水槽バックスクリーン導入ガイド:メリット・デメリットからDIY方法まで徹底解説

水槽のバックスクリーンの存在をさっき知りました(汗 立ち上げ中の水槽ですが、バックスクリーン(的なもの)を用意して行こうと思っています。 アドバイスをいただければと思います。 ①バックスクリーンについて バックスクリーンの目的はいろいろあるようですが、水槽の管理と合わせてこんなメリット・デメリットのようなものはありますでしょうか? ②用意するもの 用意できる物を考えた時に、アクリル板が仕事場にたくさんあるので、それを使おうかな…と思っています。 アクリル板自体に色がついているというのもあるのですが、バックスクリーンとして何かを用意する際に気をつけたよいことなどありますでしょうか? ③熱のこと 質問と少しずれてしまうのですが、水槽に耐熱遮熱目的というのでしょうか、そういった類のものを貼り付けている、立てかけているなどの工夫をされている方はいらっしゃいますでしょうか? 部屋の環境や水槽の置き場所や大きさで効果などはまったく違うと思いますが、感想など聞いてみたいです。 好みだよといった感じかもしれませんが、回答いただけるとありがたいです。 よろしくお願いいたします。

1.水槽バックスクリーンとは?メリット・デメリットを徹底解説

水槽バックスクリーンとは、水槽の背面に設置する装飾板のことです。単なる見た目だけでなく、水槽環境の改善にも役立ちます。 様々な素材、デザイン、色があり、水槽の雰囲気を大きく変える重要なアイテムです。

1-1 バックスクリーンのメリット

  • 水槽の美観向上:風景写真や自然な石組みのデザインなど、バックスクリーンによって水槽全体の景観が格段に向上します。魚や水草がより美しく映え、観賞価値を高めます。
  • 魚のストレス軽減:水槽の背面が真っ白な状態だと、魚は自分の影に驚いたり、ストレスを感じることがあります。バックスクリーンは、このストレスを軽減する効果が期待できます。特に臆病な魚種には有効です。
  • 隠れ家の提供:一部のバックスクリーンには、魚が隠れられるような凹凸やデザインが施されているものがあります。これは、特に縄張り意識の強い魚や、隠れ場所を好む魚にとって重要な要素です。
  • 水槽のメンテナンス性向上:一部のバックスクリーンは、掃除がしやすくなっているものもあります。汚れが目立ちにくく、お手入れの手間を軽減できます。
  • 光の反射軽減:水槽内の照明の反射を抑え、より自然な光の拡散を実現します。水槽内を観察しやすくなります。

1-2 バックスクリーンのデメリット

  • 設置の難易度:種類によっては、水槽にぴったりと設置するのが難しい場合があります。特に自作する場合、正確な寸法測定と加工が必要です。
  • 清掃の難しさ:バックスクリーンと水槽の間にゴミが溜まりやすく、清掃が困難になる場合があります。素材によっては、こまめな清掃が必要になります。
  • コスト:既製品のバックスクリーンは、種類やデザインによって価格が大きく異なります。高価な製品を選ぶと、水槽全体の予算に影響を与える可能性があります。
  • 素材の劣化:素材によっては、水質や紫外線によって劣化し、変色したり剥がれたりする可能性があります。耐久性の高い素材を選ぶことが重要です。

2.アクリル板を使ったバックスクリーンDIY

ご質問にあるように、アクリル板はバックスクリーンの自作に適した素材です。透明度が高く、加工が比較的容易なため、初心者でも挑戦しやすいでしょう。

2-1 アクリル板バックスクリーン作成の手順

  • サイズ測定:水槽の背面の寸法を正確に測ります。余裕を持たせてカットすることをおすすめします。
  • アクリル板のカット:アクリルカッターや金ノコギリなどを使って、正確にカットします。この際、保護メガネと手袋を着用して安全に作業しましょう。切断面はやすりで研磨して、怪我を防ぎます。
  • デザインの検討:アクリル板に直接絵を描いたり、シールを貼ったり、写真などを挟み込んだりと、様々なデザインが可能です。事前にデザインを決め、下書きをしてから作業に取り掛かりましょう。
  • 設置:カットしたアクリル板を水槽の背面に設置します。吸盤や両面テープなどで固定します。水槽のサイズやアクリル板の厚さによって、適切な固定方法を選択しましょう。

2-2 アクリル板を選ぶ際の注意点

  • 厚さ:水槽のサイズや水圧を考慮して、適切な厚さのアクリル板を選びましょう。薄すぎると変形したり、割れたりする可能性があります。
  • 材質:耐水性に優れたアクリル板を選びましょう。一般的なアクリル板であれば問題ありませんが、念のため確認しておきましょう。
  • 色:水槽全体の雰囲気に合う色を選びましょう。青や緑などの自然な色合いが人気です。ただし、色の濃さによっては、水槽内の照明が暗くなる可能性があるので注意が必要です。

2-3 その他素材

アクリル板以外にも、様々な素材のバックスクリーンがあります。

  • PVCシート:比較的安価で、様々なデザインがあります。ただし、耐久性はやや劣ります。
  • フィルム:手軽に貼ることができ、デザインのバリエーションも豊富です。ただし、剥がれやすい場合があります。
  • 木材:自然な雰囲気を演出できますが、防水処理をしっかり行う必要があります。

3.水槽の熱対策

水槽の水温上昇は、魚にとって大きなストレスとなります。特に夏場や直射日光が当たる場所に水槽を設置している場合は、熱対策が重要です。

3-1 熱対策の方法

  • 遮光カーテン:直射日光を遮断する効果があります。レースカーテンでも効果があります。
  • 冷却ファン:水槽の上部に設置し、空気を循環させることで水温上昇を抑えます。
  • 冷却マット:水槽の下に敷き、熱を逃がす効果があります。
  • 水槽クーラー:水温を自動で調整する装置です。高価ですが、最も効果的な熱対策です。
  • 水槽の位置変更:直射日光の当たらない場所に水槽を移動させるのも有効です。

3-2 専門家のアドバイス

熱帯魚専門店で相談してみるのも良いでしょう。水槽のサイズ、魚の種類、設置場所などを伝えれば、適切な熱対策方法をアドバイスしてもらえます。

4.まとめ

バックスクリーンの導入は、水槽の美観向上だけでなく、魚の飼育環境の改善にも繋がります。DIYに挑戦する場合は、安全に作業を行い、水槽のサイズや素材の特性を考慮して適切な選択を行いましょう。また、熱対策も忘れずに行い、魚たちが快適に過ごせる環境を整えてあげることが大切です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)