、細菌感染を招きます。
- ストレス:過密飼育、水質の変化、水槽内の喧嘩など、ストレスは魚の免疫力を低下させます。
- 細菌感染:カラムナリス菌などの細菌感染が、尾ぐされ病の直接的な原因となります。
尾ぐされ病の予防策
- 適切な水換え:定期的な水換えは、水質悪化を防ぎ、細菌の繁殖を抑えます。週に1回、水槽の水の30%程度を交換しましょう。
- 適切な飼育密度:過密飼育は、ストレスや水質悪化につながります。水槽のサイズに合わせた適切な数のグッピーを飼育しましょう。
- 水質管理:水質検査キットを使用して、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の値を定期的にチェックしましょう。異常値が見られた場合は、適切な処置を行いましょう。
- ストレス軽減:隠れ家となる流木や水草などを設置し、グッピーが落ち着いて過ごせる環境を整えましょう。
- 早期発見と治療:尾ぐされ病の初期症状に気づいたら、すぐに治療を開始しましょう。薬浴や適切な治療方法を獣医に相談しましょう。